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【箱根登山鉄道】急勾配やスイッチバックが楽しめる山岳路線(箱根湯本→強羅) 

2020年10月11日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は箱根登山鉄道に乗って箱根湯本から強羅までの乗車記をお届けします。

箱根登山鉄道は東京から比較的近く、スイッチバックや急勾配など山岳路線を楽しむことができる鉄道です。

箱根登山鉄道とは

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小田原駅から強羅駅間を結ぶ鉄道で、特に箱根湯本駅から強羅駅間では粘着運転方式の鉄道では最急勾配となる80‰の勾配があります。

スイスのレーティッシュ鉄道と姉妹提携を結んでいるため、車両の名称に「ベル二ナ号」、「サン・モリッツ号」、「アレグラ号」のような名称がつけられています。

箱根登山鉄道の特徴

山岳鉄道ということもあり、箱根登山鉄道には特徴的な線路があります。

・80‰の急勾配

・スイッチバック

・急カーブ

80‰の急勾配

1,000m進む間に80mの高低差があるというもので、日本の粘着運転方式の鉄道の中では最急勾配となっています。

峠越えで有名なJR信越本線の碓氷峠の最急勾配区間でも66.7‰で、箱根登山鉄道の勾配はそれ以上ということになります。

乗っていると体が斜めになるのを感じます。

スイッチバック

急な坂を上る場合、斜面に対して進行方向を変えながらジグザグに登っていく方法になります。

箱根登山鉄道にはこのスイッチバックが3か所もあり、運転手と車掌が入れ替わる様子も見ることができます。

急カーブ

トンネルが作れず山に沿って線路を引く必要があったため、箱根登山鉄道では半径30mという急なカーブがあります。

最後尾から先頭車を見るとものカーブのすごさを見ることができます。


 

箱根登山鉄道 乗車記

箱根湯本駅 出発

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箱根湯本から乗車します。

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箱根登山鉄道の電車です。

今回乗ったのは箱根登山鉄道の中で一番新しい「アレグラ号」になります。

前面、側面の窓が大きく景色をよく見えるようになっています。

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アレグラ号には運転席の後ろに展望席があります。

今回はこの席からの景色になります。

早川橋梁

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塔ノ沢駅を出発して2つのトンネルを過ぎると、早川橋梁を通過します。

この鉄橋からの景色は見どころの一つです。また鉄橋に差し掛かると列車も速度を落としてくれます。

とはいえ、あっという間に過ぎ去るので見逃さないようにしましょう。

出山信号場(スイッチバック①)

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1回目のスイッチバックとなる出山信号場です。

左の線路が今まで登ってきた線路で、今登っている線路がこれから進んでいく線路になります。

ここは信号場のため乗客の取扱いはなく、運転手と車掌が入れ替わり、進行方向が変わります。

また、強羅方面から下ってきた箱根湯本行の電車との行き違いにも使われます。

大平台駅(スイッチバック②)

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大平台駅で2回目のスイッチバックを行います。

ここはスイッチバックの中で唯一、乗客の取扱いを行う駅になっています。

左が今登ってきた線路、右がこれから登っていく予定の線路なります。

(今乗っている電車は上の写真と同じ「アレグラ号」になります。窓ガラスが大きく前面、側面両方とも景色よく見ることができます。)

上大平台信号場(スイッチバック③)

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上大平台信号場で3回目のスイッチバックを行います。

左の線路が今まで登ってきた線路、今いる線路がこれから登っていく線路になります。

箱根登山鉄道の最古参となるモハ1形と行き違いを行いました。

このモハ1型は古い車両で非冷房車というのが特徴です!


 

台風19号からの復旧区間(宮ノ下~小涌谷)

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2019年10月12日に上陸した台風19号によって、箱根登山鉄道では土砂崩れや倒木、線路流出などがあり全線で運休していましたが、約9か月ぶりの2020年7月23日に全線復旧し運行が再開されました。

宮ノ下~小涌谷間の蛇骨陸橋ではまだまだ工事が行われている様子や、斜面をコンクリートで補強した様子を見ることができます。

終点 強羅駅

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登山鉄道ならではの様々な景色を見ながら終点の強羅駅に到着です。

強羅駅の駅舎は山小屋のようになっており、山の景色に似合っているように感じます。

関東の駅百選」に選ばれています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【「スーパーはこね」の乗車記はこちら】

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