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【寝台特急北斗星】2レ 寝台特急 北斗星 乗車記 (札幌駅→上野駅)

2020年9月28日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

北斗星は2015年4月1日までは定期列車として毎日運行されていましたが4月2日以降は臨時列車となりました。

今回はそのダイヤ改正直前の2015年2月6~7日の定期夜行列車時代の「北斗星」の乗車記をお届けします。

出発は北海道の中心 札幌駅から

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夕方となり少し混雑し始めた札幌駅の行先案内板には「寝台特急 北斗星 上野」の文字が表示されていました。

千歳、函館、苫小牧など道内の行先が表示されている中で、1つだけ本州への行先が表示されているのは異彩を放っています。

もちろん当時ではこの行先が毎日表示されて、当たり前となっていましたが現在では見ることができません。

小樽方面より入線

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北斗星は手稲駅に接続している札幌運転所から回送されてきます。

回送となり札幌運転所に向かう785系とすれ違いながら北斗星が札幌駅に向かってきました。

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渡り線を渡って4番線に入線してきます。

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札幌駅を出発していた北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレスは基本的に札幌駅4番線からの出発でした。

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牽引機関車も含め全部で14両編成となる北斗星は、札幌駅のホームだとほぼピッタリな停車となっています。

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ここから上野駅まで1214.7㎞、約16時間、2レ列車での旅が始まります。

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札幌駅出発後、上野方面の先頭客車ではデッキから牽引するDD51の姿を見ることができました。

車内探索

食堂車 グランシャリオ

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机の上の照明をはじめかなり落ち着いた内装かなと思います。

食堂車でご飯を食べながら流れる景色を見るのはよかったです。

シャワールーム

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シャワールームのあるサンライズエクスプレスと比べるとかなりシンプルな感じです。

ルームキー

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北斗星の編成は

  • 1~6号車   :JR北海道札幌運転所所属
  • 7~11号車、電源車 :JR東日本尾久車両センター所属

の車両で運行されていました。

この中で6号車ロビー・ソロの部屋のみルームキーがシリンダ式でした。

一方で5号車のソロは暗証番号式(テンキー式)のルームキーです。

カギについているタグは革製で「HOKUTOSEI JR HOKKAIDO」と彫られていたようですが、長年使用されてきたためすり減っていました。

長年使われ続けていた雰囲気を感じます。

ロビーカー(半室)

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北斗星に連結されていたロビーカーです。

JR北海道所属編成では半室ロビーカーとなっており、車両の半分がソファーなどあるロビー、半分がソロの寝台となっていました。

ソファーに座りながら流れる景色を見るのも列車の旅という感じでとても好きでした。

函館駅に到着

札幌駅を出発して約4時間30分で最初の機関車の交換駅となる函館駅に到着しました。

函館駅の8番線に入線し切り離しの準備が始まります。

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札幌駅から重連で牽引してきたDD51は函館駅で切り離され、函館駅→青森駅までの津軽海峡線内はED79へ交換となります。

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DD51の重連の連結部です。

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函館運輸所所属を示す「函」のプレートと、重連での運用のため「重」のプレートが入れられています。

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DD51と北斗星の切り離しが完了しました。

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DD51の切り離しを行っている反対側ではすでにED79の連結が行われており、着いた時にはすでに終わっていました。

函館駅→青森駅まではこのED79による牽引となります。

牽引するED79 は青函トンネル内での連続勾配、高温多湿などの状況に対応できるように改造されていました。

この函館駅が本日最後の客取扱い駅となり、翌日の仙台まで客扱いは行いません。

青森駅に到着

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津軽海峡線を走り、青函トンネルを抜けホームに灯りのない青森駅に0時10分に到着しました。

青森駅では2度目の機関車の交換を行うための停車なので客扱いはありません。

青森→上野までをEF510が牽引となります。

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目が覚めるとすでに太陽が昇り始めており、雪景色の中、福島駅を過ぎた辺りを快調に走っていました。

食堂車 グランシャリオ

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食堂車 グランシャリオで朝食を食べました。

前回は和食を選んだので今回は洋食を選んでみました。

スクランブルエッグをはじめどれも美味しかったですが、私は特にパンが美味しかったです。

食堂車でのご飯は特に美味しく感じます。

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再び上野方面の先頭客車まで来ると今度はEF510との連結部を見ることができました。

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この時、担当していた機関車はEF510 512号機でした。

連結面からみる風景は見た目以上に早く感じます!

東北本線を南下

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写真は郡山を出発し宇都宮を目指しているときの風景です。

ここまでくると雪景色ではなくなりました。

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小山車両センターの横を通りすぎます。

ここまでくると見慣れたE231系などとすれ違いながら走ります。

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最後の停車駅 大宮に到着です。

ホームにいる人たちも物珍しそうに北斗星を見ていました。

大宮工場には185系の新塗装車や205系の異種編成がいたときでした。

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赤羽駅では回送の185系と並走し、最終的に追い抜きました。

現在では185系も東北・高崎線での定期運用もなくなってしまいました。

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尾久客車区(現:尾久車両センター)を横目に見ながら尾久駅を通過していきます。

遠目ですが、ブルートレインの客車とカシオペアの予備の電源車カヤ27形が止まっていました。

ここまで来ると終点の上野駅までラストスパートです。

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終点の上野駅の地上ホームへ向かいます。

終点 上野駅到着

上野駅地上ホームの13番線に到着です。

この日は予定より30分程度遅れての到着でした。

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先頭の機関車側に行ってみると大勢の方が写真を撮っていました。

機関車はすでにテールランプを点灯し、推進回送の準備となっていました。

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最後部の車両に推進運転・信号確認の乗務員が立ち、準備が整い次第出発となります。

出発準備が整い「あゝ上野駅」の発車メロディーが流れます。

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発車メロディーが鳴り終わると、上野駅から尾久客車区(現:尾久車両センター)へ向けて推進運転で出発していきました。

上野駅13番線ホーム

上野駅13番線ホームは北斗星、カシオペアが使用するホームでした。

そのためホーム上部、足元に乗車口案内が掲げられていました。

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北斗星の案内です。

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カシオペアの案内もありました。

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また13番線のホームの端にはカシオペア・北斗星の細かい編成案内まで掲示されていました。

最後に

今回は臨時化される前の定期列車時代の寝台特急「北斗星」札幌発上野行きの乗車記をお届けしました。

札幌駅に表示される遥か遠くの上野駅の表示から始まり、2回の牽引機関車の交換、食堂車での夕食・朝食など鉄道での移動がとても楽しく感じさせてくれる列車でした。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【寝台特急カシオペアの乗車記はこちら】

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