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【草津1号】温泉アクセス特急 651系グリーン車乗車記(上野→長野原草津口)

2023年2月15日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は2023年3月のダイヤ改正で名称変更・定期運用から引退となる651系特急「草津号」のグリーン車の紹介と乗車記をお届けします。

 

特急草津とは

(引用:© OpenStreetMap contributors)

特急「草津」とは、JR東日本が運行する特急列車で上野駅から長野原草津口駅までの164.7 ㎞を東北本線・高崎線・上越線・吾妻線経由で結ぶ特急列車です。

2014年3月のダイヤ改正より運行車両が185系から651系へ置き換え、2016年3月のダイヤ改正より運行区間が上野駅~万座・鹿沢口駅から上野駅~長野原草津口駅へ区間短縮されるなど変更されてきました。

沿線には四方温泉、草津温泉などの温泉地があり東京からの温泉アクセス特急として活躍しています。

停車駅・時刻

停車駅と時刻は以下の通り。

停車駅 草津31号 草津1号 草津3号 草津32号 草津2号 草津4号
上野 9:00発 10:00発 12:10発 14:24着 15:26着 18:09着
赤羽 9:09着
9:10発
10:09着
10:10発
12:18着
12:19発
14:14着
14:15発
15:15着
15:15発
17:59着
17:58発
浦和 9:18着
9:19発
10:18着
10:19発
12:27着
12:28発
14:06着
14:06発
15:06着
15:07発
17:50着
17:50発
大宮 9:25着
9:26発
10:25着
10:26発
12:34着
12:35発
14:00着
14:01発
14:59着
15:00発
17:43着
17:44発
熊谷 9:52着
9:52発
10:51着
10:51発
13:01着
13:02発
13:32着
13:33発
14:33着
14:34発
17:15着
17:16発
高崎 10:19着
10:20発
11:18着
11:19発
13:31着
13:33発
13:05着
13:06発
14:04着
14:05発
16:44着
16:46発
新前橋 10:27着
10:29発
11:25着
11:27発
13:39着
13:40発
12:58着
13:00発
13:57着
13:59発
16:36着
16:38発
渋川 10:39着
10:41発
11:36着
11:37発
13:50着
13:51発
12:48着
12:49発
13:47着
13:48発
16:25着
16:26発
中之条 11:00着
11:01発
11:57着
11:57発
14:12着
14:13発
12:29着
12:29発
13:28着
13:28発
16:05着
16:06発
長野原草津口 11:24着 12:18着 14:34着 12:05発 13:07発 15:43発

・草津1~4号は定期運行

・草津31、32号は土・日・祝日に運行

定期列車は1日2往復(1~4号)があり、土・日・祝日には臨時で1往復(31、32号)の追加運行、さらに繁忙期ではもう1往復(83、84号)の運行が設定されることがあります。

料金のまとめ

区間 乗車料金 自由席 指定席 グリーン車
上野~熊谷 1,170円 950円 1,480円 2,250円
上野~高崎 1,980円 1,360円 1,890円 4,160円
上野~渋川 2,310円 1,360円 1,890円 4,160円
上野~長野原草津口 3,080円 1,760円 2,290円 4,560円

草津号の主な料金は上の表のとおり。

この他、えきねっとトクだ値での割引サービスもあります。

特急草津1号 グリーン車乗車記

北の玄関口 上野駅から出発

上野駅中央口にある大きな行先表示板!ターミナル駅の雰囲気があっていいですよね。

今回の旅の出発は「北の玄関口」上野駅。現在では上野・東京ラインが開通したことで多くの列車が上野駅を「途中駅」にしており、かつての雰囲気は減ってしまった感があります。

9時39分、高崎からの「スワローあかぎ8号」として上野駅に到着。出発までは20分ほどあったので写真撮影をしました。

頭端式ホームならではの車両正面からの写真。

先頭側までやってきました。651系の特徴である列車名の表示された前面のLED。温泉マーク(♨)もきれいに表示されていますね!

「白いタキシードボディ」とされた車体も一部はげている姿に・・・。

スーパーひたち時代を見てきた私としてはやはり651系は上野駅の地平ホームにいる姿がしっくりする感じがします。

 

 

グリーン車の座席

651系のグリーン車は4号車に連結されています。

グリーン車は2列+1列の横3列の座席配置で全部で36席あります。シートピッチは1,160㎜で普通車のシートピッチ 970㎜と比較するとかなり広くとられています。

また写真でも分かるようにシートはかなり厚みがありとても座り心地が良いものでした。

ぜひ機会があれば利用してみてください!!

足元にはフットレストも備え付けられています。

東北本線を走行

10時00分、特急「草津 1号」は時刻通り上野駅14番線を出発。長野原草津口駅までの2時間18分の旅が始まりました。大宮駅までは東北本線を走ります。

上野駅出発してすぐ右側には留置線があり651系やE231系が停まっている姿がありました。

上野駅~日暮里駅間は日本でも有数の線路数で、

・山手線(2本)

・京浜東北線(2本)

・東北本線(4本)

・常磐線(2本)

の計10本の線路が並びます。

ちょうどこの区間を走っていると品川行きの特急「ときわ 60号」とすれ違いました。旧常磐線特急と現常磐線特急のすれ違いが見られるのもあとわずかの光景。

日暮里駅を過ぎると常磐線は大きく右にカーブして東北本線と別れます。この後常磐線と東北本線が出会うのは福島の岩沼駅です。

東北本線は西日暮里駅を過ぎた辺りで京浜東北線、山手線と分かれ尾久車両センター方面へと向かいます。

10時09分、最初の停車駅 赤羽駅に到着。

赤羽駅からも多数の乗客があり、草津号の需要の高さを感じます。

赤羽駅を出ると東京と埼玉県の県境である荒川を渡り埼玉県へと入ります。

王子駅~大宮駅までは京浜東北線と並走して走るので、追い抜きやすれ違いを見ることができます。

10時18分、浦和駅に到着。大宮駅までは高崎線の優等列車 快速アーバンと同じ駅に停車します。

10時25分、埼玉県最大のターミナル駅 大宮駅に到着。

大宮駅は高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・埼京線・川越線・JR貨物と本当に数多くの路線が乗り入れる拠点駅ですので、見ていて飽きない駅です!

