みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は土休日に新宿と小淵沢を結ぶ臨時快速列車「ホリデー快速ビューやまなし号」のグリーン車の乗車記をお届けします。
この列車は2020年11月29日を最後に運行を終了しています。
ホリデー快速ビューやまなしとは
土日に1日1往復だけ中央本線の新宿と小淵沢の間で運行される臨時快速列車です。
215系10両で運行され全ての車両が2階建ての車両となっています。
座席の区分は普通車自由席・普通車指定席・グリーン車指定席の3種類あり特徴的です。
運転日
例年、3月から11月までの土日
(使用車両が耐寒・耐雪構造になっていないため故障を防ぐため期間限定での運行)
使用車両
215系(国府津車両センター所属)
【新宿←10号車 1号車→小淵沢】
・普通車自由席:1-3、8‐10号車
・普通車指定席:6、7号車
・グリーン車指定席:4、5号車
料金
普通車自由席を利用する場合は乗車券のみで利用できますが、普通車指定席・グリーン車指定席を利用する場合には別途指定席料金がかかります。
・普通車自由席利用:運賃のみ
・普通車指定席利用:運賃+指定席料金(一律530円)
・グリーン車指定席利用:運賃+グリーン車指定席料金
停車駅
新宿、三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、大槻、勝沼ぶどう郷、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、韮崎、小淵沢
ホリデー快速ビューやまなし乗車記
出発は小淵沢駅
今回乗車するホリデー快速ビューやまなしは松本方面より回送列車として出発の5分前に入線してきました。
ホリデー快速ビューやまなし新宿行の幕。
小淵沢駅から新宿駅まで163.4㎞、2時間39分の旅です。
グリーン車の車内
2階席の様子。
2階席からはいつもより高い目線での景色を眺めることができ、窓も天井に向かって湾曲しているため上方向の景色も若干見ることができます。
車内スペースの関係で荷物置きはありません。
1階席の様子。
1階席は逆に目線が低く、ホームの高さぐらいになります。駅に停車・通過するときにはかなりスピードを感じられるのではないでしょうか。
2階席との違いは窓がまっすぐなところぐらいでしょうか。
R61型の座席が使われています。
背面テーブル、読書灯が設置されています。
富士山を横目に中央線を走行
韮崎出発すると進行方向右手に富士山が見えてきます。
かなり日が落ちていたので富士山のシルエットを綺麗に見ることができました。
甲府に到着
甲府駅ではちょうど211系小淵沢行き普通列車とすれ違いました。
駅に到着したり他の列車とすれ違うと2階席の目線の高さを実感します。
甲府盆地の夜景
塩山駅と勝沼ぶどう郷駅の間では甲府盆地を見下ろす感じで景色を見ることができます。
今回は夜景を狙ってみましたが・・・写真だと難しいです。
実際に見るときれいなので、ぜひ夜に通過する際は見てみてください。
相模湖駅で通過待ち
相模湖駅では後ろから追いかけてくる特急あずさ・富士回遊44号の通過待ちをするため10分の停車があります。
通過待ちのため2番線に停車します。
一旦ホームへ降りてみました。
しばらくすると3番線を特急あずさ・富士回遊44号が通過していきました。
ホームに降りた際、他の車両を見てみましたが、普通車指定席は8割ぐらい埋まっており、普通車自由席はほぼ満席の状態でした。
高尾から先
高尾からは多くの人が乗車してきました。
高尾から先は八王子、立川、三鷹と停車していきます。
停車駅も少なく速達性もあるため、自由席の車両にはどの駅からも多くの人が乗車がありました。
終点新宿到着
小淵沢を出発して2時間39分。終点の新宿駅に到着です。
新宿駅では中央線のホームには停車せず、湘南新宿ラインの6番線に停車しました。
この後、品川まで回送となります。
まとめ
期間限定・週末限定のホリデー快速ビューやまなし号のグリーン車の乗車記をお届けしました。
特急「あずさ」よりも少し時間はかかりますが料金はグリーン車を利用しても安くなり、普通車自由席であれば青春18きっぷなどでも利用できる便利な列車でした。
残念ながらこの列車は2020年を最後に運行が終了し、2021年には215系も全車廃車されてしまったのでもう乗ることができません。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
【南小谷まで走る特急あずさ号の乗車記はこちら】