みなさんこんにちは、tomotabitripです。
関西エリアと世界各地を結ぶ空の玄関口「関西国際空港」。また、国内線であればPeachやJetstarなど格安航空(LCC)の発着する拠点の空港でもあります。
この関西国際空港へのアクセスにはJRと南海電鉄の2社の鉄道が乗り入れていますが、どっちがいいのか迷ったことはありませんか。
今回はこのJRと南海電鉄が運行する特急「はるか」と「ラピート」の所要時間や費用を比較してお届けします。
特急「はるか」
JRが運行する空港アクセス特急「はるか」。
関西空港と大阪駅・新大阪駅・京都駅といった主要駅の他、滋賀県の草津駅・野洲駅等とを結んでいます。大阪以遠から関西空港まで乗り換えなしで移動できるので便利です。
2023年3月からは大阪駅地下ホームに停車するようになり、より便利な列車になりました。
特急「はるか」の主な停車駅と関西空港駅間の所要時間や運賃は以下の表の通り。
駅 | 所要時間 | 運賃 | 自由席料金 | 指定席料金 | グリーン車料金 |
---|---|---|---|---|---|
天王寺 | 34分 | 1,080円 | 760円 | 1,290円 | 2,060円 |
大阪 | 47分 | 1,210円 | 1,200円 | 1,730円 | 2,500円 |
新大阪 | 52分 | 1,390円 | |||
京都 | 1時間20分 | 1,910円 | |||
山科 | 1時間23分 | 1,860円 | 1,860円 | 2,390円 | 4,660円 |
草津 | 1時間40分 | 2,530円 | 1,860円 | 2,390円 | 4,660円 |
野洲 | 1時間48分 |
特急「はるか」では通常よりも安いチケットレス特急券の設定もあります。
普通車指定席での一例はこちら。グリーン車での設定もあります。
1ヶ月前から当日の出発時刻2分前までの予約 | 前日から当日の出発時刻2分前までの予約 | ||
---|---|---|---|
駅 | チケットレス特急券 | eチケットレス特急券 | J-WESTチケットレス |
天王寺 | 1,090円 | 650円 | 650円 |
大阪 | 1,530円 | 1,090円 | 750円 |
新大阪 | |||
京都 | 850円 | ||
山科 | 2,190円 | 1,750円 | 1,450円 |
草津 | |||
野洲 | 1,550円 |
* eチケットレス特急券:J-WESTカード会員専用
* J-WESTチケットレス:J-WESTカード会員またはお持ちのクレジットカードで購入可能
特急「はるか」のまとめ
・京都や新大阪、大阪といった関西の主要駅から乗り換え無く空港へアクセス可能
・チケットレス特急券など乗車直前でも割引の特急券がある
・チケットレス特急券など利用しないと値段がやや割高感
特急「ラピート」
南海電鉄が運行する空港アクセう特急「ラピート」。
関西空港と大阪ミナミの中心難波とを結んでいます。大阪駅には直接乗り入れていないので難波駅の1駅隣にある新今宮駅でJR線から乗り換えるか、なんば駅まで地下鉄で移動する必要があります。
特急「ラピート」の停車駅と関西空港駅間の所要時間や運賃は以下の表の通り。
駅 | 所要時間 | 運賃 | レギュラーシート | スーパーシート |
---|---|---|---|---|
りんくうタウン | 6分 | 370円 | 100円 | 730円 |
泉佐野 | 8分 | 520円 | ||
岸和田 | 15分 | 650円 | 520円 | |
堺 | 27分 | 880円 | ||
天下茶屋 | 34分 | 970円 | ||
新今宮 | 36分 | 970円 | ||
なんば | 38分 | 970円 |
特急「ラピート」でも通常よりも安い割引きっぷもあります。
ラピートデジタルきっぷ
スマートフォンでのみ購入できるきっぷで、スマートフォンから該当のサイトもしくは「南海アプリ」をインストールすることで購入できる片道乗車券+特急券がセットになったきっぷです。
【きっぷの概要】
発売期間:通年
有効期間:発売期間中の利用当日限り有効
有効区間:難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺駅〜関西空港駅間
発売額:レギュラーシート:1,300円、スーパーシート:1,490円
利用方法:難波駅、新今宮駅、天下茶屋駅、堺駅、関西空港駅に設置してある専用改札機の読み取りリーダーに「ラピートデジタルきっぷ」のQRコード乗車券をかざすことで入出場が可能
ラピートデジタルきっぷの詳細についてはこちらをご覧ください。
(南海電鉄の公式HPのリンクになります)
関空トク割ラピートきっぷ
駅窓口や券売機で購入することができる片道乗車券+特急券がセットになったきっぷです。
【きっぷの概要】
発売期間:通年
有効期間:発売期間中の利用当日限り有効
有効区間
・片道乗車券:なんば、新今宮、天下茶屋、住吉大社、堺駅〜関西空港
*住吉大社駅については関西空港駅発〜住吉大社駅着に限る
・特急券:なんば、新今宮、天下茶屋、堺駅〜関西空港駅
発売額
・レギュラーシート:大人:1,350円、小児:680円
・スーパーシート:大人:1,560円、小児:890円
発売箇所:なんば、新今宮、天下茶屋、堺駅、関西空港の各窓口もしくはピンク、グレーの券売機
ラピートデジタルきっぷよりも割引額は下がりますが、アプリのダウンロードなどせずに駅に行けば購入できるきっぷです。
特急「ラピート」まとめ
所要時間が短い
乗車券+特急券の料金が安い
終電が「はるか」よりも遅い
難波発着なので大阪駅等へは乗り換えが必要
最後に
今回はJR線と南海電鉄が運行する空港アクセス特急について比べてみました。
少し料金は高くなりますが、JR線の路線網を生かして大阪・京都駅といった関西の主要駅を乗り換えることなく結ぶ特急「はるか」一方で、料金は安いけれど大阪駅までは乗り入れることなく、難波駅までしか行かない特急「ラピート」。
それぞれの特急列車に特徴があるので旅行に応じて使い分けるのがおすすめです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。