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【青函トンネル記念館】海面下140mへの探検できる青函トンネルの工事跡地 青函トンネル記念館を詳しく紹介

2020年5月27日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

本州と北海道の間に広がる津軽海峡の下にトンネルを掘り鉄道で結ぶという鉄道史に残る大工事。

その結果、当時では最長のトンネルとなる「青函トンネル」が誕生しました。

 

現在では北海道新幹線が走り本州と北海道のアクセスが良くなり、東京から乗り換えなしで北海道に鉄道で行くことができるようになっています。

 

そんな大工事であった青函トンネル掘削の様子を知ることができる施設が北海道と本州側にそれぞれあります。

 

今回は本州側・青森県にある「青函トンネル記念館の様子をお届けします。

 

青函トンネル記念館とは?

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津軽半島の最北端、竜飛岬の近くにある「青函トンネル記念館」は青函トンネル工事跡地に建設された施設です。

施設内には掘削時の資料や模型が展示されている展示ホールと実際に青函トンネルへ降りて見学できる体験坑道があります。

 

体験坑道で使われる「竜飛斜坑線」はもともと青函トンネル建設時の物資や人員を運搬するために建設されたもので、現在でも観光だけでなく実際の作業用としても使われています。

 

青函トンネル記念館 施設情報

所在地

施設は青森県・津軽半島の先端竜飛岬の近くにあります。

青函トンネルの工事跡地ということもあって本当に本州の端っこです。

 

アクセス

【車利用】

  • 青森駅から約90分

 

【公共交通利用】

  • JR津軽線三厩駅から外ヶ浜町循環バス竜飛行き、青函トンネル記念館下車

2023年8月現在、津軽線は蟹田~三厩間は不通になっており、代行バスまたは「ワンタク」の利用になります。

 

青函トンネル記念館へは鉄道・バスを乗り継いでも行くことができますが、JR津軽線、代行バスの本数も少ないので自動車利用がオススメです!

 

 

料金

  • 記念館入館料  大人:400円、小人:200円
  • 体験坑道乗車券 大人:1,200円、小人:600円
  • 特別セット(記念館入館料+体験坑道乗車券) 大人:1,500円、小人:750円

青函トンネル記念館に来たら坑道見学がおすすめなので、セット券の購入がおすすめです

 

開館期間・開館時間

開館期間:4下旬~11月上旬(期間中は年中無休)

※冬季閉鎖期間あり

 

開館時間:8:40~17:00

 

駐車場

  • 普通車:178台
  • 大型車:10台
  • 身障者用駐車場:2台

 

竜飛斜坑線 時刻表

9:00~16:30(25分毎に運行)

※臨時運行便も含めます

 

竜飛斜坑線「記念館駅」時刻表はこちら(公式ホームページのリンクになります)

 


 

 

青函トンネル記念館

展示ホール

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展示ホールでは青函トンネル全体の構造や建設方法などを資料やモデルを用いた展示があります。

 

津軽海峡海底下の複雑な地層になっているようで、各地層のサンプルも手で触れるような展示も。

 

鉄道史に残る青函トンネル建設がどれだけ大変だったのか、またそれを解決するために使われた当時の技術についても詳しく説明がありました。

 

体験坑道を見学

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いよいよ青函トンネル記念館の特徴の一つ、海面下140mの体験坑道見学へ向かいます。

 

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竜飛斜坑はこの専用のケーブルカー「もぐら号」で降りていきます。

 

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ケーブルカーに乗車した「青函トンネル記念駅」には金属の大きく、頑丈そうな扉が。

 

トンネル・坑道内を吹き抜ける風を防ぐ目的だそうで、ケーブルカーに乗客が全員乗車してドアが閉まるとこの扉が開きます。

逆に地下から戻ってきたときは、この扉が閉まりきらないとケーブルカーの駅から出ることができません。

 


 

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ケーブルカーの車内はこんな感じ。まるで地下坑道に向かう作業員の気分になります。

 

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斜度14度、全長778mの斜坑を下ります。

ケーブルカーが通過すると先ほど開いていた金属の扉が閉まり上に見える明かりがなくなります。

 

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7分で地下の「体験坑道駅」に到着。

約20分間の坑道見学が始まります!

 

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地下坑道内では、青函トンネル工事で使われた道具や機械が展示され、また人形を使った当時の現場の様子も展示されていました。

また係員の方が各場所で詳しい説明もしてくれます。

 

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この銀色の扉の向こうには・・・・なんと青函トンネルの線路があるようです。

新幹線や貨物列車をじかに見ることはできませんが、扉の向こうには海峡線の線路があると思うとわくわくします。

 

北海道新幹線開業前は、竜飛海底駅として一部列車でホーム見学もできたようです。

 

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坑道の展示のないところはこのような感じで、いくらか手はくわえられていますが、岩盤を掘り進んだ雰囲気が感じられます。

床は染み出てくる海水でしょうか、常に濡れていました。


 

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あっという間に見学時間が終わり、帰りも同じように「もぐら号」で帰ります。

 

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この地下坑道駅にはこんな非常口の看板も・・・

地上まで遠すぎます!!

 

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ケーブルカーが地上に戻ってくると、ゆっくりと鉄の扉が閉まっていきます。

完全に閉まると、写真左にあるグレーの扉から外に出ることができます。

 

施設の周囲の景色

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山の斜面には青函トンネル建設の基地であったことを示す「青函トンネル本州基地竜飛」看板があります。

 

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施設の外にはトンネル工事で使われた掘削機のドリルの一部が置いてありました。

このドリルを何個も付けた掘削機で岩盤を掘り進んでいったとのことで、いかにトンネルで使われた掘削機が大きいか感じられます。

 

最後に

今回は青函トンネル建設基地の跡地に建てられた「青函トンネル記念館」をお届けしました。

鉄道史に残る大工事だった青函トンネルの建設風景や海面下140mの青函トンネルまで見学ができます。

 

青函トンネル記念館は本州の端っこにありアクセスはかなり大変かと思いますが、日本が誇る長大トンネルへ青函トンネル入口広場と合わせてぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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tomotabi

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