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【特急つがる】1日3往復 本州最北 秋田と青森を結ぶ特急(青森→秋田)

2023年4月30日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は奥羽本線 秋田~青森間で1日3往復運行されている本州最北の地を走る特急「つがる」の乗車記をお届けします。

交流区間専用の特急車両E751系はここでしか乗れませんよ!

特急つがるとは

特急「つがる」はJR東日本が運行する特急列車で、奥羽本線経由で1日3往復 秋田駅と青森駅間の185.8 kmで運行されています。

この特急「つがる」で使用しているE751系は、2000年に盛岡駅と青森駅間の特急「スーパーはつかり」として運行を開始し、東北新幹線が新青森駅まで延伸と同時に東北本線での運行を終了。
一時運用を離脱していましたが、6両から4両へ短縮したうえで秋田駅と青森駅間の特急「つがる」として再度使用されることになりました。

あとで紹介するように、もともとは東北新幹線からの連絡特急ということもあり半室グリーン車も連結されています。

E653系と顔が似ていますが、E751系は交流区間制用の車両として作成されたため形式が異なっています。

2024年3月16日のダイヤ改正より「スーパーつがる」が1往復設定。それに伴い列車号数も変更されました・

特急「つがる」の停車駅・時刻

特急「つがる」の停車駅・時刻は以下の通りです。(2024年4月時点)

2024年3月16日のダイヤ改正より速達タイプの「スーパーつがる」が誕生!。
最近のJRの流れで特急列車の名称から「スーパー」の名がなくなっていた中での復活となりました。

停車駅(下り)つがる41号スーパーつがる1号つがる43号
秋田8:39発12:49発15:52発
八郎潟9:01着
9:01発
16:14着
16:15発
森岳9:15着
9:16発
16:29着
16:30発
東能代9:25着
9:26発
13:31着
13:32発
16:39着
16:40発
二ツ井9:39着
9:39発
16:53着
16:54発
鷹ノ巣9:49着
9:50発
13:54着
13:54発
17:04着
17:05発
大舘10:04着
10:06発
14:09着
14:10発
17:22着
17:23発
碇ヶ関10:23着
10:24発
17:41着
17:42発
大鰐温泉10:31着
10:32発
14:34着
14:34発
17:50着
17:51発
弘前10:41着
10:43発
14:44着
14:46発
18:01着
18:03発
浪岡10:55着
10:56発
18:15着
18:15発
東青森11:10着
11:12発
15:12着
15:14発
18:30着
18:32発
青森11:18着15:20着18:38着
停車駅(上り)つがる42号スーパーつがる2号つがる44号
青森9:04発12:40発15:56発
新青森9:09着
9:11発
12:45着
12:47発
16:01着
16:33発
浪岡9:26着
9:26発
16:18着
16:18発
弘前9:38着
9:40発
13:13着
13:15発
16:30着
16:32発
大鰐温泉9:50着
9:50発
13:24着
13:25発
16:42着
16:43発
碇ケ関9:58着
9:58発
16:51着
16:51発
大館10:16着
10:17発
13:49着
13:50発
17:09着
17:10発
鷹ノ巣10:32着
10:32発
14:05着
14:05発
17:27着
17:28発
二ツ井10:42着
10:43発
17:38着
17:38発
東能代10:56着
10:56発
14:27着
14:28発
17:51着
17:52発
森岳11:06着
11:06発
18:02着
18:02発
八郎潟11:20着
11:21発
18:16着
18:17発
秋田11:45着15:12着18:41着

特急 つがる号の座席

特急「つがる号」は普通席とグリーン席があります。

列車は秋田方面より1号車・2号車・3号車・4号車の4両編成です。グリーン席、指定席、自由席は以下の通り。

  • 1号車半室:グリーン車
  • 1号車半室・2号車:普通車指定席
  • 3・4号車:普通車自由席
特急 つがる号 普通席

普通席は2-2席の横4列で配置されています。座り心地はやや硬めでした。

グリーン席は1号車に16席(10番~13番)だけ備わっています。

2-2席の横4列の配置と普通席と同じ配置になりますが、座面厚みなどは見た感じ普通席よりも厚くなっています。座り心地はよさそうですね!

足元にはフットレストも設置してあるのが見えます。

えきねっとトクだ値・お先にトクだ値でお得に利用

特急「つがる」ではえきねっとトクだ値・お先にトクだ値の対象となる特急列車です。

予定があらかじめ決まっている場合には、乗車券と指定席特急券がセットになった割引券の購入もおすすめです。

  • えきねっとトクだ値(通年):乗車券と指定席特急券のセットが20% OFF
  • お先にトクだ値(※期間限定):乗車券と指定席特急券のセットが40% OFF

それぞれの割引券の購入には発売期間がありますので注意が必要です。

  • えきねっとトクだ値:乗車日1か月前の午前10時から乗車日当日の午前1時50分まで
  • お先にトクだ値:乗車日1か月前の午前10時から乗車日13日前の午前1時50分まで

また、それぞれの「トクだ値きっぷ」の発売座席数にも限りがありますのでご注意ください。

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特急「つがる4号」乗車記(青森→秋田)

