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【2026年度版】ひがし北海道フリーパスとは?料金・購入方法から元を取る方法まで徹底解説

2021年4月14日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

JR北海道から、2026年度版の「ひがし北海道フリーパス」が発表されました。

新千歳空港から釧路・網走・根室まで、道央〜道東の特急・普通列車が4日間乗り放題になる、道東をぐるっと周遊する旅にぴったりのきっぷです。

この記事では、公式リリースをもとに「ひがし北海道フリーパス」の内容をわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • ✓ ひがし北海道フリーパスの内容と対象エリア
  • ✓ 発売期間・利用期間・料金
  • ✓ 元を取るための乗り方
  • ✓ 購入・利用時の注意点

【ひがし北海道フリーパスとは】

釧路駅に停車中の特急おおぞら(キハ261系)
釧路駅に停車中の特急「おおぞら」(キハ261系)

「ひがし北海道フリーパス」は、道央〜道東のフリーエリア内で、普通・快速列車の普通車自由席と、特急列車の普通車指定席の空席が連続する4日間乗り放題になるJR北海道のきっぷです。JR北海道が航空会社(Peach・FDA)とタイアップして発売しています。

  • Peach版とFDA版の2種類(JR券の内容・料金は同じ)
  • 特急の普通車指定席は5回まで予約でき、予約しなくても空席に座れる
  • 航空会社の1,000円分の利用券と、対象施設での割引などの特典が付く

2026年3月から、旭川方面の特急(カムイ・ライラック・宗谷・サロベツ・オホーツク)も全車指定席になりました。そのため2026年度版では、特急は「指定席を予約する(5回まで)」か「指定席の空席に座る」かのどちらかで乗ることになります。

道北エリアを旅するなら、姉妹きっぷの「きた北海道フリーパス」もあわせてご覧ください。

出典:JR北海道「FDAひがし/きた北海道フリーパス」今年も登場!(公式リリース)/JR北海道「Peachひがし・きた北海道フリーパス」を発売します!(公式リリース)/JR北海道 旭川方面の特急列車の全車指定席化について(公式リリース)/運賃・料金は駅探などで照合

【基本情報】

きっぷ名Peachひがし北海道フリーパス/FDAひがし北海道フリーパス
発売期間2026年4月1日〜2027年3月31日
利用期間2026年4月1日〜2027年4月4日(連続する4日間)
※利用開始は2027年4月1日まで
料金おとな20,810円/U25(25歳以下)16,950円
対象エリア道央〜道東(小樽・札幌・新千歳空港〜旭川・富良野・帯広・釧路・根室・網走)
購入場所新千歳空港駅の指定席券売機・話せる券売機のみ

発売期間・購入場所

購入できるのは新千歳空港駅の「指定席券売機」と「話せる券売機」だけです。みどりの窓口や、札幌駅などほかの駅では買えません。有効期間の開始日は、購入日の当日か翌日から選びます。

到着日は札幌に泊まり、翌日から使い始める場合は、購入日の新千歳空港→札幌の運賃(1,230円)が別に必要です。

U25は、話せる券売機でオペレーターを呼び出したときだけ購入でき、年齢を確認できる公的証明書(健康保険資格確認証・運転免許証など)の提示が必要です。

種別発売期間
Peach版2026年4月1日〜2027年3月31日
FDA版2026年4月1日〜2027年3月31日

JR券の内容と料金はどちらも同じで、違いは付いてくる1,000円分の利用券だけです。帰りにPeach便に乗るならPeach版、FDA便に乗るならFDA版を選ぶとよいでしょう。

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利用期間

2026年4月1日〜2027年4月4日(有効期間開始日から連続する4日間)
※利用開始日は2027年4月1日までです。

ただし、4月27日〜5月6日、8月10日〜19日、12月28日〜2027年1月6日は利用できません。GW・お盆・年末年始は使えないので注意してください。

料金

種別料金
おとな20,810円
U25
(25歳以下)
16,950円

こども料金の設定はなく、25歳以下の人は「U25」(16,950円)を購入します。

対象路線・利用条件

ひがし北海道フリーパスのフリーエリア(主な路線)
ひがし北海道フリーパスのフリーエリア(主な駅・路線を簡略化)
  • フリーエリアは、小樽・札幌・新千歳空港から、旭川・富良野・帯広・釧路・根室・網走までの道央〜道東。函館線(小樽〜旭川)、千歳線(札幌〜南千歳・新千歳空港)、室蘭線(岩見沢〜追分)、石勝線、根室線、富良野線、石北線、釧網線などが含まれます
  • 札沼線、宗谷線(旭川以北)、千歳線・室蘭線の苫小牧方面はフリーエリア外です
  • 普通・快速列車は普通車自由席が乗り降り自由
  • 特急は、普通車指定席を5回まで予約可能。予約しなくても普通車指定席の空席に座れます(その席の指定席券を持つ人が来たら譲る)
  • 指定席の予約は、JR北海道の主な駅(指定席券売機・話せる券売機を含む)でパス本券を提示して行います
  • フリーエリア外に乗る場合は、その区間の乗車券類が別に必要です

