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【乗車記】途中停車駅は1駅のみ 最速達とき311号乗車記(東京→新潟)

2023年3月17日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は2023 年3月17日ダイヤ改正前の東京と新潟を結ぶ上越新幹線の最速達列車「とき311号」の乗車記をお届けします。

とき311号とは

今回乗車した「とき311号」は1日1往復だけ運行される上越新幹線の下り最速達列車です。上り最速達列車は「とき312号」になります。

東京~新潟間の途中停車駅は大宮のただ1駅のみ、上越新幹線内はノンストップで走る列車です。

2023年3月17日まで「とき311号」はE2系1000番台で運行され1時間36分で結んでいました。3月18日のダイヤ改正からはE7系で運行され1時間29分(7分短縮)で結ぶことになります。

停車駅・時刻

「とき311号」新潟行きと「とき312号」東京行の出発・到着時刻と停車駅は以下の通りです。

停車駅とき311号とき312号
東京9:12発10:43着
大宮9:33着
9:34発
10:20着
10:21発
新潟10:48着(10:41着)9:05発(9:12発)
※()内は2023年3月18日からの時刻になります。

ダイヤ改正後は下り「とき311号」は新潟駅到着が7分繰り上げ、上り「とき312号」では新潟駅出発時刻が7分繰り下げになりました。

最速達「とき311号」乗車記

出発は東京駅から

北海道・東北・秋田・山形・上越・長野各方面の新幹線の始発となる東京駅。

今回は「とき311号」に東京駅から乗車します。東京駅の出発案内板を見ると停車駅は大宮駅と終点の新潟駅の2駅のみでした。

下に表示されている「とき313号」と比べて見る圧倒的に少ないことがわかります。

かつては大宮駅も通過していた「スーパーとき」と言われていた時代もあったそう。

2023年3月17日までは「とき311号」はE2系1000番台で運行でした。3月18日ダイヤ改正後はE7系での運行に変わります。

さて車内清掃が終わり早速乗車。車内放送では「途中停車駅は大宮駅のみでその他の駅には止まりません」と注意喚起の放送がされていました。間違って乗ってしまうと大変なことになってしまいます!

9:12、時刻通り「とき311号」は東京駅を出発。新潟までの333.9㎞の旅が始まります。

上野を通過

東京駅を出発後、山手線や京浜東北線と並走したのち地下区間へ。東京駅と大宮駅の間には、ほとんどの新幹線が停車する上野駅がありますがこの「とき311号」は上野駅を通過。

赤羽駅付近で特急「湘南」で使用されたE257系2000番台の回送列車を見ることができました。東北本線とは一度ここで分かれ次に会うのは大宮駅手前になります。

赤羽台トンネル通過直後に東京行き上りのE2系+E3系の列車とすれ違いました。上越新幹線内から撤退したE2系は今後東北新幹線へ活躍の場を移すことになります。

赤羽駅~北与野駅間では東北・上越新幹線に並行して埼京線が走るので写真のように埼京線とのすれ違い・追い越しを見ることができます。

ゆっくり走っているように感じますがこの区間の新幹線は130㎞/hで走るので、埼京線を軽々と追い抜いていきます。

荒川を渡り東京都から埼玉県へ。

最後の途中停車駅 大宮駅

9:33、最初で最後の途中停車駅である大宮駅に到着。この列車がホームに到着すると同時に隣のホームから東北新幹線「はやぶさ11号」が出発する姿がありました。

さて、この大宮駅からは続々と乗車客がありこれまで空席だった席が次々と埋まっていき、新潟までの需要の高さを感じます。

大宮駅ホームの出発案内板には1日1回しか見られない「この列車は新潟まで止まりません」の表示。大宮駅を出ると次の停車駅は約300㎞離れた終点の新潟駅になります。

大宮駅を出ると徐々に速度を上げ、新幹線らしい速度(240㎞/h)にまで加速。

2023年3月のダイヤ改正ではE7系に統一の上、最高速度も275㎞/hに引き上げられるのでもう少し景色が早く流れますね!

