みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は週末に仙台~新庄間で運行される陸羽東線唯一の優等列車 快速「 湯けむり号」の乗車記をお届けします。
快速 湯けむり号 とは
快速「湯けむり号」は仙台駅~新庄駅間を東北本線・陸羽東線経由で運行していた観光列車「リゾートみのり」の後継列車として2020年7月より運行が開始され、週末を中心に1日1往復だけ運行されています。
運行当初は普通列車でも使用されているキハ110形を使用しての運行でしたが、2021年4月より釜石線「快速 はまゆり号」で使用していたキハ110形を一部リニューアルした車両が使われています。
この車両変更に伴い座席はリクライニングシートとなり車内フリーWi-Fiまで備わった車両へと変わりました。
停車駅・時刻
停車駅 | 仙台発 | 新庄発 |
---|---|---|
仙台 | 9:37発 | 17:40着 |
松島 | 10:00着 10:01発 | 17:17着 17:18発 |
小牛田 | 10:20着 10:25発 | 16:59着 17:01発 |
古川 | 10:35着 10:36発 | 16:44着 16:44発 |
岩出山 | 10:55着 10:58発 | 16:27着 16:30発 |
有備館 | 11:00着 11:01発 | 16:25着 16:25発 |
川渡温泉 | 11:16着 11:20発 | 16:11着 16:11発 |
鳴子御殿湯 | 11:25着 11:26発 | 16:06着 16:06発 |
鳴子温泉 | 11:30着 11:34発 | 16:00着 16:03発 |
中山平温泉 | 11:43着 11:44発 | 15:52着 15:52発 |
赤倉温泉 | 12:00着 12:00発 | 15:36着 15:36発 |
最上 | 12:05着 12:06発 | 15:30着 15:30発 |
瀬見温泉 | 12:18着 12:18発 | 15:18着 15:19発 |
新庄 | 12:37着 | 15:00発 |
快速 湯けむり号 乗車記
鳴子温泉駅から出発
快速 湯けむり号に鳴子温泉駅から乗車。陸羽東線は普段、普通列車のみですので「普通」案内しか出ませんが、湯けむり号が運行されるときのみ行先案内板に「快速」が表示されます。
16時ちょうど、新庄方面から快速 湯けむり号が入線。方向幕は「臨時」の表示でした。
使用車両はキハ110形 2両編成、「東北のまつり」ラッピング車両です。元々、釜石線の「快速 はまゆり号」で使用されていた車両を一部リニューアルしてものが使われています。
座席はリクライニングシートで全席指定席となっています。
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温泉地が並ぶ陸羽東線
16時03分、定刻通り鳴子温泉駅を出発。鳴子温泉からは多くの乗客があり車内はほぼ満席になりました。
鳴子温泉駅を出発して3分 鳴子御殿湯駅に到着。鳴子御殿湯駅は東鳴子温泉の最寄り駅です。
東鳴子温泉に仙台藩藩主専用の風呂(御殿湯)が置かれたことが駅名の由来だそう。
鳴子御殿湯駅を出ると江合川を渡ります。
陸羽東線は鳴子温泉駅から先、江合川に沿って走っていきます。
鳴子温泉駅を出発して11分、川渡温泉駅に到着。
陸羽東線にある「温泉」と名の付く駅の5つ目の駅です。
鳴子温泉郷の東の玄関口。1000年以上前に開湯されたとされ、江戸時代には湯治場として賑わったとのこと。
池月駅を過ぎた辺りから山が徐々に遠ざかり平地が広がっていきます。
上下列車の行き違い
鳴子温泉駅を出発して24分、岩出山駅に到着。
岩出山駅では3分の停車時間があり、鳴子温泉行の普通列車と行き違い。
鳴子温泉駅を出発して41分、古川駅に到着。
古川駅は新幹線との乗り換え駅のためか下車するお客さんが多く、車内は半分くらいの乗客になりました。
全車指定席列車ということで、乗車した場合には指定席料金が必要となることを何度も車内放送で案内していました。
古川駅を出発ししばらく走ると列車は右に大きくカーブ、進行方向左側より東北本線がと合流すると小牛田駅に到着です。
小牛田から東北本線へ
鳴子温泉駅を出発して56分、小牛田駅に到着。
小牛田駅は陸羽東線、東北本線、石巻線、一部の気仙沼線の4路線が乗り入れる主要駅。
磐越東線はこの小牛田駅で終了。当駅から先、仙台までは東北本線を走ります。
17時01分、定刻通り小牛田駅を出発。
鳴子温泉駅を出発して1時間14分、松島駅に到着。
松島観光の最寄り駅の一つの松島駅ですが、日が暮れたホームにはほとんどお客さんはおらず静かなホームでした。
東北本線では線形が良いこともあり、列車は速度を上げ途中駅を通過していきます。
また、乗り心地も良くなり改めて東北本線が大幹線であることを感じさせてくれます。
終点 仙台に到着
17時40分、鳴子温泉駅を出発して1時間37分、終点の仙台駅 5番線に到着。
「東北のまつり」ラッピングということで、仙台七夕まつり・山形花笠まつり・福島わらじまつりとそれぞれの地域の特産品が描かれていました。
乗ってきた快速 湯けむり号は仙台駅到着後、回送列車として再び小牛田方面へと走り去っていきました。
最後に
今回は週末に1日1往復のみ運行される【快速 湯けむり号】の「鳴子温泉→仙台」までの乗車記でした。
新庄~仙台間を結び、沿線の温泉地へのアクセスに便利な上、リクライニングのある座席、車内販売、フリーWi-Fiの設備もある素晴らしい車両での運行でした。
仙台、古川、新庄の各駅で新幹線とも接続する列車で、温泉地「鳴子温泉」まで快適に連れて行ってくれる列車です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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