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【沖縄の鉄道】沖縄県唯一の鉄道 「ゆいレール」を乗り通す旅

2022年7月23日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は日本の最南端を走り、沖縄県唯一の鉄道「ゆいレール」の乗車記です。那覇空港駅~てだこ浦西駅まで乗り通してみました。

2019年に延伸した首里~てだこ浦西間の様子もお伝えできればと思います。

ゆいレールとは

(引用:© OpenStreetMap contributors)

ゆいレールとは那覇空港からてだこ浦西までの全長17.0㎞を約40分かけて結ぶ跨座式のモノレールです。全線複線、ワンマン運転の2両編成で運行されています。

2003年に那覇空港~首里間が開業し、2019年に首里~てだこ浦西間が開業しました。

フリー乗車券がお得!

ゆいレールには1日フリー乗車券2日フリー乗車券が発売されています。

それぞれ購入後から24時間48時間有効の切符です。

・1日フリー乗車券 大人:800円/子供:400円

・2日フリー乗車券 大人:1,400円/子供:700円

那覇空港~てだこ浦西間を往復すると740円かかるのでほぼフリーきっぷ代の元を取ることができます。

ちなみに今回は

【那覇空港→てだこ浦西駅の移動で】

赤嶺、県庁前、首里駅、てだこ浦西で途中下車→1,070円

【てだこ浦西→那覇空港の移動で】

県庁前、壷川、那覇空港で途中下車→840円

結果、普通にきっぷで買うと1,940円のところ1日フリーきっぷ800円で乗ることができました。1,140円もお得に!

ゆいレールを乗り通す旅

沖縄の玄関口 那覇空港駅から出発

今回のゆいレールの旅は沖縄の玄関口 那覇空港駅から出発です。駅は那覇空港と直結しているのでアクセス良好。屋根もついているので雨風を心配することなくたどり着けます。

さて、那覇空港駅にやってくると早速「日本最西端の駅」の碑がたっており、最初の駅にして「日本最○○の駅」の一つ目を見ることができました。

ちなみに「日本最西端の駅」は日本に3つあり、「松浦鉄道 たびら平戸口駅」、「JR佐世保線 佐世保駅」が残りの2つです。最西端のはずが世の中に3つもあるのは不思議なところ(条件がそれぞれ違うからです)。

2020年春からゆいレールではSUICAやPASMO等の交通系ICカードが利用できるようになったことを記念してSUICAペンギンの風船が横にありました。

ちなみに今でもきっぷで入場する際にはきっぷ券面にあるQRコードを自動改札機にかざす独特な方式がとられています。

早速ホームまで上がってきました。那覇空港駅は1面2線のシンプルな構造です。

周りに高い建物等遮蔽物がないのでホームでは沖縄の風が流れていきます。

那覇空港駅を出ると右側にはゆいレールの車両基地を見ることができます。様々なラッピングが施された車両を見ることができました。

モノレール独特のポイント部も健在です。

那覇空港の隣、赤嶺駅にやってきました。

赤嶺駅は「日本最南端の駅」になっていて駅から少し離れたロータリーの一角にそれを示す碑が建っていました。

1路線で最南端と最西端の駅があるのは沖縄にあるゆいレールならではの光景です。

JGC修行した際によく利用した「ホテルグランビュー沖縄」があるのもこの駅です。


 

那覇市の中心 県庁前駅

那覇市の中心、県庁前にやってきました。沖縄県庁、市役所、国際通りなどの最寄り駅ということで大勢の人が利用していました。

那覇市の観光といえばまずは「国際通り」といっても良いでしょう。

駅から近かったので国際通りへ少し行ってみることにしました。ちょうど週末ということで国際通りは歩行者天国時間でしたが、歩いている人はほとんどいない状態。

昔の賑わいが戻ってくればいいな・・・と思うところ。

再びゆいレールに乗って先に進みます。

首里駅の隣、儀保駅にやってきました。
儀保~首里間の勾配はゆいレールの中で最大のとなる60‰の勾配があります。難所といわれた碓氷峠に迫る急勾配ですが、モノレールのゆいレールではそんな苦労を感じさせず登っていきます。

ここを走る時の前面・後面展望は景色がとても良いのでぜひ見ることをオススメします。

首里城の最寄り駅 首里駅

首里城の最寄り駅 首里駅に到着。2019年にてだこ浦西駅まで延伸するまではこの駅がゆいレールの終点だった駅です。

今でも朝ラッシュの時間には当駅を始発・終着とする列車が数本設定されています。

最寄りといっても駅から首里城まで約15分程度歩く必要があり、ほぼ道なりに歩いていくだけでしたが初めて行った時には意外と遠く感じました。

首里駅から先の線路や桁の色はここまでの線路と明らかに異なる真新しい灰色で新しく延伸されたところがよくわかる部分です。


 

延伸区間を走る

延伸区間を走ります。

石嶺駅から首里駅方面を見てみるとモノレールならではのアップダウンのある線路を見ることができました。

沿線には沖縄らしい家が立ち並びます。

那覇空港出発時には混んでいた車内もだいぶ空席が目立つ状態に。ここら辺では住民の方の利用が多そうです。

(帰りに撮影)

浦添前田駅到着前にはほぼ90度曲がる急カーブがありました。モノレールならでは線形で一般的な鉄道ではこんなカーブは曲がることはできません。

(帰りに撮影)

てだこ浦西到着前、今まで高架を走っていた線路がどんどん下がり、ゆいレール唯一のトンネル区間に入ります。トンネル内はまるで開業したてのようなきれいな内壁でした。

トンネル上では国道38号線がモノレールを越えていきます。

終点 てだこ浦西駅に到着

ゆいレールの終点てだこ浦西駅に到着。駅は1面2線のシンプルな構造。しかし天井から側面は曲線(円形)で作られていて、那覇空港~首里間の駅とは異なるおしゃれなデザインの駅でした。

那覇空港と逆の部分を写真に写してみました。少し線路がのびていて奥には車止めが設置、保線車両が止まっていました。

駅の外に出てきました。駅を覆う屋根が円形であることがよくわかります。

駅前はバスロータリーがあるもののまだまだ発展途中の様子。

最後に

今回は沖縄県唯一の鉄道「ゆいレール」の乗車記でした。

途中には日本最西端、日本最南端の駅があったり、最大60‰の急勾配をものともせず走ります。延伸区間では新たにトンネル区間ができたりと、全長14.0㎞の中に見どころが凝縮されているように感じる路線でした。

ぜひ沖縄に行った際には沖縄民謡の車内メロディーを聞きながら乗ってみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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