高崎線を快走

大宮駅を出ると高崎線を走ります。いよいよ特急らしく100㎞/h近い速度で上尾、桶川、鴻巣といった高崎線の主要駅を通過していきます。

しばらく走り右側より上越新幹線の高架線路が見えてくると熊谷駅に到着の車内アナウンスが流れました。

10時51分、熊谷駅に到着。

熊谷駅を出ると左側に秩父鉄道が分かれていきます。

熊谷駅を出てしばらくすると上下線が離れていき、特に下り線では高架を駆け上がると左右両方の車窓にに熊谷貨物ターミナルを見ることができます。

今回は右側の線路にコンテナを牽引するEH200(ブルーサンダー)の姿がありました。

熊谷貨物ターミナルを過ぎると籠原駅を通過。高崎線は本庄駅~高崎駅ではホームの都合で全て10両編成での運行になります。そのためほとんどの列車が当駅で連結・切り離し作業が行われます。

「草津号」はこの駅も通過。

神流川を渡り「草津号」はいよいよ群馬県へ入ります。

遠くには雪をかぶった山々の姿が見えるようになってきました。

11時18分、群馬県最大のターミナル駅 高崎駅に到着。

新幹線開業以前から上越、信越方面の分岐駅として群馬県内各地へ向かう路線の拠点としての役割を担っています。

「草津号」での高崎線の旅はこの高崎駅で終わり、ここから先は上越線を走ります。

 

 

上越線を走行

11時19分、時刻通り高崎駅を出発。しばらくすると左側に信越線が分かれていきます。かつては特急「あさま号」や「白山号」等の列車が碓氷峠を越え長野方面へ走っていた路線ですが、現在ではその役割を新幹線に譲り在来線は普通列車のみの路線へ。

11時25分、新前橋駅に到着。ここで両毛線と分かれます。

新前橋を出ると再び特急らしい100㎞/h越えで走り抜けていきます。

群馬総社~渋川間は天気が良ければ右側に赤城山、左側に榛名山をよく見ることができる区間なので乗った際はその景色をお見逃しなく!景色がおススメの区間です。

今回は右側の席に座っていたので、山頂付近にうっすらと雪をかぶる赤城山の姿を見ることができました。

11時36分、草津温泉と並ぶ温泉地「伊香保温泉」の玄関口である渋川駅に到着。

やはり有名な温泉地ということもあり、草津号からは多くの下車される方がいました。

石段街としても知られる伊香保温泉に行ってみたいところ!

ホーム上には旧客車時代をモチーフにしたであろう、赤線に「三等」と書かれた待合室もありました。この区間を走る臨時快速「SLぐんま みなかみ号」とも合わせたデザインなのかもしれません。

「草津号」はここから先、上越線と分かれ吾妻川に沿って吾妻線を走り終点の長野原草津口を目指すことになります。

いよいよ最後の吾妻線区間へ

10時41分、時刻通り渋川駅を出発。右側に進む上越線と分かれ吾妻線へ入ります。

渋川駅を出発した後しばらくは田園風景の中を走り、最初の通過駅である金島駅を過ぎると上越新幹線の線路と交差します。

祖母島駅を過ぎた辺りから吾妻川に沿って走るようになり、それに合わせて線路もだんだんとカーブやトンネルなどが増えてきました。

この辺りでは左側の方が吾妻川側となり景色がよさそうです。

11時57分、最後の途中駅である中之条駅に到着。四方温泉・沢渡温泉の玄関口となる駅です。

吾妻線は単線なのでこの駅では新前橋行きの普通列車と行き違いがありました。

岩島駅を過ぎると左にカーブしながら真新しい高架区間を走ります。

岩島駅~長野原草津口駅間は、八ッ場ダム建設によりダム湖に沈むため線路の付け替えが行われた区間になります。この岩島駅を過ぎたところが、新線区間へのアプローチ線になります。

線路の付け替えとともに移設された川原湯温泉駅を通過。

駅のすぐ近くには八ッ場ダムのダム湖の姿も車窓から見ることができました。

この川原湯温泉駅を通過すると終点の長野原草津口駅もあと少しです。

長野原草津口駅に到着する直前、右側に架線柱と線路が見えてきます。この線路は付け替え前の吾妻線の線路の一部になります。現在では留置線として使われているようです。

終点 長野原草津口駅に到着

12時18分、上野駅を出発して2時間18分で草津温泉の玄関口である長野原草津口駅に到着。

乗ってきた「草津 1号」は到着後、折り返し上野行き「草津 2号」の為の準備が行われました。

長野原草津口駅は1番線が行き止まり式、2番線がさらに先の万座・鹿沢口、大前方面へ向かう配線になっており、特急「草津号」は基本的に1番線のホームから発着しています。

最後に

今回は上野駅~長野原草津口駅までを結ぶ温泉アクセス特急「草津 1号」のグリーン車の乗車記をお届けしました。

651系のグリーン車の座席はとても座り心地が良く長時間乗っていても快適な旅にしてくれました。

651系は2023年3月のダイヤ改正で定期運用引退となりますので、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

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