フリーエリア内で乗ることができる主な特急列車は、次のとおりです。

列車名エリア内で乗れる区間
ライラック・カムイ札幌〜旭川
宗谷札幌〜旭川
(旭川以北はエリア外)
オホーツク札幌〜網走
おおぞら札幌〜釧路
とかち札幌〜帯広
北斗・すずらん札幌〜南千歳
フラノラベンダー
エクスプレス(臨時)
札幌〜富良野

普通車指定席を利用。グリーン車に乗る場合、パスは乗車券部分のみ有効で、特急料金・グリーン料金が別に必要です。臨時特急もフリーエリア内の区間は利用できます。

【前年版からの変更点】

項目2025年度版2026年度版
料金
(おとな)
20,810円20,810円
(据え置き)
旭川方面の
特急
自由席あり全車指定席
(空席に着席 or 予約)
Peach版の
発売開始
2025年5月7日2026年4月1日

料金・利用期間・指定席の回数(5回)は前年と同じですが、旭川方面の特急が全車指定席になったため、特急の乗り方が「自由席」から「指定席の空席」に変わりました。

【元を取るには】

このきっぷは新千歳空港駅でしか買えないため、新千歳空港を起点に、通常のきっぷ(乗車券+指定席特急券)と比べてみます。

まずは参考に、札幌から主要駅へ単純に往復した場合の運賃・料金です。

区間通常運賃・料金(往復)パス(20,810円)との差
札幌⇔網走21,740円930円お得
札幌⇔釧路20,640円170円損
札幌⇔帯広16,240円4,570円損
札幌⇔旭川10,880円9,930円損

おとな。乗車券+普通車指定席特急券。

札幌からの単純往復で得になるのは網走くらいで、釧路・帯広・旭川は往復だけだと損になります。次の例のように、新千歳空港から直接向かったり、複数の都市を回ったりすると差が広がります。

例1|ひがし北海道フリーパス(20,810円)で新千歳空港⇔網走を往復

区間通常運賃・料金(往復)パス
新千歳空港⇔網走22,880円20,810円

おとな。片道11,440円(運賃8,270円+札幌〜網走の特急「オホーツク」指定席特急料金3,170円)×2。新千歳空港〜札幌は快速エアポート。

通常より2,070円お得になります。札幌発着の単純往復(21,740円)だと930円しか差がないので、新千歳空港から直接向かう人ほど有利です。

例2|ひがし北海道フリーパス(20,810円)で道東をぐるっと一周(3泊4日)

区間通常運賃・料金(片道)パス
新千歳空港→釧路
(おおぞら)
9,790円―
釧路→網走
(釧網線の普通)
4,400円―
網走→旭川
(オホーツク)
8,890円―
旭川→新千歳空港
(ライラック・カムイ)
6,340円―
合計29,420円20,810円

おとな。特急はすべて普通車指定席(指定席の予約は3回で、5回の範囲内)。区間ごとにきっぷを買った場合の運賃・料金。

通常より8,610円お得になります。

単純な往復では差が小さく、釧路・網走・旭川をつなぐように一筆書きで周遊する人ほど、元が取りやすいきっぷです。

【全車指定席化後の特急の乗り方】

2026年度版で特急に乗る方法は、次の2通りです。

乗り方方法注意点
指定席を
予約する
駅の指定席券売機・話せる券売機などでパス本券を提示して予約5回まで。6回目以降は別に料金が必要
空席に
座る
パス本券だけで普通車指定席の空席に着席指定席券を持つ人が来たら移動。混雑時は座れないことも

札幌〜網走(約5時間20分)や札幌・南千歳〜釧路のような長い区間、混みやすい札幌近郊は予約し、旭川〜網走や帯広〜釧路などの比較的空いている区間は空席に座る、という使い分けがおすすめです。

なお、網走〜旭川を走る特急はオホーツクの1日2往復だけです。周遊ルートを組むときは、オホーツクの時刻に合わせて計画しましょう。

【モデルプラン】

このきっぷは、新千歳空港から釧路・網走・旭川などを一筆書きのように回る旅に向いています。4日間で道東をぐるっと回るモデルプランを2つ紹介します。

モデルプラン1|釧路回りで道東を一周(3泊4日)

