みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は2021年の秋で引退予定のE4系Maxに乗って、期間限定で営業となっているガーラ湯沢駅まで乗車してみました。
E4系は新幹線の中で唯一2階建ての新幹線となっており、2編成連結時の輸送人数は1,634人と高速鉄道の中で最多となっています。
E4系Max たにがわ乗車記
出発は東京駅から
東京駅21番線に今回乗車するMaxたにがわ403号ガーラ湯沢/越後湯沢行が入線してきました。
普段は8両×2編成の16両編成で東京~越後湯沢間を走っていますが、ガーラ湯沢駅が営業しているスキーシーズンは後ろ側1~8号車が越後湯沢止まり、前側9~16号車がガーラ湯沢止まりとなって運転されています。
全車2階建てのE4系は車高が非常に高いのでそれが16両ともなると迫力があります。まるで「壁」です。
さらに編成が長いこともあって、先頭車を撮ろうにもホームにかかってしまいます。
隣には8時20分発はやぶさ+こまち7号が停まっています。
E4系とE6系の並びが見れるのも2021年の秋ごろまでになります。
1階席はホームと同じ目線
E4系は2階席、1階席、平屋席と3タイプの席があります。
今回は1階席に乗車してみました。
1階席をホームから見るとこんな感じです。
座席に座ってみると目線はこのような感じになります。
目線はホームとほぼ同じ高さになります。
普通車指定席の座席は3-2席という新幹線の一般的な配列になっています。
1階席では座席部分が通路部分より一段高くなっています。また窓の位置が少し高めに設置されているように感じました。
車窓
先頭の16号車に乗っていたこともあり、入線時わりと早い速度となっているのでホームと同じ目線だと迫力あります。
Maxたにがわ403号は高崎駅で5分間の停車時間があったのホームに降りてみました。
高崎駅は直線状にある駅なので、先頭から最後尾の方までまっすぐ見ることができE4系の「壁」を感じます。
また、上下線の間に柱などの構造物がないので反対側からのホームではきれいに16両のE4系をとることができます。
さて、高崎を出ると徐々に山が近づいてきて、雪をかぶった山々も見えてきます。
新幹線は速度を上げ、高崎駅と上毛高原駅の間にある3つのトンネル(榛名トンネル:15,350m、中山トンネル:14,857m、黒岩トンネル:226m)へ突入します。
トンネルとトンネルの間にある上毛高原に到着。
上毛高原を通過する新幹線に乗るとあっという間に通り過ぎてしまいます。
上毛高原駅から新潟方面を見るとすぐにトンネルの入口が見えます。
上毛高原から越後湯沢間 32.3㎞の間には、関東地方と新潟の間にそびえる谷川連峰を貫いて建設された4つのトンネル(月夜野トンネル:7,295m、第一湯原トンネル:786m、第二湯原トンネル:703m、大清水トンネル:22,221)の計31㎞のトンネルを通過していきます。
それぞれのトンネル同士はシェルターでつながっているので、まるで一つのトンネルのように見えてしまいます。
越後湯沢到着
上毛高原駅を出発して13分約31㎞にわたる長大なトンネルを抜け越後湯沢駅に到着。
冬であれば「トンネルを抜けると一面真っ白」な景色と、トンネル入る前と一気に景色が変わるので毎回驚かされるばかりです。
この越後湯沢駅では3分の停車時間の間に越後湯沢止まりの車両とガーラ湯沢行きの車両の切り離しを行います。
この後、ポイントを直進すると上越新幹線の本線に戻りますが、今回は左の上越新幹線の支線に入ります。
終点ガーラ湯沢到着
越後湯沢駅を出発して3分で終点のガーラ湯沢到着。
ガーラ湯沢では多くのスキー利用者が降りていきました。
ここから先線路がないことを示す車止め。
12両停車位置目標も設置されているので、今後はE7系も乗り入れてくるのでしょう。
ガーラ湯沢は1面2線のシンプルな駅構造になっています。
E4系がガーラ湯沢に乗り入れるのも今年が最後。
ガーラ湯沢駅は臨時駅ですがとても大きな駅で、スキーのレンタル施設やリフト乗り場
も併設されています。
最後に
今回は期間限定で営業している臨時駅ガーラ湯沢駅まで2021年秋で引退となるE4系Maxの乗車記でした。
1階席は地面に近い分よりスピード感を感じることができ、またホームすれすれの目線となるため迫力ある景色を見ることができます。
E4系の16両編成は東京~新潟間ではすでに撤退しており、この長い編成を見ることができるのは東京~越後湯沢間もしくは東京~高崎間のみとなっております。
ガーラ湯沢駅に乗り入れているE4系を見ることができるのも駅が営業している2021年5月5日までとなります。
今秋で引退予定のE4系に乗ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。