みなさんこんにちは、tomotabitripです。
2019年3月15日までは篠ノ井線の塩尻駅から信越本線の長野駅間を、乗車整理券が必要な快速列車「おはようライナー」が運行されていました。
今回は、おはようライナーに乗車し塩尻~長野まで乗車してみたのでその紹介になります。
おはようライナーとは
長野総合車両センターに所属する189系特急車両を使って運行され、晩年はN102編成と呼ばれるあさま色の189系が活躍していました。
塩尻駅を7時前に出発し、終点の長野駅には8時過ぎに到着するダイヤが組まれ、通勤・通学などの需要に対応していました。
18きっぷシーズンだと乗車整理券を購入するだけで乗ることができるので「乗り得列車」としても人気がありました。
停車駅・時刻
停車駅は塩尻を出発すると村井、松本、明科、終点長野の計5駅のみで、特急しなの号などの停車する篠ノ井駅には停車しません。
おはようライナーに乗車
勝負は出発の1時間30分前から
おはようライナーは全席自由席ですが乗車整理券(320円)を購入しないと乗車できません。
私が乗車した時はすでにダイヤ改正に近かったため、運行される日はとても混んでいるとの情報があったので始発駅の塩尻駅が開くと同時に購入しました。
その結果、無事に乗車券を購入できましたが、時間は5時25分ぐらいで出発の約1時間半前くらいでした。
入線~出発準備
雨降りしきる中、松本方面より塩尻駅4番線入線してきました。
乗車した時のヘッドマークはすでに「おはようライナー」表示でしたが、日によっては「回送」幕で入線してくることもあったそうです。
雨降りしきる中出発の時間まで待ちます。
先頭車の側面には長野新幹線開業前に上野~長野、碓氷峠を越え走り抜けた特急あさま「ASAMA」のマークが残ります。
松本方面から来た211系と並びます。
塩尻はワインの町として有名で、駅にはそれを象徴するかのようなワイン樽のオブジェがあります。
そんなワイン樽と一緒に189系の写真を撮りました。
211系が出発したので、隣のホームに移動し189系の全体を撮りました。
特急あさま時代は最長11両編成となって運用されていましたが、すでに6両編成に短縮されています。
6両に短縮されても、この「あさま色」と呼ばれるカラーをまとった189系はかっこいいと思います。
長野へ向け出発
6時57分、時間通りに「おはようライナー」は長野へ向けて出発しました。
時間通りに、村井駅、松本駅と順に停車していき、乗客を乗せて出発していきます。
これが乗車整理券です。
車内の様子はこんな感じです。
私が乗車したのは長野方先頭車となる6号車で、この車両だけ座席が簡易リクライニングシートに改造された車両です。
窓側の席はすべて埋まっていましたが、通路側の席はかなり空いておりました。私の横の席も人は最後まで来ませんでした。
列車の交換!
明科駅から篠ノ井駅までの篠ノ井線は単線区間となっており、上下の列車はどこかの駅で交換する必要がありました。
その中の一つとして、長野駅発松本駅行きの快速列車と坂北駅で交換するポイントも見どころの一つでした。
このE257系の快速は、前日に東京駅から松本駅まで「あずさ25号」として運用され、その後、松本駅から長野駅まで快速で運用された車両です。
松本駅までの送り込みの役割も担っていました。
列車はどんどん山を登っていきます。
トンネルを抜けると、そこには篠ノ井線で一番景色が良いと言われる「善光寺平」が見れるはずでしたが、あいにくの天気でほとんど見られず。
しかし、山の山頂よりも低い位置にある霧?を見ることができ、これまた見たことがない面白い景色かなと思います。
善光寺平を一望でき、スイッチバックで有名な姨捨駅を過ぎ、列車はどんどん坂を下っていきます。
坂を下り、ここらへんまでくると霧の下に来ることができ、街の様子を見ることが来ます。
長野駅到着~回送まで
長野駅には定刻通り到着することができました。
長野駅でも211系と並びます。到着後先頭車のヘッドマークはすでに「回送」に変更済みでした。
長野駅にあさま色の189系が停車している姿は、信越本線を特急あさまとして走っていた姿に重なります。
長野駅到着後、おはようライナーは北長野駅に隣接する長野総合車両センターへ回送されていきました。
これにて塩尻駅発長野行きおはようライナー(長野)1時間13分の旅は終わりです。
塩尻駅での早起きがとても大変でしたが、国鉄型特急車両に乗れるというとても貴重な時間を過ごせたかと思います。