日程行程
1日目新千歳空港→南千歳→(特急「おおぞら」)→釧路。釧路観光(釧路泊)
2日目釧路→(釧網線)→網走。網走観光(網走泊)
3日目網走→(特急「オホーツク」)→旭川→(富良野線)→富良野。富良野観光(富良野泊)
4日目富良野→(富良野線)→旭川→(特急「ライラック」「カムイ」)→札幌→(快速エアポート)→新千歳空港
  • 指定席の予約は「おおぞら」「オホーツク」「ライラック・カムイ」の3回で、5回の範囲に収まります
  • 釧網線は本数が少ないので、2日目は釧路発の時刻を先に決めておきましょう
  • 網走〜旭川の特急は「オホーツク」の1日2往復だけなので、3日目は網走発の時刻に合わせて計画します

モデルプラン2|網走回りで道東を一周(3泊4日+前泊)

日程行程
0日目新千歳空港に到着。翌日開始でパスを購入し、札幌へ(札幌泊)
1日目札幌6:52発→(特急「オホーツク1号」)→網走。網走観光(網走泊)
2日目網走→(釧網線)→釧路。釧路湿原・釧路観光(釧路泊)
3日目釧路→(花咲線)→根室。根室駅・納沙布岬観光→釧路→(特急「おおぞら」)→札幌(札幌泊)
4日目札幌→小樽。小樽観光→(快速エアポート)→新千歳空港
  • 0日目の新千歳空港→札幌の運賃(1,230円)は別に必要です
  • 「オホーツク1号」は札幌6:52発と朝が早いので、札幌周辺での前泊がおすすめです
  • 花咲線(釧路〜根室)は本数が少ないため、3日目は根室での滞在時間と、釧路から乗る「おおぞら」の時刻を事前に確認しましょう
  • 指定席の予約は「オホーツク」「おおぞら」の2回で、5回の範囲に収まります

【エリア内のおすすめ列車・スポット】

道東には、釧路湿原、知床、阿寒湖・摩周湖・網走湖、根室など自然の観光地が点在しています。フリーパスでの鉄道旅とあわせて訪れるのがおすすめです。

5時間超えの大移動|特急「オホーツク」

網走駅に停車中の特急オホーツク(キハ183系)
網走駅に停車中の特急「オホーツク」(キハ183系で運転していた頃)

札幌〜網走の374.5kmを約5時間20分かけて走る、JR北海道を代表する長距離特急です。現在はキハ283系で運転されています。フリーパスなら指定席の予約1回で乗り通せるので、使わない手はありません。

日本最東端の駅|根室駅

根室駅の駅舎と花咲線の案内板
根室駅の駅舎。花咲線の路線図が描かれた案内板が目印です

2025年3月に東根室駅が廃止され、根室本線(花咲線)の終点・根室駅が日本最東端の駅になりました。本数が少なく訪れにくい区間ですが、ここもフリーエリア内です。納沙布岬の観光とあわせて訪れてみてください(根室駅の記事)。

釧路湿原|釧網線の車窓

細岡展望台から見た釧路湿原
細岡展望台から見た釧路湿原。蛇行する釧路川も見渡せます

釧路〜網走の釧網線は、釧路湿原や摩周・川湯温泉、オホーツク海沿いを通る景色のよい路線です。途中の釧路湿原駅から歩いて行ける「細岡展望台」は、湿原を見渡せる絶景スポットです。なお、観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」は2026年10月4日で定期運転を終え、10月9日・10日のラストランをもって37年の歴史に幕を下ろしました(ノロッコ号の乗車記)。

【注意事項】

⚠️ 購入・利用前に確認したいこと
  • 購入できるのは新千歳空港駅の指定席券売機・話せる券売機だけ(みどりの窓口・ほかの駅では買えない)
  • 有効期間の開始日は購入日の当日か翌日のみ。翌日開始にした場合、購入日の新千歳空港→札幌(1,230円)は別払い
  • 4月27日〜5月6日、8月10日〜19日、12月28日〜2027年1月6日は利用できない
  • 指定席の予約は5回まで。予約なしで座った席は、指定席券を持つ人が来たら譲る
  • 釧網線(釧路〜網走)・花咲線(釧路〜根室)は本数が少ないので、事前に時刻を確認する
  • グリーン車に乗る場合、パスは乗車券部分のみ有効(特急料金・グリーン料金が別に必要)
  • U25は話せる券売機(オペレーター対応)でのみ購入でき、年齢確認書類が必要
  • Peach・FDAの利用券は購入日を含む7日間有効で、Peachは新千歳空港発の機内のみ、FDAは搭乗券の提示が必要
  • SL冬の湿原号は、パスは運賃部分のみ有効で、指定席料金が別に必要(指定席5回の対象外)

【まとめ】

「ひがし北海道フリーパス」2026年度版は、おとな20,810円で道央〜道東の特急・普通列車が4日間乗り放題になるきっぷです。旭川方面の特急も全車指定席になりましたが、指定席は5回まで予約でき、予約しなくても空席には座れます。

単純な往復ではお得感は小さいものの、新千歳空港から釧路・網走・旭川をぐるっと回れば8,000円以上お得になります。飛行機で新千歳空港に着いたら、そのまま道東一周の旅に出てみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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