そして、大宮駅を出発してしばらく走ると東北新幹線とわかれ、上越新幹線は進路を日本海方面に向けて進んでいきます。

上越新幹線区間はノンストップ運転

上越新幹線に入り最初の通過駅 熊谷駅を通過。

通過線と副本線との間にある壁が特徴的な本庄早稲田駅を通過。

この構造はもともと存在した防音壁を残したうえで、その外側にホームのある副本線を敷設した都合で今のような姿になったそうです。

ほとんどの上越新幹線が停車する北関東を代表する 高崎駅も「とき311号」は高速で通過。

高崎を過ぎると上越新幹線は長野・金沢方面へ向かう北陸新幹線は左にカーブしながら分かれていきます。北陸新幹線の上り線の線路は徐々に高くなっていき上越新幹線を越えて長野方面へと伸びています。

ここまで来ると関東平野の辺縁という感じになり、上越新幹線はこの先上越国境の山越えのためトンネルが連続する区間が始まります。

早速最初のトンネルの榛名トンネル(15,350m)へ入ります。

榛名トンネルを抜けると吾妻川・吾妻線と交差します。左側車窓の方がよく吾妻川の景色が見えます・・・。

吾妻川を過ぎるとすぐに中山トンネル(14,857m)に入ります。

中山トンネルを抜けると群馬県最後の駅 上毛高原駅を通過。

この上毛高原駅で「とき311号」は東京駅を20分先に出発していた「とき309号」を追い抜きます。

別日撮影 上毛高原での追い越しの様子
別日撮影 上毛高原駅での「とき311号」追い越しの様子

「とき」が「とき」を抜く様子は1日でここだけ!この時は左側の車窓に注目です。2023年3月のダイヤ改正前ではE2系がE7系を追い抜くという姿を見ることができました。

上毛高原駅を過ぎると第2湯原トンネル・第1湯原トンネル・月夜野トンネル・大清水トンネルと約31㎞にわたって続くトンネル区間が始まります。それぞれトンネルがシェルターによってつながれているため、このような長大なトンネル区間ができました。

長く続いたトンネルを抜けると新潟県最初の駅であり上越新幹線でも主要な駅の越後湯沢駅を通過。

冬季ではこの大清水トンネルを東京方面から抜けると、一面雪の世界となる景色が日本の気候の面白さを感じさせてくれるところです。

塩沢トンネル(11,217m)を抜け景色がひらけてくると魚沼盆地の中を走ります。奥の山はおそらく八海山かと思われます。

浦佐駅を最高速度の240㎞/hで通過。新幹線の中では一番遅い速度ではありますが駅を通過する様子には迫力があります!

長かった山間部を抜け険しかった山々の姿ははるか遠くの景色となり、田園風景の広がる越後平野の中を走り抜けます。

新潟県内で新潟駅に次いで乗降者数の多い長岡駅を通過。長岡駅を通過する下り列車はこの「とき311号」だけでそれ以外の列車は全て停車します。

最後の通過駅 燕三条駅を通過。

燕三条駅手前より新潟駅での降車方法、特急「いなほ3号」への乗換案内の放送が始まりました。終点の新潟駅まであと少し。

終点 新潟駅に到着

10時48分、東京を出発して1時間36分で終点の新潟駅11番線に到着。

2023年3月のダイヤ改正後はこの新潟駅にE2系が定期列車で運行されることはありません。

到着後は右側、左画の順にドアが開きます。右側は通常の降車客が、左側からは在来線への乗り継ぎ(特に特急列車)へ使われます。

営業列車で左右のドアが開いている光景はなかなか見られるものではないでしょう。

今回のダイヤでは約10分の乗り換え時間で酒田行き 特急「いなほ3号」に接続するようになっていました。乗り換えホーム上には中間改札が設置されているので乗り換え時間に慌てることなく乗り継ぐことができます。

乗客の降車が確認できると乗ってきた「とき311号」は回送列車となり、新潟新幹線車両センターへ出発していきました。

最後に

今回は上越新幹線に1日1本だけ設定されている、途中停車駅が大宮駅しかない最速達型の「とき311号」の乗車記でした。

駅の案内掲示板に表示されている途中停車駅の少なさに始まり、上野・高崎・越後湯沢・長岡駅といった上越新幹線でも主要な駅を全て通過したうえ、上毛高原駅では先行する「とき号」の追い越しをするなど見どころ満載の列車です。

E7系に置き換えと最高速度が275㎞/hへ引き上げられると通過速度も早くなり景色が楽しくなりそうです。

ぜひ、機会があればこの速達型「とき311号」に乗車してみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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