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【特急おおぞら】4時間越えの乗車!引退迫る283系特急おおぞらグリーン車乗車記(札幌⇒釧路)

2021年10月15日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は北海道の中心札幌と道東の中心釧路を約4時間30分かけて結ぶ特急おおぞら号の乗車記になります。

 

特急おおぞらとは

札幌~釧路駅間348.5㎞を函館本線・千歳線・石勝線・根室本線経由で約4時間~4時間30分で結ぶ特急列車になります。

(引用:© OpenStreetMap contributors)

2021年では札幌~釧路間を6往復、全列車5両編成での運行となっておりますが、以前は気動車の特徴をいかして多客期などでは最長11両まで増結し運行を行っておりました。

使用車両

使用車両は6往復のうち3往復がキハ283系、残りの3往復にはキハ261系1000番台の車両が使われています。

・283系:1・4・6・7・9・12号

・261系:2・3・5・8・10・11号

しかし、JR北海道では車両の保守整備問題などもあり、2022年春のダイヤ改正においてキハ283系は引退、キハ261系1000番台へ統一と発表されました。

283系おおぞらグリーン車乗車記

出発は札幌駅から

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札幌駅14:15発釧路行きおおぞら7号に乗車します。

前面の3色LEDでは2羽のタンチョウが交互に羽を動かすアニメーションが特徴です。このアニメーションは261系にはありません。

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側面の行先標時期には列車名と行先、車両号数などが表示されています。

283系グリーン車の車内

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グリーン車の車内は2-1席の3列シート配置となっていますが、車両の中央を境にして1列と2列が逆になります。これはキハ283系が振り子車両なので車両のバランスを考えた配置となっているためです。

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座席にはフットレストがついており土足で利用できる面を反転させれば靴を脱いだ状態でも利用できます。また横のペダルを押せば高さの調節もできます。

長時間乗車のとき靴を脱いで利用できるのは便利です。

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座席の肘掛けには電源コンセントが1つついているので長距離移動でも携帯の電池を気にすることなく移動できるところがいいところです。


 

車窓①函館線・千歳線(札幌~南千歳)

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時刻通り札幌駅を出発、道東の街釧路へ向けて4時間24分・348.5㎞の旅の始まりです。

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平和駅に隣接してJR貨物の札幌貨物ターミナル駅があります。この貨物駅から道東の各所及び東京の隅田川貨物ターミナルや遠く九州の福岡貨物ターミナルまで貨物列車が運行されています。

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平和駅を通過すると徐々に千歳線は高架となり函館本線と千歳線が分かれます。

この後、札幌駅を出発して9分で新札幌駅に到着します。

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札幌駅を出発して33分、千歳線と石勝線の境界駅となる南千歳駅に到着。

南千歳駅は新千歳空港駅の隣駅ということで空港からの利用者にとっては便利な駅となっています。この駅には石勝線の0キロポストもあります。

車窓②石勝線(南千歳~新得)

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南千歳を出発すると石勝線は左へカーブし千歳線上り線が越える形で分かれていきます。

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石勝線は単線で、駅間も長いため行き違いを行う信号場がいろいろなところに設けられています。

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札幌駅を出発して57分、3分遅れで追分駅に到着。追分駅では室蘭本線との乗り換え駅となります。

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ポイント部分に雪が積もり動かなくなるのを防ぐために設置されているスノーシェルターを北海道でも数多く見られます。

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滝ノ上駅で帯広発札幌行き特急とかち号と交換。特急とかち号は全列車キハ261系1000番台の車両で運転されています。

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札幌駅を出発して1時間19分、4分遅れで新夕張駅に到着。現在では廃線となってしまいましたが2019年3月までは新夕張駅から夕張支線が運行されていました。

新夕張駅~新得駅間は普通列車が運転されていない区間の為乗車券や18切符のみで普通車自由席を利用できる特例区間になっています。

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札幌駅を出発して1時間57分、7分遅れでトマム駅に到着。トマム駅は星野リゾートトマムの玄関口となる駅です。

トマム駅では札幌方面に向かう貨物列車と交換を行いました。

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札幌駅を出発して2時間22分、4分遅れで新得駅に到着。石勝線はこの新得駅までで、ここから先釧路までは根室本線を走ります。新得から釧路方面には普通列車が運行されています。

以前は新得駅から富良野・滝川方面へ抜けることができましたが自然災害の影響で不通になり、バス代替輸送になっています。


 

車窓③根室本線(新得~釧路)

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札幌を出発して2時間55分、6分遅れで帯広駅に到着。

帯広駅は十勝地方の中心の駅でグリーン車の乗客も含め多くの方が降りていき札幌~帯広間の需要の高さを感じました。

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帯広駅を出てすぐに札内川を渡ります。広大な北海道の大地を感じる風景。

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札幌駅を出発して3時間11分、5分遅れで池田駅に到着。

帯広~池田間は所要時間21分と比較的近い距離ですが、次の池田駅まで約1時間ノンストップで走り続けることになります。

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厚内駅を出ると根室本線は太平洋の横を走ります。この日は天気も悪かったので海は白波が立ちすこし荒れている感じでした。

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札幌駅を出発して4時間8分、4分遅れで最後の停車駅白糠駅に到着。

白糠駅は特急おおぞら1号・4号の以外すべての列車が停車する駅です。この駅を出ると次は終点の釧路駅です。

終点 釧路駅到着

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札幌駅を出発して4時間27分、4分遅れで道東の中心釧路駅に到着。これにて今回の特急おおぞら7号グリーン車の旅は終わりです。

この日は千歳線が倒木で一時運休の影響で対向の札幌行の列車が遅れていたため全体的に遅れ気味での運行でした。

また、札幌を出発した時には空は明るく晴れていましたが、釧路についた時には日は落ちて暗く、雨も降っている状態と北海道の広さを感じます。

最後に

今回は2022年春に引退が発表されたキハ283系の特急おおぞら号のグリーン車の乗車記でした。

山越え区間や平野区間、沿岸区間を走る特急おおぞら号からの景色は素晴らしく、コンセントやフットレスト等の設備がありグリーン車は快適な旅でした。

4時間を超えて走る北海道の特急は長いですが、ぜひ一度は乗って欲しい列車です。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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