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【ひがし北海道フリーパス】 エリア内のJR線が4日間乗り放題のきっぷ(2024年度版)

2021年4月14日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回はJR北海道が発売するお得なきっぷ「ひがし北海道フリーパス」の情報をお届けします。

フリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席と指定席(回数制限有り)が4日間乗り放題のきっぷなので鉄道好きにはおすすめのきっぷです。

ひがし北海道フリーパスとは

道央~道東のフリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席、特急列車の普通車指定席が5回まで利用可能な4日間乗り放題のきっぷです。

ひがし北海道フリーパス概要

  • 発売期間:2024年4月1日〜2025年3月31日
    (有効期間の開始日は購入日当日もしくは翌日から)
  • 利用期間:2024年4月1日〜2025年4月4日(※2025年4月1日ご利用開始分まで)
    *4月27日〜5月6日、8月10日〜8月19日、12月28日〜2025年1月6日は利用できません
  • 発売箇所:新千歳空港駅の指定席券売機、話せる券売機限定
    (みどりの窓口での販売はなし)
  • 有効期間:4日間
  • 価格:大人:20,000円、子ども:10,500円
  • 25歳以下(12歳以上~25歳以下):16,300円

フリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席が乗り降り自由。
普通車指定席は5回まで利用可能
フリーエリア外に乗車する場合は、その区間に有効な乗車券類が別に必要。

フリーエリアはこちら

(引用:https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/freepass/)

札幌圏内と道東の拠点釧路・網走、最東端の根室周辺の道央~道東までの広大な区間がフリーエリアになります。

2024年度フリーきっぷの変更箇所は?

2023年度「ひがし北海道フリーパス」からの変更点としてはゴールデンウィークやお盆、年末年始といった繁忙期が使えなくなります。

  • 4月27日〜5月6日(ゴールデンウィーク)
  • 8月10日〜8月19日(お盆休み)
  • 12月28日〜2025年1月6日(年末年始)

これらの期間はフリーきっぷの使用できなくなります。

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フリーエリア内で乗ることができる特急(快速)列車一覧

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「ひがし北海道フリーパス」はフリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席に乗り放題!

さらに特急列車の普通車指定席なら5回まで追加料金なしで利用可能です。

別途、グリーン券を購入すれば指定席グリーン車も利用できます。

【フリーエリア内で乗ることができる特急・快速列車と乗車区間はこちら】

  • 札幌~旭川:特急「宗谷」
  • 札幌~旭川:特急「カムイ」、「ライラック」
  • 札幌~網走:特急「オホーツク」
  • 旭川~網走:特急「大雪」
  • 札幌~釧路:特急「おおぞら」
  • 札幌~帯広:特急「とかち」
  • 札幌~南千歳:特急「北斗」、「すずらん」
  • 札幌~富良野:臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」
  • 旭川~富良野:臨時特急「富良野・美瑛ノロッコ号」
  • 釧路~塘路:臨時「くしろ湿原ノロッコ号」

(*「SL冬の湿原号」の指定席は対象外)

300㎞以上の運行距離と4時間以上走り続ける特急「オホーツク」、「おおぞら」を含む、JR北海道が運行するほぼすべての特急列車に乗ることができます。

季節運行ですが札幌と富良野を結ぶ臨時「フラノラベンダーエクスプレス」や釧路湿原観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」にも乗ることができます。

フリーパスはどれだけお得なのか?

ここまででフリーエリア内の特急列車を含めた様々な列車に乗り放題とお伝えしてきました。

次にこの「ひがし北海道フリーパス」がどれだけお得なのか通常のきっぷと比較してみます。

大人:20,000円、子ども:10,500円、U25:16,300円

新千歳空港駅を始終着駅として、フリーエリア内の主要駅までの料金は以下の通り。

区間料金(往復)
新千歳空港~網走
(札幌経由、札幌~網走:特急指定席)
22,220円
新千歳空港~釧路
(南千歳経由、南千歳~釧路:特急指定席)
18,920円
新千歳空港~根室
(南千歳経由、南千歳~釧路:特急指定席)
22,880円
新千歳空港~帯広
(南千歳経由、南千歳~釧路:特急指定席)
12,760円
新千歳空港~旭川
(札幌経由、札幌~旭川:特急指定席)
13,020円
新千歳空港~富良野
(札幌・旭川経由、札幌~旭川:特急指定席)
14,440円

これだけ見ると新千歳空港~網走間を単純に往復するだけで2,220円、新千歳空港~釧路間だと1,180円損になります。

一方で、新千歳~帯広間の往復だけでは7,240円、新千歳~富良野間では770円の損になってしまいます。

さらにJR北海道ではお得なきっぷとして「自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)」、「指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)」なども発売しているので、それらとも比較してみます。

区間きっぷの種類座席の種類料金有効期間
札幌~網走Rきっぷ指定席17,500円6日間
札幌~北見Rきっぷ指定席15,140円6日間
札幌~旭川Sきっぷ自由席5,550円6日間
札幌~富良野ふらの・びえい
フリーきっぷ
自由席7,400円4日間

