みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は東京駅から内房線・外房線を経由して房総半島をぐるっと1周して東京駅に戻ってくる鉄道の旅をお届けします。
今回の経路はこちら
- 東京駅→蘇我駅:京葉線
- 蘇我駅→安房鴨川駅:内房線
- 安房鴨川駅→千葉駅:外房線
- 千葉駅→東京駅:総武快速線
東京駅地下ホームから出発
はじめは東京駅地下ホームから10時02分発 京葉線 快速 上総一ノ宮行に乗車し蘇我駅まで向かいます。
東京駅の京葉線ホームは地下4階にあり地上ホームからはかなり遠く、乗り換えにはかなり時間がかかります(中央線ホームからだと15分弱ぐらいかかりました、かなり遠い…)。
京葉線ホームへの乗り換えには時間に余裕を持った乗り換えがいいですよ!
1本目:京葉線 快速 上総一ノ宮行
さて、東京駅を出発した京葉線はしばらく地下区間を走行し、潮見駅手前で地上区間へ出て東京湾沿いを走ります。葛西臨海公園駅・舞浜駅までは葛西臨海公園・ディズニーリゾートへ向かう人で車内はかなり混んでいました。
市川塩浜駅を過ぎてしばらくすると、武蔵野線との分岐・合流地点へと差し掛かります。
ここでは武蔵野線と京葉線がデルタ線になっており、武蔵野線は西船橋↔南船橋(蘇我方面)と西船橋↔市川塩浜(東京方面)に行くことができます。
デルタ線部分はコンクリートの要塞みたいになっていて見どころかなと思います。
10時45分、内房線・外房線・京葉線の分岐駅となる蘇我駅に到着。
今回の旅では内房線→外房線へ乗り通す計画なのでこの列車とは蘇我駅でお別れ。乗ってきた電車はこのまま外房線に入り上総一ノ宮駅まで走ります。
2本目:内房線直通 総武快速 君津行
蘇我駅からはE217系 内房線直通 快速 君津行に乗車。蘇我駅で京葉線との乗り換えは対面ホームでできるのでとても便利でした。このE217系は徐々に数を減らしつつあるので記録されるならお早めに。
先着した京葉線からの上総一ノ宮行を見送ったのち、時刻通り10時51分君津方面へ向けて出発。
11時22分、蘇我駅を出発して29分で木更津駅に到着。特急を含む内房線を走るすべての列車が止まる大きな駅で途中下車。
乗ってきた列車は隣の君津駅まで行きますが、この後乗る内房線の列車が木更津駅始発なのでここで途中下車。
木更津駅には隣接して久留里線の車両基地があったので乗り継ぎ時間に少し撮影タイム。
久留里線の乗車記はこちら
内房線は短い2両で運転
3本目:内房線 普通 上総一ノ宮行
木更津駅からは11時29分発 普通 上総一ノ宮行に乗車。
2編成かつワンマン運転の列車ですが内房線から外房線に直通し約3時間かけて138.4㎞を走るなかなかのロングラン運転の列車です。
2021年3月のダイヤ改正より房総地区に導入されたE131系が使われます。車内はロングシートとボックスシートの両方備えたセミクロスシートタイプです。
木更津駅での乗車率はかなり高めで座席はほぼ満席、立ち乗客がいるほどでした。(座るには入線前からホームで待つ必要があります)
列車は時刻通り11時29分、木更津駅を房総半島の先端に向けて出発。
11時35分、最初の停車駅 君津駅に到着。君津駅では多くの乗客がおり、車内はまた一段と混みあっていました。
反対側のホームには先ほど木更津駅で降りたE217系が停車、折り返しの準備が行われていました。
11時56分、上総湊駅に到着。
この上総湊からは1日1本だけ京葉線経由 東京行きの列車が運行されています。この列車にもいつかは乗ってみたいところ。
上総湊駅を出るとこれまで内陸を走っていた内房線もついに海沿いを走るように。写真は湊川河口部と上総湊港の様子。
ここから先、安房勝山駅辺りまで海のそばを走るので景色がとても良い区間でした。
12時6分、浜金谷駅に到着。ここでは普通 木更津行きとの行き違いの為5分停車。やってきた木更津行きの列車はE131系を2本つないだ4両編成で運行でした。
ここ浜金谷駅は「地獄のぞき」等のスポットがある鋸山や神奈川県久里浜港とを結ぶ東京湾フェリー金谷港の最寄り駅になっています。
12時36分、館山駅に到着。
ここでは乗務員交代と普通 木更津行きとの交換の為8分停車を行います。木更津・君津から乗っていた乗客の多くがこの館山で下車したため車内はだいぶ空いた状態になりました。
この館山駅の駅舎は南国風のオレンジ屋根が特徴的なので見てみたいところでしたが今回は時間の関係で通過。また別の機会に持ち越しです。
さて、館山駅を出ると左へ大きくカーブし内陸部へ。館山駅~千倉駅間は内房から外房へ向かって山間部を走行します。
13時13分、江見駅に到着。
この江見駅は2020年8月より日本で唯一駅と郵便局が一体化した駅で、平日は郵便局の窓口で切符を買うことができる面白い駅。
ここでは普通 木更津行との交換が行われました。
江見駅~太海駅間にかかる山生(やもめ)橋梁からの景色は見逃せません。
この橋は1924年(大正13年)にできた橋で100年近くが経過してなお現役!2012年に「土木学会土木遺産」に選定された歴史的に重要な橋です。
橋の下にある砂浜にも道も行くことができるとのこと!
