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【乗車記】小海線|JR線最高地点を走る高原列車で行く小淵沢→小諸

2021年8月29日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は山梨県の小淵沢駅から長野県の小諸駅までを結ぶローカル線・小海線の乗車記をお届けします。

小海線はJR線の中で最も標高の高い地点(1,375m)を走る路線として知られ、JRの駅の標高トップ10のうち多くをこの1路線が占めるという、高原ならではの車窓が魅力です。

この記事では、

  • 小海線の基本情報(運転区間・時刻表・運賃・使用車両)
  • 観光列車「HIGH RAIL 1375」との違い・予約のコツ
  • 小淵沢駅から小諸駅までの乗車レポートと区間別の車窓の見どころ

を詳しくお届けします。ぜひ最後までご覧ください。

【小海線とは】JR線最高地点を走る「八ヶ岳高原線」

小海線は、山梨県の小淵沢駅(中央本線接続)と長野県の小諸駅(しなの鉄道接続)を結ぶ、営業キロ78.9kmのJR東日本のローカル線です。「八ヶ岳高原線」の愛称でも親しまれています。

最大の特徴は、JR線の中で最も標高の高い地点(野辺山駅~清里駅間・標高1,375m)を走ることです。JRの駅の中で標高が高い駅トップ10のうち、そのほとんどがこの小海線に集中しており、中でも野辺山駅は標高1,345mでJRの駅としては日本一の高さになります。

車窓からは八ヶ岳の裾野に広がる高原風景、千曲川に沿う渓谷、佐久盆地の田園風景まで、変化に富んだ景色を楽しむことができます。

【運転区間・時刻表・運賃】小海線の基本情報

使用車両

普通列車にはキハ110系気動車が使用され、基本的に2両編成で運行されています。

セミクロスシート主体の車内で、ロングシート部分とボックスシートが混在する構成です。

ワンマン運転を行う区間もあるため、乗車・降車の扱いは駅や列車によって異なります。

運行区間・時刻表|小淵沢~小諸の所要時間

小淵沢~小諸間を直通する普通列車は1日数本程度で、多くの列車は途中の小海駅(車両基地併設)を境に運転系統が分かれています。

そのため小淵沢~野辺山間や小海~小諸間は比較的本数が多い一方、野辺山~小海間はローカル色の強いダイヤになっています。

通しで乗車した場合の所要時間はおおよそ2時間強が目安です。

運賃|主要区間の運賃

区間運賃
小淵沢~小諸1,600円
小淵沢~佐久平1,410円
小淵沢〜野辺山530円

IC乗車券について:小淵沢駅~野辺山駅間は「東京近郊区間」に含まれ、小淵沢・清里・野辺山の3駅ではSuicaなど交通系ICカードの一部サービスが利用可能です。

ただし野辺山~小諸間はICエリア外となるため、この区間をまたいで利用する場合はきっぷの購入が必要です。

小淵沢~小諸間を1日で往復するような行程であれば、「信州ワンデーパス」など沿線のフリーきっぷを使うと通常運賃より割安になるケースもあります。青春18きっぷのシーズンであれば、こちらを使って乗車することも可能です。

観光列車|HIGH RAIL 1375との違い

小海線には、2017年7月にデビューした観光列車「HIGH RAIL 1375」も運行されています。「天空にいちばん近い列車」をコンセプトに、四季の星座をあしらったシートや、天文関連書籍を楽しめる「ギャラリーHIGH RAIL」を備えた専用車両で運行される快速列車です。

主に土休日を中心に、「HIGH RAIL 1号」「HIGH RAIL 2号」「HIGH RAIL 星空」の3本が設定されており、「HIGH RAIL 星空」では野辺山駅停車中に星空案内人による星空観察会が行われるのも大きな魅力です。

全車指定席のため、乗車券に加えて指定席券が必要になります。運転日・時刻は季節によって変更されるため、公式サイトの運行カレンダーで確認するのがおすすめです。

普通列車でのんびり乗り通すか、HIGH RAIL 1375で特別な車窓体験を楽しむか・・・小海線は目的に合わせて2つの楽しみ方ができる路線です。

小海線沿線には日帰りでは惜しいスポットも多いので、前後泊を組み合わせたプランもおすすめです。

【座席・車内設備】普通列車とHIGH RAIL 1375を比較

普通列車|キハ110系の座席・設備

普通列車で使用されるキハ110系は、セミクロスシート主体の車内構成で、ロングシート部分とボックスシートが混在しています。トイレは編成内に設置されており、長時間の乗車でも安心です。

HIGH RAIL 1375|星座シートと展望空間

観光列車「HIGH RAIL 1375」の車内は、1号車にペアシートとBOXシート・物販カウンターを、2号車にリクライニングシートと「ギャラリーHIGH RAIL」を配置した構成になっています。座席には四季の星座があしらわれ、窓向きに座って車窓を楽しめる席も用意されているなど、普通列車とは大きく異なる特別な設備が魅力です。

