みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は2021年3月13日のダイヤ改正で廃止となる湘南ライナー3号に乗ってみました。

湘南ライナーとは
湘南ライナーとは、平日に東京駅~小田原駅間で運行されている列車で、上り列車(東京行き)は朝に、下り列車(小田原行)は夕方から運行されています。
普通車に乗車するには乗車券のほかに乗車整理券(ライナー券)、グリーン車では普通車グリーン券が必要となっています。どちらも座席指定はなく全車自由席となっています。
上り湘南ライナーでは、朝の通勤ラッシュを避けるため東海道本線の他、東海道貨物線・品鶴線経由する列車があります。
また、終点の東京駅では東海道線の地上ホームに到着する列車と総武快速・横須賀線の地下ホームに到着する列車があるのも特徴です。
2021年3月時点では185系と215系が使用されていますが、過去には183・189系、E351系、E257系0番台、251系など多彩な車両が使われてきた列車です。
湘南ライナー3号乗車記
出発は東京駅から
今回は全車2階建ての215系で運行されている湘南ライナー3号に乗車します。

東京駅9/10番線ホームの9号車付近に「湘南ライナー券売機」が設置されています。ここで乗車整理券(ライナー券)520円を購入します。
下り列車のライナー券は発車時刻の30分前から発売されます。
購入後は「湘南ライナー整列場所」という看板のしたから並びます。
ライナー券確認の関係で乗車場所が限られているので乗る場所には注意が必要です。(普通車⇔グリーン車の車内移動は東京~大船間はできません)

湘南ライナー3号は東京駅に出発の15分前の18時45分に東京駅に入線してきました。
入線後はホーム上の係員がドアを手動であけて一部のドアのみ開きます。乗車時には一人ずつ整理券の有無を係員が確認していきます。
全車自由席なので今回は最後部の10号車の2階の席を利用しました。
ホームライナー3号は定刻の19時ちょうど東京駅を出発しました。
車内探索

今回は10号車の普通車自由席を利用しました。
普通車自由席はボックスシートとなっています。リクライニングできない、ほぼ直角の座席です。

215系は全車2階建て車両となっており、乗車すると上下に階段があり2階席、1階席へ向かいます。
215系は全車2階建てにする都合、中間車にモーターを設置することが難しかったため前後2両の1階部分が機械室(モーター車)となっています。そのため、1,2,9,10号車2階部分にしか座席はありません。

車端部には平屋席もあります。この車両は普通車自由席の車両なので4人掛けボックスシートが設置されていました。

2階建てのため天井と座席の空間が少なくなってしまった結果、頭上の荷物置きのスペースはかなり小さくなってしましました。
ここに荷物を置くのはなかなか厳しいのではないでしょうか。
品川駅では長めの停車時間

東京駅を出発すると品川に停車です。
品川駅では乗車のみ可能となっており、東京駅と同じく一部のドアのみ開けて客扱いを行う都合のためか3分間の停車時間が設けられています。
品川駅からの乗車もあり、乗っていた車両では5割ぐらいの席が埋まりました。
品川駅では鉄道唱歌の発車メロディーとともに時刻通り19時10分に出発。
大船停車
品川を出るとつぎの停車駅は大船になります。JR東日本の乗降客数第4位、全国のJR線の乗降客数第5位となる横浜駅は通過します。
ほとんどの列車が停車する横浜駅を通過するのは見どころではないでしょうか。

東京駅を出発して42分で横須賀線と分岐となる大船駅に到着です。
大船から先は快速列車扱いとなるためライナー券なしで乗車可能となります。また、グリーン車への車内での移動も可能となります。
藤沢停車

東京を出発して57分。小田急江ノ島線や江ノ島電鉄との接続駅となる藤沢駅に到着。
藤沢駅では多くの降りていき、乗っていた車両も半分くらいの人が降りていきました。東京駅から約1時間程度の距離となる藤沢駅まで利用する方が多いことが感じられます。
藤沢出発後は辻堂・茅ヶ崎・平塚と3駅連続で停車。
国府津で初めての追い越し
平塚を出ると大磯・二宮は通過し、御殿場線との接続駅となる国府津に停車します。

国府津駅では前を走る高崎始発の普通小田原行に緩急接続を行います。
湘南ライナーは途中通過駅はありますが、他の列車を追い越すことはこの国府津駅までありません。
終点小田原に到着

東京駅を出発して1時間21分。20時21分に終点の小田原に到着です。
乗ってきた湘南ライナー3号は小田原到着後回送列車となり茅ヶ崎駅まで回送されます。
小田原駅では同一ホームで接続時間1分で20時22分発伊東行へ接続します。
最後に
今回は2021年3月のダイヤ改正で廃止となる215系運用の湘南ライナー3号乗車記でした。
215系の乗車は2020年の「ホリデー快速ビューやまなし」以来でした。今後の運用予定が発表されていない状況なので、波動用などで残るのか廃車となってしまうのかが注目されるのではないでしょうか。
湘南ライナーは
・東海道線だけでなく貨物線も走る
・東京駅では東海道線ホーム、総武快速・横須賀線ホームに到着
・横浜駅通過
このような特徴がありました。
ダイヤ改正で新設される特急「湘南」も今のところは湘南ライナーとだいたい同じような運行が予定されているので、「横浜を通過する特急」という面白い景色も見えるのではないでしょうか。
今度は新設される特急「湘南」を利用してみたいです。
最後まで読んできただきありがとうございました。
以下の記事も読んでみてください。