札幌~新千歳空港駅間の往復料金は2,300円なので、新千歳空港~網走間だと19,8000円となり「ひがし北海道フリーパス」の方が2,420円ほどお得になりますが、「Rきっぷ」では指定席が利用できるので指定席料金(往復:6,340円)を考えると「Rきっぷ」の方がお得です。

また新千歳空港~富良野間では9,700円、新千歳空港~旭川間では7,850円となり1万円を切ってきますので、札幌~新千歳空港間+「ふらの・びえいフリーきっぷ」または Sきっぷ併用した方がお得になります。

道東は札幌~釧路~網走~札幌と鉄道がつながっているので「ひがし北海道フリーパス」は往復利用よりも、途中下車して観光しながら道東をぐるっと1周する利用方法がおすすめです。

フリーきっぷのおすすめの使用方法は?

(引用:https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/freepass/)

「きた北海道フリーパス」と異なり「ひがし北海道フリーパス」では、札幌(新千歳空港)~釧路~網走~札幌と一筆書きのようにぐるっと1周する周遊プランを立てることができます。

道東には数多くの自然の観光地があるので、鉄道旅とあわせて訪れることがおすすめです。

参考までにフリーきっぷを使った旅行プランを考えてみました。

札幌→釧路回りとするか、札幌→網走回りとするかは旅行日数によるというのもポイントです。

プラン1(4泊5日)

  • 1日目:新千歳空港~南千歳(特急「おおぞら」)~釧路、釧路観光(釧路泊)
  • 2日目:釧路(快速「しれとこ摩周号」)~網走、網走観光(網走泊)
  • 3日目:網走~(特急「大雪」)~旭川~富良野、富良野観光(富良野泊)
  • 4日目:富良野~旭川~(特急「カムイ」・「ライラック」)~札幌~新千歳空港

  • 特急「おおぞら」の乗り換えは南千歳が便利
  • くしろ湿原ノロッコ号もおすすめですが、塘路から網走行の列車の接続が悪く網走着が17時頃になってしまうのが難点
  • 網走発の時間が早いと富良野・美瑛の観光時間が増える
  • 釧網本線や網走発の特急は本数が少ないので注意

プラン2(4泊5日)

  • 0日目:新千歳空港着(新千歳空港 または 札幌泊)
  • 1日目:札幌~(特急「オホーツク」)~網走、網走観光(網走泊)
  • 2日目:網走~(快速「しれとこ摩周」)~釧路、釧路観光(釧路泊)
  • 3日目:釧路~根室(根室観光)~釧路(特急「おおぞら」)~札幌(札幌泊)
  • 4日目:札幌~小樽(小樽観光)~新千歳空港
  • 特急「オホーツク1号」に乗るには札幌周辺に前泊が必要
  • 2日目釧路到着後、日にちによっては「くしろ湿原ノロッコ号」へ乗車できるかもしれません(運行予定確認必須)
  • 釧路~根室間は運行本数が少ないので注意

札幌→釧路回りと、札幌→網走周りでプランを立ててみました。

札幌→釧路回りだと新千歳空港駅の隣、南千歳駅で特急「おおぞら」に乗り換えができる上、特急の本数も1~2時間に1本程度あり本数が多く計画は立てやすいと思います。

一方、札幌→網走回りの場合では札幌駅周辺に前泊しないと特急「オホーツク1号」に乗ることができず、全体の計画が遅くなってしまうのが難点かと思います。

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「ひがし北海道フリーパス」を使った旅でおすすめしたい場所・列車

道東・道央エリアで乗り放題となるきっぷでおすすめしたい場所・列車を紹介です。ぜひ旅行プランに入れてみてください

釧路湿原

日本最大級の湿原でラムサール条約に指定、国立公園にも指定されています。

この釧路湿原の中を走る観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は雄大な自然を車内からゆっくり見ることができますし、途中の釧路湿原駅から歩いていくことができる「細岡展望台」はおすすめです。

日本最東端の有人駅「根室駅」

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根室本線の終点根室駅。日本最東端にある有人駅として知られていますが、釧路~根室間は運行本数も少なく、盲腸線区間になるのでなかなか行く機会は少ないのではないでしょうか。

「ひがし北海道フリーパス」ではフリーエリア内になりますので、日本最東端の地「納沙布岬」の観光とあわせておすすめです。

5時間越えの運行 特急「オホーツク」

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北海道には長時間・長距離を走る特急が走っていますが、その中でも上位になる特急「オホーツク」。

使用車両がキハ183系からキハ283系に変わり、所要時間が短くなったとはいえ札幌~網走間374.5㎞を5時間22分かけて走るのは圧巻です。

最後に

今回は道央・道東フリーエリア内の特急・普通列車(快速含む)の普通車自由席が4日間乗り放題のきっぷ「ひがし北海道フリーパス」の情報をお届けしました。

「きた北海道フリーパス」とは異なり、広大な道東をぐるっと1周できるとても便利なきっぷです。

使用期間も4日間ありますので、プランを密にして鉄道旅を楽しむもよし、少し余裕をもって観光を楽しむのもおすすめです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

きた北海道フリーパスの記事はこちら

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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