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【1,100キロの移動】九州から関東まで 新幹線 のぞみ号に乗る約5時間の旅(博多駅→東京駅)

2022年6月18日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

5時間以上運行されている列車は特急〔サンライズエクスプレス〕、〔オホーツク〕などをはじめいくつかありますが、今回は始発から終点まで約5時間かけて結ぶ新幹線〔のぞみ号〕乗車記になります。

出発は博多駅から

今回は博多駅14時39分発〔のぞみ 38号〕東京行に乗車し、終点の東京駅まで向かいます。停車駅は博多・小倉・広島・福山・岡山・新神戸・新大阪・京都・名古屋・新横浜・品川でした。

博多駅を時刻表を見てみると4~6本/時で各新幹線が運行されていてなかなか本数が多い印象です。東京駅では見ることのない〔さくら)、〔みずほ)などの名前に目新しさを感じます。

博多駅13番線ホームに上がると今回乗車するのぞみ号はすでに入線。使用車両はN700A(ラージA)編成でした。

出発時間も迫ってきたので早速乗車します。

14時39分、列車は時刻通り博多駅を出発。隣の吉塚駅までは左側に鹿児島本線が並走するので、快速・普通列車の他タイミングが合えば特急〔ソニック〕と並走・すれ違いが見られます。

博多駅~小倉駅間では鹿児島本線よりも新幹線は内陸側に線路が敷かれ、山間をトンネルで貫き直線的に小倉駅を目指します。

左側に高い煙突などのいかにも工場と思えるような景色と海が見えてくるとまもなく小倉駅に到着です。

14時54分、博多駅を出発して15分で九州地方最後の駅 小倉駅に到着。

日豊本線・鹿児島本線・一部山陽本線からの直通列車が乗り入れるターミナル駅ということもあり、ホーム上には列車を待つ多数の人が見られました。

新関門トンネルを通過

小倉駅を出発すると新幹線は山陽本線・鹿児島本線を越えトンネルに入ります。ここから本州と九州を隔てる関門海峡を越える全長18,713mの「新関門トンネル」が始まります。

地図で新関門トンネルの場所を見てみると、山陽本線の「関門トンネル」とだいぶ離れていることがわかります。

写真がぶれているので見えづらいですが、新関門トンネルを抜け本州へ入るとすぐに新下関駅を通過。280㎞/h近いスピードで走っているので通過の瞬間は一瞬でした。

一部ののぞみ号も停車する新山口駅を通過。

山陰本線・山陽本線の分岐駅ということもあり広い駅と留置線が広がり、それぞれの路線で運用されている気動車・電車が留置されているのを見ることができました。

一部ののぞみ号も停車する徳山駅を通過。

カーブが急であるため通過速度が185㎞/hまで制限されているので、他の駅と比べてゆっくりと感じる通過。ここでは700系ひかりレールスター車両で運用の〔こだま854号 新大阪行〕を追い抜きました。


 

中国地方のターミナル 広島駅到着

太田川放水路を越えるとまもなく広島駅に到着。この時はちょうど鉄橋を渡る可部線の227系電車を見ることができました。

15時41分、博多駅を出発して1時間2分で広島駅に到着。広島駅はすべての種別の新幹線が停車、また当駅を始発・終着とする新幹線が設定されるなど拠点駅としての役割を担っています。

広島駅出発後は右側に「マツダスタジアム」、「山陽本線」、「広島貨物ターミナル」、「下関総合車両所広島支社」を見ることができます。

15時41分、博多駅を出発して1時間26分で福山駅に到着。

駅前にある福山城は工事中だったため足場組まれ覆いがされている状態でした。新幹線駅前にお城があるなんて珍しい光景!

四国への玄関口 岡山駅到着

高梁川を通過する際、一瞬伯備線の線路と交差します。タイミングが良ければ381系特急〔やくも号〕を見ることができるかもしれません。

岡山駅到着前は色々見どころがあり、まず右側に博多総合車両所岡山支社の新幹線の電留線が見えた後、岡山電車区、JR貨物の岡山機関区を見ることができます。

瀬戸大橋線を越えると今度は左側に岡山駅構内の留置線を見ることができ、この時は117系、115系電車の姿を見ることができました。

16時22分、博多駅を出発して1時間43分で岡山駅に到着。

岡山駅ではのぞみ号の3分後に出発する〔ひかり 518号〕東京行に接続できるようになっています。

岡山駅を出ると左側に岡山気動車区が広がります。津山線・姫新線・吉備線等で使用されるキハ40形、47形、120形の気動車を見ることができました。

機関車、電車、気動車といろいろ本当に見どころばかりの岡山駅でした。


 

