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【スーパー白鳥乗車記】本州と北海道を結ぶ特急に乗車し青函トンネルを越える(函館駅~青森駅)

2020年6月30日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

2015年の乗車記になります。

現在、函館駅(新函館北斗駅)と青森駅(新青森駅)を結んでいるのは北海道新幹線になりますが、北海道新幹線が開業する前は在来線の特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が運行されていました。

今回は青函連絡特急として活躍していた「スーパー白鳥」に乗って函館駅から新青森駅までの乗車記になります。

スーパー白鳥とは?

新青森駅~函館駅の間で運行されており、新青森駅で東北新幹線「はやぶさ」、「はやて」に接続するダイヤ、また函館駅では「スーパー北斗」、「北斗」に接続できるダイヤが組まれていました。

停車駅は

新青森駅-青森駅-蟹田駅ー木古内駅ー(五稜郭駅)-函館駅

となっており、五稜郭駅は一部列車のみ停車していました。

使用車両

「白鳥」はJR東日本青森車両センターに所属する485系3000番台

「スーパー白鳥」はJR北海道函館運輸所に所属する789系0番台

が使用されていました。

スーパー白鳥乗車記

函館駅から出発

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北海道の南の玄関口となる函館駅から今回の旅はスタートします。

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出発案内板には2種類の特急名とそれぞれの行先が表示されていました。

函館駅が北海道の玄関口と呼ばれるように一方は北海道の中心地「札幌」へと向かう列車。もう一方は津軽海峡(青函トンネル)を越え本州「青森」まで向かう列車たちでにぎわっていました。

写真にあるように、「スーパー北斗」と「スーパー白鳥」は乗換しやすいようにできるだけ対面ホームに発着するように組まれていました。

奥の7・8番線ホームでも対面で発着できるようになっていることが見えます。


 

スーパー白鳥

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白鳥のヘッドマークがかっこいいです。

スーパー白鳥の運用を担っていたのが789系0番台という車両になります。

スーパー白鳥の役割を終えた今では札幌駅~旭川駅間での「ライラック」として活躍しています。たまに「カムイ」として代走運用も実施されています。

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当時は「Hokkaido Express Advanced Train」の頭文字をとって「HEAT 789」が先頭車の側面に描かれていました。

奇跡が起きた!!

今回はこの789系に乗るべくホームを歩いていたのですが、先頭車に向かって歩いていくと何やら変な連結が・・・

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それがこの写真になります。右側の車両はいかにも改造しましたって感じです。

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なんと今回乗車した車両は785系から改造された785系300番台に乗ることができました。

789系0番台は6両編成が基本ですが、繁忙期などはさらに2両増結して8両編成での運転がされていました。

その増結編成も基本的には789系0番台の2両だったのですが、1本だけ785系の組成変更に伴って余剰となってしまった785系2両が様々な改造工事を受けスーパー白鳥用付属編成となりました。

乗る列車が1本だけしかない車両だなんて奇跡でした!!

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埋められたドア跡が残る側面

青函トンネル通過時間がかかれたテーブル

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テーブルには列車名とその列車が青函トンネルに突入する時間最深部付近とトンネルから出る目安時間が一覧になっていました。

これは参考時間としてとてもありがたかったです。


 

スーパー白鳥からの車窓

木古内駅

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函館駅を出発してしばらく函館湾沿いに走り、木古内駅が違ずいてくると車窓には真新しい北海道新幹線のコンクリート製の防壁が見えてきます。

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木古内駅に到着。当時はまだJR北海道カラーの駅名看板になっていますが、現在木古内駅は「道南いさりび鉄道」へ移管されているので同じ駅名看板を見ることはできません。

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北海道新幹線開業前の真新しいコンクリート製の駅も見ることができました。

新幹線との共用区間を走行

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木古内駅を出てしばらくすると、北海道新幹線との3線軌条化された共用区間を走行します。

共用区間へ入るためのアプローチ線を駆け上がります。

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写真の真ん中2本の線路が北海道新幹線が走る部分の線路になります。

この先、ポイントで共用区間へと入っていきます。

海峡線を高速走行

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海峡線は線形が良く、スーパー白鳥は最高速度140㎞/hで走行します。

あっという間に青函トンネルを走り抜けていきました。

共用区間とお別れ

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青函トンネルを抜けしばらく走ると北海道新幹線との共用区間と別れます。


 

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分かれた後は中小国信号場で津軽線へ入り、田んぼの向こうに伸びる北海道新幹線の高架を横目にしながら青森駅を目指して走ります。

青森車両センター(現:盛岡車両センター青森派出所)

青森駅に近づくと青森車両センター横を走ります。

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当時はE231系、E233系への置き換えになった関東で活躍していた211系が青森車両センターへ疎開留置されている光景も見ることができました。

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また、常磐線「スーパーひたち」などで活躍していた651系もE657系への置き換えに伴い青森車両センターに疎開留置されていました。

終点新青森駅到着

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函館駅を出発して約2時間終点の新青森駅に到着しました。

最後に

日本最長のトンネルを走り、本州と北海道を結ぶ青函連絡特急「スーパー白鳥」の乗車記をお届けしました。

青函連絡の役割を北海道新幹線に譲り789系は「スーパー白鳥」としての役割は終えましたが、札幌~旭川間の特急「ライラック」、まれに「カムイ」として活躍しています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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