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【特急おおぞら】根室本線を乗り通す旅② 根室本線 特急おおぞらの旅(釧路→新得)

2021年11月13日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は滝川から富良野、釧路を経由して根室までを結ぶ根室本線。その第2弾として釧路→新得までの根室本線 特急おおぞらの乗車記になります。

 

▼根室本線第1弾(根室→釧路間)の乗車記はこちらをご覧ください▼

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根室本線とは

函館本線の滝川から富良野、帯広、釧路を経由して根室までを結ぶ443.8㎞路線です。支線を含めない鉄道路線としてはJR北海道の中で最長路線となっています。

かつては函館から札幌経由根室を結ぶ長距離特急が運行されていた時期もありました。

 

現在では大きく以下の区間に分けられて運行されています。

  • 滝川~東鹿越
  • 東鹿越~新得
  • 新得~釧路
  • 釧路~根室

 

今回はその中でも根室本線を快走する特急おおぞら号による釧路~新得間の172.1㎞の乗車記になります。

(引用:© OpenStreetMap contributors)

根室本線 特急おおぞら乗車記

道東の中心 釧路駅から出発

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今回は釧路駅から新得駅まで特急おおぞら6号に乗車していきます。

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札幌からの特急おおぞら1号として到着後、出発準備を整え再び札幌へと向かいます。

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反対側のホームに上がってみます。今回乗車するキハ283系特急おおぞら6号の全体の写真を撮ってみました。

キハ283系は2022年の春で引退が噂されており、今後の動向に注意が必要そうです。

快適なグリーン車に乗車

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今回は引退が噂されているキハ283系のグリーン車を利用してみました。

グリーン車は横1-2席の配置で、車両の真ん中で座席配置が入れ替わるという特徴的な配置です。

座り心地はとても快適で、長時間乗車も苦にならない感じです。

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全ての座席にコンセントが1つずつ、読書灯、土足または靴を脱いでも利用できるフットレストが備わっています。

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車端部には通話コーナーが設置。この場所は窓2枚分あり一番景色がよく見れる場所だと思っています。

長時間乗車で座っているのがつかれた時にはここでリフレッシュするのも良い場所!


 

特急おおぞら号 車窓(釧路~新得)

f:id:tomotabitrip:20211107220218j:plain11:24、時刻通り釧路駅を出発。ここから新得駅までの2時間8分の列車の旅が始まります。

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釧路駅を出発すると進行方向右側に見える釧路運輸車両は根室本線・釧網本線で使用されている車両の基地で、過酷な北海道の環境の中活躍している車両の整備が行われています。

そして新釧路川を渡り、釧路の街を後にします。

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大楽毛駅を通過すると特徴的な川を渡ります。

写真奥に見えるのは太平洋でこの阿寒川は太平洋に流れ込む川ですが、写真右側からの砂嘴の影響で一度大きく左にカーブして流れ込む川です。

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大楽毛~厚内間は根室本線は太平洋岸に沿って走るため、海を眺めながら走ります。

天気が良く穏やかな太平洋を見ることができました。

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釧路駅を出発して19分、最初の停車駅となる白糠駅に到着。

白糠駅は上下1往復の特急(おおぞら1、4号)以外全て停車する、この地域の中心的な駅です。

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白糠駅をでると進行方向左側にシジミ取りやワカサギ釣りで有名な汽水湖、馬主来(ぱしくる)沼を見ることができます。

読み方が難読な場所です!

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2019年3月のダイヤ改正で廃止となった尺別駅を通過。現在では尺別信号場へと変わっています。待合室はまだ残っていますが、周りには雑草が結構生えていました。

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厚内駅を過ぎると根室本線は進路を内陸へ進路を向けるため、古瀬を過ぎた辺りから続いていた太平洋とはここでお別れ。

内陸を走り始めると列車の左右の車窓には広大な畑の景色が広まります。

地形の関係でカーブが連続しますが、キハ283系は車体を傾けながら高速で走り抜けていきます。

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釧路駅を出発して1時間14分、池田駅に到着。

2006年までは根室本線の池田駅から石北本線の北見駅までを結ぶ「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」が発着していました。

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釧路駅を出発して1時間32分、帯広駅に到着。

街の様子はこれまでと異なり高層ビルやマンション、ホテルなどが立ち並び一気に大都市の様子へと変わります。

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帯広駅1番線には回送列車としてキハ261系5000番台ラベンダー編成が到着。

臨時列車だけでなく特急宗谷、とかち、北斗等にも運用として入ることがあるようなので機会があれば乗ってみたい車両です。

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帯広駅手前~柏林台駅間は街の再開発などに伴い高架化されています。

家より高い位置からは遠くまで見渡せてよいもの!

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柏林台駅を過ぎると進行方向右側には帯広貨物ターミナル左側には帯広運転所を少し見ることができます。

今回乗車した際は左側の景色を見ていたので、帯広運転所に停車しているキハ40系とこれから根室本線で活躍するであろうH100形気動車を見ることができました。

個人的には進行方向右側に広がる帯広貨物ターミナルの景色がオススメです!

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芽室駅を通過。芽室駅は特急とかち号は全列車停車、おおぞら号は1往復(9、2号)のみ停車する駅。

また、当駅を始発・終着とする列車が設定されるなど重要な駅となっています。

帯広から広がる市街地の風景もこの芽室周辺で終わり、沿線の風景は再び広大な畑が広がります。


 

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畑や草原などが広がる中を特急おおぞら号は札幌へ向けて快走。

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徐々に日高山脈の山々が姿を現しました。

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十勝清水駅を通過。十勝清水駅は特急とかち号の全列車停車、おおぞら号は1往復(9、2号)のみ停車する駅。

さて、駅名標を見ていると「みかげ」駅は新しく表示されたような感じが・・・。

十勝清水駅の隣には「羽帯駅」という駅がありましたが、乗降者がほとんどおらず通過する普通列車もあるような駅でした。

その結果、2018年3月17日で廃駅となり、十勝清水駅の隣は御影駅となってしまいました。

新得駅に到着

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釧路駅を出発して2時間8分、今回の目的地である新得駅に到着。

乗ってきたおおぞら号は新得から先、根室本線から別れトマム・新夕張・追分を経て南千歳までを結ぶ石勝線を走り、札幌を目指します。

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新得駅の駅名標。トマム方面の石勝線と落合方面の根室本線2つの駅の記載があり、2つの路線の分岐駅であることがわかります。

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新得駅は2面3線のホームと留置用の側線が数本あり、すべての特急列車が停車する駅です。

現在では新得駅からトマム・落合方面へは普通列車は出ておらず、帯広方面への普通列車の始発・終着駅として運用されています。

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新得駅駅舎外に出てみました。

駅舎は洋風で三角屋根と窓ガラス、時計塔が特徴です。

最後に

今回は特急おおぞら号による釧路駅~新得駅までの根室本線の乗車記でした。

この区間は記事にもありますように沿岸部、峠越え、平野部、市街地と移りゆく北海道の景色を楽しむことができる区間で、飽きることのない区間だと思います。

ぜひ特急おおぞら号でこの区間を乗り通してみてはいかがでしょうか。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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