今回は南東北エリアで使える「小さな旅ホリデーパス」の紹介になります。
小さな旅ホリデー・パスとは
土・休日及びゴールデンウイークや年末年始などに福島・山形・仙台周辺のフリーエリア内のJR線が1日乗り放題となるフリーきっぷになります。
・通年の土休日
・4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月23日~1月7日の毎日
※2021年6月14日~9月30日までは毎日利用可能
有効期間:1日間
発売期間:通年
利用できる列車:
・フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席及びBRT
・別途特急券等を購入すればエリア内の在来線特急列車は利用可
・別途指定席券を購入すれば普通車指定席は利用可
・東北新幹線は利用不可、但し山形新幹線の「福島~新庄間」は別途特急券等を購入すれば利用可
発売場所:
・フリーエリア内の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザ等、指定席券売機
料金:大人2,720円 小児1,350円
フリーエリア
どれくらいお得なのか?
このフリーパスは大人2,720円で、1日乗り放題となるきっぷになっています。
このきっぷを利用してどれくらい移動すればお得になるのか、フリーエリア内の主な駅間での片道運賃、往復運賃を調べてみました。
区間 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
郡山~会津若松 | ¥1,160 | ¥2,320 |
福島~山形 | ¥1,518 | ¥3,036 |
福島~新庄 | ¥2,640 | ¥5,280 |
福島~仙台 | ¥1,342 | ¥2,684 |
仙台~山形 | ¥1,160 | ¥2,332 |
仙台~新庄 | ¥1,980 | ¥3,960 |
仙台~石巻 | ¥858 | ¥1,716 |
仙台~女川 | ¥1,170 | ¥2,340 |
仙台~気仙沼 | ¥2,410 | ¥4,820 |
仙台~会津若松 | ¥3,410 | ¥6,820 |
片道で元を取るのはなかなか難しそうなので、往復利用もしくはエリア内を周遊する利用方法だと元がとれそうですね。
エリア内で走る気になる列車
「小さな旅ホリデーパス」を利用して乗ることができる優等列車・気になる列車を紹介していきたいと思います。
快速「あいづ」
郡山~会津若松間の磐越西線を1日3往復走る快速列車です。
・あいづ1号:郡山 10:41発 → 会津若松 11:50着
・あいづ3号:郡山 15:45発 → 会津若松 16:50着
・あいづ5号:郡山 19:48発 → 会津若松 20:56着
会津若松→郡山
・あいづ2号:会津若松 9:09発 → 郡山 10:10着
・あいづ4号:会津若松 14:13発 → 郡山 15:19着
・あいづ6号:会津若松 17:10発 → 郡山 18:14着
車両の一部が改造され半室が指定席となっているE721系という電車が使われています。
指定席は半室だけなので14席しかありません。
快速列車なので指定席を利用しなければ運賃のみで利用できます。
・通常期・繁忙期:530円
・閑散期:330円
とれいゆつばさ
山形新幹線の福島~新庄間を走る観光列車です。
・新庄 15:00発 → 福島 17:41着
山形新幹線と同じE3系を改造したE3系700番台という車両が使われています。
車両の特徴としては「とれいゆ」の名の通り、車内に「足湯」が設置されているので、移動しながら足湯につかることができます。
その他にもバーカウンターやお座敷形式の座席などがあります。
「小さな旅ホリデーパス」で利用する場合には別途、指定席特急券を購入すれば乗ることができます。
快速「湯けむり」
東北本線、陸羽東線を経由して仙台~新庄間を走る快速列車です。
・新庄 15:00発 →仙台 17:40着
キハ110系2両が使用され、全車指定席となっています。
「小さな旅ホリデーパス」で利用する場合には別途、指定席を購入すれば乗ることができます。
陸羽東線の沿線には温泉地が多く「奥の細道ゆけむりライン」という愛称がついています。
陸羽東線の駅名でも、「川渡温泉」、「鳴子御殿湯」、「鳴子温泉」、「中山平温泉」、「赤倉温泉」、「瀬見温泉」と温泉と名の付く駅が6駅もあることからも、温泉が多いことがわかります。
最後に
今回は南東北で使えるフリーパス「小さな旅ホリデーパス」の紹介でした。
南東北の観光や温泉へ日帰り旅に便利なきっぷですのぜひ活用してみてはいかがでしょうか。