安房鴨川で途中下車
13時23分、内房線と外房線の境界駅である安房鴨川駅に到着。
乗ってきた列車は引き続き外房線の上総一ノ宮駅まで行きますが今回は安房鴨川駅で一旦下車。
隣のホーム1番線には14時06分発 特急「わかしお 14号 東京行き」が停車。出発まで30分ぐらいありますが、すでにドアを開けて車内解放していました。
人気の水族館「鴨川シーワールド」の最寄り駅。
駅から徒歩5分ほどで海岸に出られるということで行ってみました。この日の海は少し風が強く白波が立ってる様子。雲は多いですが合間に青空が見えたのでよかったです。
外房線を走る
4本目:外房線 普通 上総一ノ宮行き
安房鴨川駅からは再び14時30分発 普通 上総一ノ宮行きに乗車し外房線を進みます。
木更津駅からやってきたこの列車はここで乗務員交代を行うため7分停車、その間に乗客ががほとんど入れ替わった印象でした。
安房鴨川駅を出発した時点では、車内はガラガラでゆっくりとした鉄道旅を満喫できました。
上総一ノ宮方面での乗車の場合、進行方向右側が海側となり太平洋の景色を見ることができます。
(今回座ったのが左側・山側だったのであまり景色は見られず・・・)
15時09分、いすみ鉄道との接続駅である大原駅に到着。
ちょうど菜の花の咲く時期だったためか大原駅から多くの乗車があり、ガラガラだった車内は一気に混雑状態に。すべての座席が埋まり立客も大勢見られました。
5本目:京葉線直通 快速 東京行
15時37分、終点の上総一ノ宮行駅に到着。ここから先は京葉線経由 快速 東京行に乗車。乗り換え時間は2分と短いですが、対面乗り換えかつ車両数が2両から10両と5倍になるので特に問題はありません。
1本目で乗った京葉線のE233系に戻ってきました!
15時39分、時刻通り列車は上総一ノ宮駅を出発。ここから線路も複線区間になり運行本数も増え、3〜7本/時程度の本数になります。
上総一ノ宮駅からは進路を内陸部へ変え、田畑の広がる田園風景の中を10両編成の通勤型電車が走り抜けます。
16時18分、蘇我駅に到着。蘇我駅到着直前に左から来た内房線からの総武線直通列車と同時入線になりました。
蘇我駅では総武快速線直通 外房線 東京行きに乗り換え。ここでの乗り換え時間は3分ですがここでも対面ホームでの乗り換えできるようになっているので特に問題はありません。
総武快速線のグリーン車へ
6本目:総武快速線直通 快速 久里浜行
先ほどまで乗っていた京葉線直通快速 東京行きが先に出発。1分後の16時21分、時刻通り総武快速線直通 快速 久里浜行きが出発。
蘇我駅からは東京駅まで総武快速線で乗る予定だったのでグリーン車を利用。2020年度より総武快速線に順次投入が始まったE235系1000番台のグリーン車はまだまだ新しくきれいなのが印象的。
16時27分、千葉県の中心駅である千葉駅に到着。
隣の本千葉駅と距離が近いのと千葉駅手前にカーブがあるため速度を落として千葉駅へ進入。千葉都市モノレールの線路が特徴的な駅前の風景をゆっくり見ることができます。
千葉駅では6分の停車時間があり時刻通り16時33分に列車は出発。ここから先は総武快速線を走行します。
千葉駅を出て稲毛・津田沼・船橋と主要駅に停車しながら東京を目指す総武快速線。市川駅を出ると江戸川を越えついに東京都へ入りました。
スカイツリーが真横に見えてくると錦糸町駅に到着。総武線はここで快速線と緩行線で進路が分かれ、快速線は両国駅手前より地下区間へ入り東京方面へ、緩行線はまっすぐ進み秋葉原・新宿方面へと別れていきます。
終点 東京駅到着
17時11分、今回の旅の終点東京駅へ到着。乗ってきた列車はこの後、品川・横浜方面久里浜駅まで走ります。
最後に
今回は東京駅から内房線・外房線を経由して東京駅まで戻ってくる千葉県一周の旅をお届けしました。
2021年3月のダイヤ改正より木更津駅~上総一ノ宮駅間の約130 ㎞を3時間以上かけて走る普通列車が誕生していますので、ぜひ乗り通してみてください。
今回のルートを切符で買うと1,630円となり、青春18きっぷ(2,410円)1回分より安くなってしまうので、東京駅までルート or 東京駅からのルートを考えておく必要がありそうです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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