みなさんこんにちは、tomotabitripです。
新宿駅から乗り換えなしで、上越国境を越えた雪の十日町駅まで直行できる、年に1日だけ運転される特別な臨時特急があります。それが「ほくほく十日町雪まつり号」です。
今回は実際に全区間を乗車してきましたので、運転概要から車窓の見どころ、予約のコツまで、余すことなくお伝えします。
この記事では、以下の内容をまとめています。
- ほくほく十日町雪まつり号とは?
- 運転日、運転区間、停車駅、時刻
- 料金(指定席料金)
- 予約のポイント
- 実際の乗車レポート
ぜひ最後までご覧ください。
ほくほく十日町雪まつり号とは

「ほくほく十日町雪まつり号」は、新潟県十日町市で開催される冬の一大イベント「十日町雪まつり」へのアクセスを目的とした臨時特急列車です。
湘南新宿ライン・高崎線・上越線・ほくほく線を経由し、新宿駅から十日町駅まで乗り換えなしで結びます。都心から雪国へ直行できるという利便性の高さと、JR東日本の特急車両がほくほく線に乗り入れるという希少性から、鉄道ファンはもちろん、雪まつりを目指す旅行者にも人気の列車です。
運転日・運転区間(2026年)
- 運転日:2026年2月21日
- 運転区間:新宿駅〜十日町駅(湘南新宿ライン・高崎線・上越線・ほくほく線経由)
- 運転本数:1往復
停車駅・時刻
| 停車駅 | 下り(新宿→十日町) | 上り(十日町→新宿) |
|---|---|---|
| 新宿 | 7:51 発 | 19:58 着 |
| 池袋 | 7:57 着 7:58 発 | 19:51 着 19:52 発 |
| 大宮 | 8:23 着 8:24 発 | 19:28 着 19:29 発 |
| 高崎 | 9:24 着 9:25 発 | 18:26 着 18:27 発 |
| 越後湯沢 | 10:51 着 10:55 発 | 16:58 着 17:01 発 |
| 十日町 | 11:26 着 | 16:26 発 |
使用車両
- E653系 7両(全車指定席)
使用車両は、新潟から転属し各地の臨時列車で活躍中のE653系(水色カラー)です。
もともと特急「いなほ」で使用されていた車両で、シート間隔のゆったりしたグリーン車も連結されているのが特徴です。全車指定席・7両編成での運転となります。
料金・運賃(新宿〜十日町 片道)
新宿〜十日町(片道)の料金は以下の通りです。
| 料金項目 | 普通車指定席 | グリーン車指定席 |
|---|---|---|
| 乗車券 | 4,140円 | 4,140円 |
| 指定席券 | 3,260円 | 7,340円 |
| 合計 | 7,400円 | 11,480円 |
予約のポイント
年に1日だけ運転される希少な列車だけに、チケットの競争率は非常に高めです。1ヶ月前の発売開始と同時に購入するのがおすすめです。
グリーン車はほぼ確実に即完売。普通車指定席も発売直後にほぼ埋まります。
ただし、こまめに空席確認を続けると直前でも乗れる可能性があります。特に、出発前日のキャンセル料が上がるタイミングで、わずかな空席が出ることがあります。
運転日前日になると指定席のキャンセル料が上がりますので、空席確認する際には前日からが特にポイントです。
乗車記|ほくほく十日町雪まつり号(新宿→十日町)
新宿駅から出発

7時27分発の成田エクスプレスが出発したのち、7時30分ごろ、池袋方面から水色のE653系が6番線にゆっくりと入線してきました。

駅の行き先表示板には、普段は設定されていない「十日町」の文字。下段の定期列車の表示と比べると若干ずれた表示が、この列車の特別感をひときわ引き立てていました。

列車が到着すると、この日のために用意された横断幕がホームに掲げられ、普段の朝とはひと味違う高揚感が漂います。
7時51分、定刻どおり新宿駅を出発。大勢のお見送りを受けながらの旅の始まりです。
池袋・大宮と停車し都心を抜ける

新宿を出発すると、まず池袋駅に停車。ここで空席だった座席にも乗客が加わり、車内はほぼ満席となりました。
池袋を出ると山手線と分かれ、上野東京ライン・東北新幹線と合流して北へ向かいます。赤羽駅を過ぎると荒川を渡り、埼玉県へと入ります。

赤羽駅や浦和駅など、この区間を走る特急列車が停車する駅を全て通過し、次の停車駅大宮を目指します。

8時24分、大宮駅を時刻通り出発。都心最後の停車駅大宮駅を出発すると、次の停車駅は約75km先の高崎駅です。
高崎駅までの高崎線区間はノンストップ

大宮を出ると宇都宮線と分かれ、高崎線へ。上尾・桶川・鴻巣・熊谷といった特急や新幹線が停車する駅をすべて通過し、ひたすら北へ疾走します。

熊谷を過ぎると、進行方向右手に熊谷貨物ターミナルに停まる貨物列車が見えてきます。主に東北本線で活躍するEH500形が牽引する貨物列車が停車中。
神保原駅を過ぎ、神流川を渡ると群馬県へ。遠くに山々のシルエットが姿を現します。
高崎駅に到着

