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【乗車記】磐越西線を走る観光列車 SLばんえつ物語号の旅(新潟→会津若松) 時刻や料金・予約方法もあわせて紹介(2024年版)

2020年5月23日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は新津駅(新潟駅)~会津若松駅を結ぶ「SLばんえつ物語」の乗車記をお届けします。

乗車したのは2017年7月でしたので、現在とは始発・終着駅が異なります。

※新潟駅高架化のため、SLばんえつ物語号は2018年より始発駅が新潟駅から新津駅に変更になりました。

SLばんえつ物語とは?

(引用: © OpenStreetMap contributors)

SLばんえつ物語は、4月から11月までの土休日を中心に磐越西線の新津駅~会津若松駅間 111.0 kmを1日1往復運行される臨時列車です。

SLが単独で牽引する列車としては最長の7両編成(機関車を含め8両編成)かつ運行時間も片道3時間超えで最長です。

阿賀野川に沿って山の中を走るので四季折々の景色を楽しむことができます。

運転日(2024年)

「SLばんえつ物語号」は4月~11月の土日祝日を中心に1日1往復で運行されています。

現在発表されている運転日は以下の通り。

運転日(2024年)

  • 4/6,7,13,14,20,21,28,29
  • 5/4,5,11,12,18,19,25,26
  • 6/1,2,8,9,15,16,22,23,29,30
  • 7/6,7,13,14,20,21,27,28
  • 8/10,11,17,18,24,25,31
  • 9/1,7,8,14,15,21,22,28,29

詳しい運転日についてはJR東日本ホームページのってたのしい列車もあわせてご確認ください

運転時刻(2024年)

停車駅上り下り
新津10:03発18:43着
五泉10:20着
10:21発
18:27発
18:25着
咲花10:38着
10:39発
18:10発
18:09着
三川10:56着
10:57発
17:52発
17:51着
津川11:11着
11:28発
17:36発
17:21着
日出谷11:43着
11:45発
17:08発
17:07着
野沢12:18着
12:20発
16:37発
16:27着
山都12:42着
12:52発
16:06発
16:05着
喜多方13:08着
13:10発
15:51発
15:50着
塩川13:19着
13:21発
通過
会津若松13:36着15:27発

途中の津川駅では15分、山都駅では10分間給水・整備などの作業の為停車があり、ホームに降りて写真撮影の時間に最適です!

乗車料金・指定席・グリーン車

SLばんえつ物語号は全車指定席です。

運賃の他に指定席もしくはグリーン席料金が必要になります。

【運賃(大人の一例)】
・新津〜喜多方:1,690円
・新津〜会津若松:1,980円

SLばんえつ物語号は「快速列車」なので普通車指定席券を購入してあれば、青春18きっぷでも乗車可能です。
グリーン車はグリーン車指定席のため青春18きっぷでは乗車できません。

【普通車指定席・グリーン車指定席料金】

(例:新津~会津若松)

座席種別料金備考
普通車指定席530円全区間で同一
グリーン車指定席1700円区間により変動

グリーン車・普通車指定席料金は距離ごとに以下のようになります。

・普通車指定席:840円
・グリーン車指定席:150kmまで:2,000円、151km以上:3,000円

購入方法・予約方法

SLばんえつ物語号の指定席券は以下の場所で購入することができます。

・みどりの窓口
・指定席券売機
・えきねっと
・各旅行会社

特に7号車のグリーン車は全部で30席しかなく上に人気が高くすぐに満席になってしまいます。

えきねっとでの事前予約や窓口での10時打ちを利用するのが良いかもしれません。

SLばんえつ物語 乗車記

新潟駅から出発

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今回の旅の出発は新潟駅から。今では見られない新潟駅地上ホーム。

SLばんえつ物語号を牽引するC57 180号機。

現在では新潟駅高架化によるSLの乗り入れが困難とのことで新津駅発着へと変更となっています。

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SLに近寄ってみると強い熱気が感じられます。電車では感じられないもの!

