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【臨時特急】小牛田まで常磐線特急が直通!臨時列車「冬の宮城ホッと温泉号」乗車記(土浦→小牛田)

2022年2月11日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は1月に2往復だけ設定された臨時特急「冬の宮城ホッと温泉号」の乗車記になります。

冬の宮城ホッと温泉号とは

2022年冬の臨時列車で設定された列車で、常磐線の土浦駅から仙台駅を越え東北本線の小牛田駅まで運行された臨時列車です。

使用車両

E653系1000番台(国鉄色)

停車駅・時刻

土浦 石岡 友部 赤塚 水戸 勝田 日立 高萩 いわき 原ノ町 仙台 松島 小牛田
小牛田行き 7:54発 8:06着
8:06発
8:20着
8:20発
8:28着
8:29発
8:34着
8:35発
8:41着
8:42発
9:02着
9:03発
9:16着
9:17発
9:44着
9:44発
9:59着
10:06発
11:07着
11:08発
12:22着
12:24発
12:45着
12:46発
13:02着
土浦行き 18:06着 17:55着
17:56発
17:44着
17:44発
17:37着
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17:30着
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17:25発
17:06着
17:07発
16:54着
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16:33発
16:21着
16:23発
14:41着
14:53発
13:11着
13:16発
12:38着
12:48発
12:20発

運転日

土浦発 小牛田行き:2022年1月15日、22日

小牛田発 土浦行き:2022年1月16日、23日

座席

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2~7号車は普通車で座席配列は2-2席の横4列でシートピッチは910㎜と一般的な幅になっています。

1号車グリーン車は1-2席の横3列でシートピッチは1,820㎜ととても広い席が特徴です。

冬の宮城ホッと温泉号 乗車記

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今回の出発は常磐線の土浦駅からです。列車案内板には「臨時 小牛田行 7両」の表示がされていました。普段の常磐線では見られないものでとても珍しい表示です。

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7時45分頃、土浦駅1番線に上野方面より回送列車として今回乗車する国鉄色のE653系1000番台が入線。

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側面の表示器は「特急」表示。さすがに今回の列車名は表示されていませんでした。

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7時54分、定刻通り列車は土浦駅を出発。定期列車の合間で運行されていたので出発まで約8分程度と慌ただしく出発。ホーム上では特製の横断幕を持ったJRの職員の方が見送ってくれました。

終点の小牛田まで5時間越えの旅の始まりです。

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8時20分、土浦駅を出発して26分 水戸線との分岐駅となる友部駅に到着。

友部駅では品川行き特急ひたち4号とすれ違います。

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8時28分、土浦駅を出発して34分 赤塚駅に到着。

赤塚駅に停車する特急は上野方面が5~7時台に4本、水戸方面が20~23時台に4本だけなので8時台に特急が止まるのは珍しい光景。

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進行方向右側に千波湖が見えたらまもなく水戸駅に到着です。

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8時34分、土浦駅を出発して40分 茨城県の中心となる水戸駅に到着。

水戸駅では水郡線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線との分岐駅です。

【水郡線の乗車記はこちら】

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水戸駅に到着すると隣の線路には勝田車両センター操業60周年を記念して塗装されたE531系の「赤電」編成が停車していました。ちょうどこの日が上野・品川まで運行された初日で隣にいる列車が1番列車でした。

同じ531系でも塗装が異なるとかなり雰囲気変わって、まるで違う列車が連結しているように見えますね。

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常磐線と鹿島線は水戸駅出発後しばらくは並走しますが、徐々に鹿島線の線路が上がり右にカーブしながら分かれていきます。

いつか鹿島線も乗り通してみたい路線です。

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勝田駅を過ぎると進行方向左側にはE657系をはじめ常磐線で活躍する数多くの車両が所属する勝田車両センター横を通過します。

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9時02分、土浦駅を出発して1時間8分 日立駅に到着。品川行き特急ひたち6号とすれ違います。

日立駅は「海の見える駅」として知られており、駅舎の海側は一面ガラス張りで太平洋を一望することができます。また、日の出スポットとしても知られています。

是非機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。


 

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9時16分、土浦駅を出発して1時間22分 高萩駅に到着。

高萩駅は始発・終着にしている列車が多く設定されており、常磐線の運行上でも重要な駅の一つになります。

高萩以北はE653系が「フレッシュひたち」で活躍していた時には走らなかった区間なので注目ポイントではないでしょうか。

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高萩駅周辺では建物の隙間から太平洋を見ることができます。

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大津港駅を通過。大津港駅は常磐線の茨城県最北端の駅で取手駅から続いた茨城県を後にし福島県へと入っていきます。