ついに関西圏へ

16時54分、博多駅を出発して2時間15分で新神戸駅に到着。博多を出発した列車もついに関西圏に突入です。

新神戸駅はトンネルとトンネルのわずかな合間に設けられ、背後には六甲山が迫り、カーブが急なため列車が停車していても体が斜めになるのを感じる等なかなか険しいところにある駅です。

新神戸駅でも多数の乗降があり、乗っていた車両では窓側席(A、E席)は満席、通路側(B、C)席もほとんど埋まっている状態でした。

17時07分、博多駅を出発して2時間28分で新大阪駅に到着。乗っていた車両では半分以上の方一斉に降りていき、それと同程度の乗ってくる方がいました。

のぞみ号に乗っていると博多・広島・岡山~大阪、大阪~東京と人の流れが分かれるのが良くわかります。もちろん乗り通す人もいますが…。

博多駅から続いた山陽新幹線の旅も終わり、新大阪駅から東海道新幹線の旅になります。距離的にも時間的にもようやく全行程の半分といったところです。

乗務員交代もあるので、新大阪駅では2分間の停車時間がありました。

新大阪駅を出発してしばらくすると、左側にJR東海の「鳥飼車両基地」が見られます。東海道新幹線の大阪側の拠点として整備・点検等行われています。

運が良ければドクターイエローを見ることができるかもしれません。

JR京都線で言えば高槻駅を過ぎた辺りから東海道新幹線と阪急京都線の並走区間になります。阪急線を追い抜きやすれ違いなどを見ることができます。

今回は、タイミングが良く阪急線の追い抜きを見ることができました。のぞみ号が早すぎて一瞬で追い抜いてしまいましたが…。

京都駅到着前では京都線の複々線と貨物線等線路がたくさん広がる区間です。京都鉄道博物館近くの留置線には、〔トワイライトエクスプレス〕の客車と〔嵯峨野トロッコ〕列車を牽引するDE10の姿がありました。

17時22分、博多駅を出発して2時間43分で京都駅に到着。

米原駅を通過。のぞみ号は通過しますが、米原駅は東海道本線と北陸本線の分岐駅として交通の要衝です。東海道本線を進むと関ヶ原を越え名古屋・東京方面へ、北陸本線に進めば琵琶湖東岸を北上し福井・金沢方面へと進みます。

東海道新幹線でも随一の豪雪地帯となる関ケ原へと入ります。ここまで天気は晴れていたのに急に写真のようなどんよりとした曇り空に・・・。

見えてきた伊吹山には白く雪がかぶっているでありませんか。もちろん線路沿線にはすでに雪はありませんが、日本の気候は地域によって急に変わるものだというのを感じさせてくれる光景でした。


 

名古屋駅に到着

東海道本線と名鉄線と合流し、名古屋駅を目指します。

17時58分、博多駅を出発して3時間19分で中部地方最大のターミナル駅 名古屋駅に到着。新幹線では当駅を始発・終着に設定される列車があるほか、また在来線でも特急〔しなの〕、〔ひだ〕、〔南紀〕をはじめ各方面への列車の拠点になっています。

名古屋駅を出るとのぞみ号は静岡県内の駅を次々と通過、約1時間20分ノンストップで神奈川県の新横浜駅に向かいます。

新横浜駅到着

19時16分、博多駅を出発して4時間37分で新横浜駅に到着。

多くの乗客がここで下車していき、ほぼ満席だった車内からはほとんど乗客がいなくなりました。

終点の東京まではあと少しです。

19時28分、博多駅を出発して4時間49分で最後の途中停車駅 品川駅に到着。

東海道線・横須賀線・京急線等、各路線に乗り換えできる便利な駅で普段なら多数の降車客がいるはずですが、乗っている車両からは誰も降りず終点の東京駅まで向かいます。

品川駅を出ると左側にはおそらく特急〔湘南〕で使われるであろうE257系、特急〔サンライズエクスプレス〕の285系が出発の準備をしている田町車両センター横をゆっくりと過ぎます。

終点 東京駅到着

19時36分、博多駅を出発して4時間57分で終点の東京駅に到着。博多を出たときには明るかった空もすでに夜へと移り変わり時間の経過を感じます。

博多駅から乗ってきたのぞみ号は回送列車となり、車庫へ引き上げられていきました。

最後に

今回はのぞみ号に乗って、九州の博多駅から広島・岡山・大阪・京都・名古屋と日本を代表する大都市を通過し東京駅までの約1,100km、約5時間の大移動でした。

やはり博多~東京間の移動となると飛行機を考えてしまうかもしれませんが、地上を走る新幹線では沿線の移り行く景色を楽しむことができ、旅の思い出になるでしょう。

ぜひ、東京~博多間新幹線のぞみ号に乗ってみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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