青森駅から出発

今回乗車する特急「つがる 4号」は青森駅 3番線から出発します。

この列車は朝、特急「つがる 1号」で秋田駅から青森駅までやってきて約1時間20分ほどの停車した後、再び秋田駅行きとなる運用です。

長時間停車しているので早めに駅に来ればじっくり写真撮影することができます。

かつては本州と北海道を結ぶ拠点として繁栄していた青森駅。上野・東京・大阪・函館方面よりこの青森駅を目指し長距離を走ってきた列車が一同に会する場所でした。

その名残はまだホームに点在しているので探してみるのもいいかもしれません。

遅れていた八戸駅方面からの青い森鉄道を待って、14分遅れの12時55分青森駅を出発。

青森駅での指定席車両への乗客はそこまで多くないですが、予約状況だとほぼ満席になっていたのでおそらくこの先の駅から大勢の乗車があるのでしょう。

新幹線との接続 新青森駅

13時00分、東北新幹線との接続駅である新青森駅に到着。

新幹線からの乗り継ぎ利用が多いようで乗っていた車両のほとんどの座席が埋まってしまいました。

青森駅~新青森駅間では乗車券(青春18きっぷ)のみで特急の自由席を利用できる特例区間に指定されています。指定席・グリーン席は利用できません。

新青森駅を出ると「ひたちチャイム」とともに停車駅案内がありました。

浪岡駅を過ぎると沿線からは住宅が消え、進行方向右側には広大な田園風景と山頂に雪をかぶった岩木山の姿を見ることができます。

弘前駅に到着

13時28分、約10分遅れで弘前駅に到着。

弘前駅を始発・終着にする列車が設定される他、五能線の全列車が当駅発着で運行や弘南鉄道 弘南線の起点となるなど交通の要衝となる駅です。

ダイヤ上では乗務員交代の為 2分間の停車時間が設けられていましたが、始発駅からの遅れがあったため乗降終了後直ちに出発しますとアナウンスがありました。

隣には弘南鉄道の車両が停まっていました。

13時40分、約10分遅れで大鰐温泉駅に到着。その名の通り「大鰐温泉」の最寄り駅です。

大鰐温泉駅の隣には弘南鉄道 大鰐線の大鰐駅もありますが、その構内には1926年(大正15年)製の電気機関車 ED22 1と1929年製造の除雪用ラッセル車のキ100形(キ104)の姿を見ることができました。どちらも製造から約100年程度経過していますが今なお現役で活躍している車両です。

青森県を抜け秋田県へ

13時41分、特急「つがる」号の青森県内最後の停車駅 碇ヶ関駅に到着。

津軽湯の沢駅と陣馬駅の間には矢立峠があり、奥羽本線はここを全長 3,180mの矢立トンネルでこの峠を越えていきます。トンネル内に青森県と秋田県の県境があります。

14時05分、青森県に入って最初の停車駅 大舘駅に到着。大舘駅では2023年秋に完成予定の新駅舎の工事の真っ最中でした。

花輪線と立体交差

大舘駅からは大舘駅と盛岡駅までを結ぶローカル線 花輪線に乗り換えることができます。花輪線の本数がかなり少ないので乗り継ぐ際には時刻の確認が必須です。

大舘駅の隣、下川沿駅で対向の青森行き 特急「つがる3号」との行き違いの為運転停車。

奥羽本線は単線区間が多く、途中駅で列車の行き違いが行われます。

14時22分、約8分遅れで鷹ノ巣駅に到着。ここでは秋田県の内陸部を経由して角館駅とを結ぶ秋田内陸縦貫鉄道との乗り換え駅です。

この時は1日1往復運行されている急行「もりより3号」がホームに停まっていました。

14時46分、6分遅れで東能代駅に到着。

東能代駅からは日本海側を走り、深浦・五所川原などを通るローカル線 五能線の起点駅です。

東能代駅を出ると進行方向右側に五能線が別れていきます。

鷹ノ巣駅辺りまでは沿線に雪がかなり積もっていましたが、この辺りではすでに雪が解け、地面が見えている状態に。鉄道の旅をしていると、このような景色の変化も楽しめるのでいいですね!

列車は東能代駅を出ると進路を南へ。田園地帯の直線区間を走るようになり速度を上げて快走。

15時10分、7分遅れで最後の途中停車駅 八郎潟駅に到着。

追分駅手前で進行方向右側より男鹿線と、土崎駅では秋田港からの秋田港線と合流。

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土崎駅を通過後、進行方向右側にある秋田総合車両センター横を通過。

手前には五能線や男鹿線で使用されていたキハ40形が5両 連結され停められていました。

終点 秋田駅到着

15時34分、青森駅を出発して2時間39分、定刻より約7分遅れで終点の秋田駅に到着。

乗ってきた電車は折り返し15時52分発青森行き  特急「つがる 5号」として、来た道を折り返していきます。

最後に

今回は本州 最北の地を走る特急「つがる」の乗車記をお届けしました。

今回は普通車指定席を利用しましたが、新幹線連絡特急としての名残で1号車には半室グリーン車も連結されています。気になる方はこちらも是非利用してみるのもありです。

ぜひ青森、秋田県の観光に利用してみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

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