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勿来駅通過手前で勿来海岸の側を走ります。わずかの間ですがかなり太平洋の近くを走ります。

この後、常磐線での福島県最南端の駅となる勿来駅を通過。

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いわき駅到着前、進行方向左側より磐越東線の線路と合流し、いわき駅まで並走します。

【磐越東線の乗車記はこちら】

www.tomotabitrip.com

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9時59分、土浦駅を出発して2時間5分 いわき駅に到着。いわき駅では途中駅で最長の7分間の停車時間がありました。

いわき駅では臨時列車等が運行される際、行先案内板のデザインがとても凝っているとのことで「LED職人」とも呼ばれています。

今回の「冬の宮城ホッと温泉号」のデザインはこちら・・・

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今回は3種類のデザインがありましたが、さすが「LED職人」と呼ばれるだけありどれもとても素晴らしかったです。

今後も臨時列車がいわき駅に停車する際には案内板のデザインには注目したいところ!

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いわき駅では特製の横断幕を持った駅職員の方によるお出迎えがありました。

いわき駅を出発すると次の停車駅は原ノ町駅です。約1時間ノンストップで走り続け、定期特急列車の停車する駅を次々と通過していきます。

四ツ倉駅を過ぎると常磐線は一部複線区間ありますが、東北本線との合流駅であり岩沼駅までほぼ単線区間を走ります。


 

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いわき行き普通列車と行き違いを行うため久ノ浜駅で約2分間の運転停車。

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広野駅通過。

仙台発着の特急ひたちは全て停車しますがこの臨時列車では通過です。

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富岡駅を通過。駅周辺は復興途中で海岸沿いでは高い防潮堤の整備が引き続き行われてました。

富岡駅を過ぎると列車は常磐線最後の復旧区間となる富岡~浪江駅間を走ります。

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大野~双葉駅間は震災前複線区間でしたが、旧下り線側のみ単線として復旧させ、旧上り線側は側道を造り非常時の避難通路とされました。

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仙台発着の特急ひたちは全て停車する双葉駅を通過。

現在は1面1線の棒線駅になっていますが、将来的に交換設備が復活できるよう土地とホームは残っています。

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11時07分、土浦駅を出発して3時間13分 原ノ町駅に到着。原ノ町では品川行き特急ひたち14号と行き違いを行いました。

普通列車車両の境界駅で品川~原ノ町駅までE531系、原ノ町~仙台駅間は701系・E721系で運行されています。

原ノ町駅を出ると次の停車駅は仙台駅で1時間15分ノンストップで走ります。

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途中の駒ヶ嶺駅に約3分遅れで到着。この駅では原ノ町行き普通列車と行き違いを行うため約10分間の運転停車。

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常磐線の福島県最後の駅、新地駅を通過し宮城県へ入ります。

新地駅を過ぎると線路の復旧に伴い高架化された区間に入ります。

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東北地方を代表する阿武隈川を渡ります。

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岩沼駅到着前に進行方向左側より東北本線と合流。岩沼駅まで並走します。

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12時05分、定刻より4分遅れで東北本線との分岐駅である岩沼駅に到着。

原ノ町行き普通列車と行き違いを行うため運転停車をします。

土浦駅から続いた常磐線の旅もこの岩沼駅で終わり、ここからは東北本線を走り終点の小牛田駅を目指します。


 

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12時22分、土浦駅を出発して4時間28分で宮城県の中心 仙台駅に到着。

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仙台駅では特製の横断幕を持った駅職員の方によるお出迎えがありました。

特急ひたちは仙台駅が終点ですが、この臨時特急はまだまだ走ります。

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仙台駅を出ると進行方向左側には仙台地区で活躍車両が所属する仙台車両センターが見られます。

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仙台駅~岩切駅までは東北新幹線と並走区間になります。今回はちょうどE2系新幹線と並走しました。

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塩釜駅~松島駅の間では進行方向右側に日本三景の一つ「松島」を見ることができます。

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12時45分、土浦駅を出発して4時間51分で最後の途中停車駅 松島駅に到着。

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13時04分、土浦駅を出発して5時間10分(2分遅れ) 終点の小牛田駅に到着。

小牛田駅では「冬の宮城ホッと温泉号」と名の付くように、13時35分発陸羽東線 鳴子温泉行き列車にも接続できるようにダイヤが組まれていました。

乗ってきたE653系は回送列車として仙台車両センターまで回送され翌日の土浦行き列車になります。

最後に

今回は1月に2往復だけ設定された茨城県から松島・小牛田を結ぶ臨時特急「冬の宮城ホッと温泉号」の乗車記でした。

5時間越えの長時間乗車、常磐線から東北本線へ直通し仙台を越える常磐線特急と珍しい運用の列車でした。

機会があればぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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