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SLの反対側ではEF81 151号機の電気機関車が連結されていました。

新潟駅ではSLの方向転換ができないため、新津車両センターから電気機関車によって牽引され入線してきます。

出発準備が整い時刻通り新潟駅を出発。次の停車駅は新津駅です。

車内の様子

SLばんえつ物語号は7両編成で、普通車・グリーン車指定席の他、フリースペースや展望車が連結されています。

  • 1号車:オコジョ展望車両
  • 2・3・6号車:普通車指定席
  • 4号車:展望車
  • 5号車:売店・普通車指定席
  • 7号車:グリーン車(展望付き)

1号車:オコジョ展望車両

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1号車は展望室とフリースペースがある展望車両です。

子供が遊べるスペースや日付が入った記念撮影スポット等があります。

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1号車の展望室からは

  • 新津→会津若松(上り):C57の後姿
  • 会津若松→新津(下り):後面展望

を見ることができます。

SLの後ろ姿を見れる機会は少ないので貴重な光景!

2・3・6号車:普通車指定席

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SLばんえつ物語号の中で一番座席が多いタイプ。

赤いモケットが特徴的な4人掛けのボックス席が並びます。

座席表は以下の通り。

  • 窓側:A・D席
  • 通路側:B・C席

景色が見たいならばA・D席を指定しましょう。

4号車:展望車

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編成の真ん中 4号車は展望車です。

ソファー席と腰掛ける程度の椅子が窓側を向いて並びます。窓が大きいので景色がよく見える!

こちらもフリースペースなので、SLばんえつ物語号に乗車している方であれば、どなたでも利用することができます。

他には、郵便ポストや乗車記念スタンプが置いてあるのでどちらも忘れずにチェック!

5号車:売店・普通車指定席

5号車は普通車指定席の他、車内販売の売店があります。

販売していたものとして

  • お弁当
  • 飲み物
  • アルコール類
  • おつまみ
  • SLグッズ

等がありました。

乗車した際には、ぜひ一度足を運んでみてください。

7号車:グリーン車

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7号車は展望室があるグリーン車。

グリーン券を持つ人しか入れない特別車両です。

7号車の展望室からは

  • 新津→会津若松(上り):後面展望
  • 会津若松→新津(下り):C57の後ろ姿

を見ることができます。

このグリーン車は人気が高い上、座席数が全部で30席しかないので常に満席。

えきねっとの事前受付で申し込んでおくか、みどりの窓口で10時打ちをする以外確保はなかなか難しいです。

あとはえきねっとなどでこまめに空きがあるかの確認あるのみです。

阿賀野川に沿って走る

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新津駅を出発し磐越西線に入ると沿線は徐々に田園風景に変わります。

馬下駅を過ぎると左側より阿賀野川と合流。このまま阿賀野川に沿って深緑の山の中を走ります。

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川が蛇行して流れるので途中、何度も川を渡ります。

向こうに見える赤い橋も素敵です。

津川駅で15分間の停車

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新潟駅を出発して1時間30分、津川駅に到着。

津川駅ではこの先の山登りに備えて給水と整備のため15分間の停車。

津川駅のホームの端は線路と同じ高さになるので、蒸気機関車を地面から見る感じに!

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跨線橋から炭水車の整備の様子を見学。

水の補給と石炭のならしが行われます。

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SLを間近で見ることができます。かっこいい!

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SLの下部では石炭の燃えカスを捨てる作業まで見ることができます。

様々なところでSLが走っていますが、このような作業を営業中で見られるのは貴重!

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どうやら津川駅は「狐の嫁入り」で有名のよう。

山都駅で10分間の停車

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山都駅に到着。ここでもSLの点検のため10分間の停車。

ローカル線のホームに7両編成の列車が停車。

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山都駅を出発し山越えを終えると沿線の景色は一転、平野が見えてきました。

しばらくすると喜多方駅に到着。

ここまで来るとSLばんえつ物語号の旅も終わりが見えてきました。

終点 会津若松駅に到着

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新潟駅を出発し4時間5分。終点の会津若松駅に到着です。

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会津若松駅は頭端式ホームになっているのでSLを正面から撮ることができます。

この後客車は一度駅構内に留置、SLは方向転換と整備のため扇形機関庫に入り、下り新潟行きの準備に入りました。

最後に

今回は新潟駅から会津若松駅まで磐越西線を走る観光列車「SLばんえつ物語号」の乗車記をお届けしました。

SLに揺られながら、四季折々に変わる阿賀野川周辺の景色を楽しんでみてはいかがでしょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

【上越新幹線下り最速「とき311号」乗車記はこちら】

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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