大宮駅から走り続けてきた列車はぐんま車両センター横を通過し、新幹線の下をくぐると高崎駅に滑り込みます。

9時25分、北関東の拠点である高崎駅に到着。高崎駅で若干の乗客の入れ替わりがありました。

列車は高崎駅から高崎線から上越線へと入ります。
関東平野を抜け徐々に赤城山や、榛名山といった山々が迫ってくるようになってきます。

伊香保温泉の玄関口、渋川駅を通過し利根川橋梁を渡ります。この利根川橋梁からの景色がとても良いので見逃せません。
利根川に沿って徐々に高度を上げながら進むにつれ、線路脇には残雪が目立つようになりました。
水上駅で運転停車

10時24分、上越国境の麓、水上駅に停車。この駅は通過禁止駅として知られており、特急・貨物列車を含む全列車が必ず停車しなければなりません。
「ほくほく十日町雪まつり号」も例外なく、運転停車を行いました。2024年末に特急「水上」でのE653系入線以来、久しぶりの入線となりました。
日本一のもぐら駅・土合を抜け国境へ

水上駅を後にすると、いよいよ列車は上越国境に挑みます。

雪山の合間を縫うように走り、湯檜曽駅を通過。この駅は下りホームがトンネル内に、上りホームは地上にあるという、少し変わった構造で知られています。

続いて通過するのが、下りホームが地下70メートルという日本一深い場所にある「土合駅」。「日本一のもぐら駅」として全国の鉄道ファンに親しまれる、上越線屈指の名物駅です。
トンネルを抜けると別世界の雪景色

長いトンネルを抜けると、車窓の景色は一変します。深い緑と岩肌の山間から、突然一面の銀白色の雪景色へ。川端康成の名文「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」をそのまま体感できる、この列車の見どころです。

上越線の名所・毛渡沢橋梁を渡ると、沿線の雪景色に太陽の光が反射してまぶしいほど。
最後の途中停車駅 越後湯沢駅に到着

10時51分、最後の途中停車駅・越後湯沢駅に到着。約4分の停車中、隣のホームには臨時増発されたほくほく線の普通列車が停まっていました。
雪まつりの混雑の影響もあり、隣の普通列車が遅れて出発。今回乗車していた十日町雪まつり号も遅れるとのアナウンスがありました。

11時17分、先行列車の遅れの影響で22分遅れで越後湯沢駅を出発。

雪を被った山々と一面の雪景色の中、上越線を北上していきます。

しばらく走ると六日町駅に運転停車。ここからほくほく線に入ります。
年に1度だけの入線 E653系がほくほく線を走る

六日町駅でポイントを渡り、ほくほく線へ。これまで走ってきた上越線が右へ分かれていきます。E653系がほくほく線を走るのは、「十日町雪まつり」開催に合わせた年1往復のみ。その意味で、この乗車は非常に貴重な体験です。
魚沼丘陵駅を過ぎてトンネルに入ると、先行列車の遅れの影響でトンネル内の赤倉信号場にて一時停車。かつての特急「はくたか」が退避待ちをしていた往時の雰囲気を思わせる場面でした。
トンネル内には、通過列車の際にはホームへの扉が閉まる仕組みをもつ「美佐島駅」も存在しています。
終点 十日町駅に到着


11時35分、約9分遅れで終点・十日町駅に到着。ホームには横断幕を掲げたお出迎えがあり、臨時列車が歓迎ムードに包まれました。

ほくほく線の駅にJR東日本の特急車両が停車している光景は、やはり特別なもの。
乗り終えた列車は折り返し回送列車として六日町方面へ走り去っていきました。

駅近くには大小さまざまな雪像が並び、地酒の試飲コーナーも設けられるなど、十日町雪まつりならではの賑わいが広がっていました。
まとめ|【2026年】年に一度だけ雪国へ直行する列車|ほくほく十日町雪まつり号 全区間乗車記(新宿→十日町)
今回は「【2026年】年に一度だけ雪国へ直行する列車 ほくほく十日町雪まつり号 全区間乗車記(新宿→十日町)」についてお届けしました。
「ほくほく十日町雪まつり号」は、年1日だけの運行という希少性と、JR東日本の特急車両がほくほく線に乗り入れるという組み合わせが魅力の列車です。
一方で、新宿から上越国境を越え、白銀の十日町まで乗り換えなしで直行できるという利便性の高さから、雪まつりを楽しみたい旅行者にとっても最高のアクセス手段と言えます。
運転日の発表をチェックし、ぜひ一度この特別な列車旅を体験してみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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