乗車記|小淵沢駅から小諸駅へ

小淵沢駅|中央本線からの乗り換え

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今回の旅の始まりは、中央本線と小海線が接続する小淵沢駅です。

中央本線のホームから連絡階段を使って小海線のホームへ移動できるため、新宿方面から特急「あずさ」などで訪れる場合もスムーズに乗り換えができます。

小淵沢始発小諸行きの普通列車に乗車します。列車はキハ110系の2両編成で運行されていました。

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小海線の駅名標は、山並みと星空をイメージしたデザインが採用されており、他線区とは一味違う沿線の雰囲気を感じさせてくれます。

小淵沢~野辺山|八ヶ岳を望む上り勾配区間

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小淵沢を出発すると、小海線はしばらく中央本線と並走したのち、右へ大きくカーブしながら勾配を上っていきます。

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八ヶ岳東麓の森の中を進み、甲斐小泉、甲斐大泉と停車。甲斐大泉~清里間では、木々の合間から八ヶ岳の稜線を望むことができます。

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避暑地・スキー場として知られる清里駅は標高1,275mで、JRの駅の中では第2位の標高です。

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清里を出るとエンジン音を唸らせながらさらに上り勾配を進み、小淵沢から34分、日本一標高の高い駅・野辺山駅(標高1,345m)へと到達します。小淵沢駅からおよそ500mも登ってきたことになります。

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JR鉄道最高地点|徒歩で行く標高1,375mの踏切

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野辺山駅から徒歩約30分(約2.3km)の場所に、JR線で最も標高の高い地点である「JR鉄道最高地点」があります。

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線路沿いの道を歩いていくと畑が広がり、奥には八ヶ岳を望む景色が続きます。

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到着すると「JR鉄道最高地点」の大きな碑が立っており、実際にこの踏切の標高が1,375mになります。

小海線でかつて活躍したC56形蒸気機関車の動輪も、色が塗りなおされきれいな状態で保存・展示されていました。

近くには「レストラン 最高地点」があり、手打ちそばを味わうこともできるので、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。

f:id:tomotabitrip:20210826221818j:plainこの後は野辺山駅に戻り、引き続き小海線に乗車します。

野辺山~小海|千曲川に沿う高原区間

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野辺山駅を出発すると、小海線は千曲川に沿って走るようになります。

左右に蛇行する千曲川を何度も渡りながら進むこの区間は、小淵沢~野辺山間とは異なり乗客も減り、静かなローカル線らしい雰囲気に変わります。

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野辺山から約40分、車両基地が併設された運行拠点の一つ・小海駅に到着します。当駅始発・終着の列車も設定されており、比較的多くの乗降がありました。

小海~小諸|佐久盆地を抜けて終点へ

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羽黒下駅を過ぎたあたりから景色はどんどん平坦になり、佐久盆地に入っていきます。

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中込駅付近でここまで並走してきた千曲川と別れ、佐久平駅の手前では高架を駆け上がって北陸新幹線と立体交差します。

新幹線接続駅ということもあり、佐久平駅では多くの乗降客がありました。

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佐久平を出ると再び地平の線路に戻り、広がる田んぼと遠くの山並みが見どころになります。

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乙女駅の手前でしなの鉄道(旧信越本線)の線路と合流し、乙女駅・東小諸駅という無人駅を経て、終点の小諸駅に到着します。

小諸駅|終点でしなの鉄道に接続

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野辺山駅を出発して1時間37分、始発の小淵沢駅からは2時間12分で終点の小諸駅に到着しました。小諸駅ではしなの鉄道への乗り換えが可能です。

長野方面、軽井沢方面へそれぞれ向かうことができます。

【宿泊との組み合わせ】小海線沿線でおすすめのエリア

小海線は本数が限られる区間もあるため、日帰りで詰め込みすぎず、沿線に1泊してゆっくり楽しむプランもおすすめです。

清里・野辺山エリアは避暑地としての歴史も長く、高原リゾートホテルやペンションが充実しています。JR鉄道最高地点や清泉寮など、駅から少し足を延ばしたスポット巡りとも相性が良いエリアです。

小諸エリアは、小諸城址「懐古園」など城下町の風情を楽しめるほか、しなの鉄道や北陸新幹線(佐久平駅経由)へのアクセスも良く、翌日の行程を組みやすい拠点になります。

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【まとめ】高原列車で味わう小海線の旅

今回は、山梨県の小淵沢と長野県の小諸を結ぶローカル線・小海線の乗車記をお届けしました。

JR線最高地点を有する高原区間、千曲川に沿って走る渓谷区間、そして佐久盆地の田園風景までと一つの路線でこれだけ変化に富んだ車窓を楽しめる路線は多くありません。

普通列車でのんびり乗り通すのはもちろん、観光列車「HIGH RAIL 1375」を使えばまた違った角度で小海線の魅力を味わうことができます。

まだ乗ったことがない方はぜひこの機会に、小海線の旅を検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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