みなさんこんにちは、tomotabitripです。
2026年8月31日、JRグループより10月14日の「鉄道の日」に合わせて【秋の乗り放題パス】を発売すると発表がありました。あわせて、本州と北海道を結ぶ「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」も同時発売されます。
今回は日本全国のJR線普通列車・快速列車が連続する3日間乗り放題となるきっぷ「秋の乗り放題パス」についてお届けします。
日本全国のJR線普通・快速列車が乗り放題となる「秋の乗り放題パス」ですが、その分様々な制限や特例などルールが細かくありますが、そのルールを知ってしまえば、「秋の乗り放題パス」は一人旅も複数人旅、親子旅でも楽しめますので、ぜひ記事を参考にしてみてください。
秋の乗り放題パスとは

「秋の乗り放題パス」は、例年10月14日の「鉄道の日」にあわせて発売される、全国のJR線(在来線)の普通・快速列車の普通車自由席が連続3日間乗り放題になるフリーきっぷです。BRT(気仙沼線・大船渡線・日田彦山線)や、JR西日本の宮島フェリーも利用できます。
春・夏・冬の年3回しか発売されない青春18きっぷに対し、秋の旅の選択肢として登場するのがこのきっぷです。
新幹線・特急・急行やグリーン車は対象外(別途料金が必要)ですが、おとな7,850円は1日あたり2,617円で北海道から九州までのJR線が乗り放題です。
購入時に指定した利用開始日から連続3日間有効で、自動改札機にも対応(1枚につき1人限定、複数人での併用不可)。この仕組みは2024年冬以降の青春18きっぷとほぼ同じで、主な違いは価格です。
発売期間・利用期間(2026年度)
- 発売期間:2026年9月18日(金)~ 10月16日(金)
- 利用期間:2026年10月3日(土)~ 10月18日(日)
※利用開始日は2026年10月16日(金)分までが発売対象です。連続する3日間の初日として、利用期間内の好きな日を選べます。
有効期間の最終日は、通常ダイヤにおける最終列車まで有効です(終夜運転を行う場合も同様)。
秋の乗り放題パスの料金・購入方法
料金
| 区分 | 価格 |
|---|---|
| おとな | 7,850円 |
| こども | 3,920円 |
価格は2025年度と同額です。「秋の乗り放題パス」は連続する3日分のみの発売で、1日分だけの分割購入はできません。1日あたりに換算すると、おとな2,617円・こども1,307円です。
青春18きっぷは大人・こども関係なく一律料金ですが、「秋の乗り放題パス」はこども料金の設定があるのもポイントです。連続3日間利用できる青春18きっぷ(おとな10,000円、こども設定なし)と比べても、2,000円以上お得な価格設定になっています。
購入方法・発売箇所
全国のJRの主な駅(指定席券売機を含む)、JRの旅行センター、主な旅行会社で購入できます。
乗れる列車・乗れない列車

「秋の乗り放題パス」で乗れるのは以下の通り。
- JR全線の普通列車(快速含む)の普通車自由席及びBRT、並びにJR西日本宮島フェリーに乗車可能
- 普通列車(快速含む)の普通車指定席を利用する場合には別に座席指定券を、ライナー列車にご乗車される場合は、別にライナー券または乗車整理券を購入すれば乗車可能
- 普通列車(快速含む)グリーン車自由席を利用する場合は、別にグリーン券を購入すれば乗車可能
先述の通り基本的にJR線全線の普通列車・快速列車が乗り放題になります。一方で新幹線、特急列車、急行列車、グリーン車指定席には乗ることができません。
また、元々はJR線だったところが新幹線開業などで第三セクターへ移管された区間も基本的には乗れません。
道南いさりび鉄道線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、しなの鉄道線、えちごトキめき鉄道線、あいの風とやま鉄道線、IRいしかわ鉄道線、ハピラインふくい線、伊勢鉄道線、京都丹後鉄道線、智頭急行線、土佐くろしお鉄道線及び肥薩おれんじ鉄道線等の他、JR線と直通運転をしている路線並びにJRバス(日田彦山線BRTは除く)
別途、ご利用になる区間に有効な乗車券類が必要
一部、特急列車、第三セクターでも利用可能な特例もあるので後ほど紹介します。
「快速」・「普通」種別の臨時列車には乗れる

JR各社が運行する臨時列車には「快速」・「普通」種別での運行があり、これらの列車の「普通車指定席」を利用したい場合には別途指定席券の購入することで、秋の乗り放題パス利用時でも乗ることができます。
そのため、別途指定席券を購入すれば蒸気機関車を使った臨時列車にも秋の乗り放題パスで乗ることができます。一方で臨時列車の中には「特急」、「急行」種別での運行もありますが、こちらは指定席券を購入しても秋の乗り放題パスでの乗車はできません。
普通列車・快速列車のグリーン車の利用について

普通・快速列車のグリーン車には2種類あるので利用する際には注意が必要です。
注意点は以下の通り
- 普通・快速列車の自由席グリーン車:秋の乗り放題きっぷ+グリーン券で利用可能。
- 普通・快速列車の指定席グリーン車:グリーン券購入しても利用不可
普通・快速列車の自由席グリーン車はグリーン券を別途購入することで「秋の乗り放題パス」でも利用できますが、指定席グリーン車は利用できません。
JR東日本の東海道線・横須賀線・総武快速線・宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・常磐線・中央線快速・青梅線に連結されている2階建てグリーン車は、すべて「自由席」です。上記の指定席・自由席の区分どおり、このパス+グリーン券で利用できます。
JR西日本の新快速に連結されている有料座席「Aシート」も、通常の指定席券(窓口・券売機で購入するもの)を別途購入すれば、このパスで利用できます。ただし、e5489の「チケットレス指定席券」は企画乗車券との併用ができないため、Aシートに乗る場合はチケットレス指定席券ではなく、通常の指定席券を購入しましょう。
特急列車に乗車可能な区間(特例)
特急列車(新幹線を含む)・急行列車は原則利用できませんが、以下の区間に限り、特例として特急列車の普通車自由席等が利用できます。区間外にまたがって利用する場合は、その区間の乗車券・特急券が別途必要です。
| 路線 | 区間 | 利用可能な設備 | 利用可能な列車 |
|---|---|---|---|
| 石勝線 | 新夕張〜新得 | 普通車指定席の空席 | おおぞら とかち |
| 室蘭本線 | 室蘭〜東室蘭 | 普通車指定席の空席 | すずらん |
| 奥羽本線 | 青森〜新青森 | 普通車自由席 | つがる |
| 普通車指定席の空席 | リゾートしらかみ | ||
| 宮崎空港線 | 宮崎〜宮崎空港 | 普通車自由席 | にちりん ひゅうが にちりんシーガイア |
| 佐世保線 | 早岐~佐世保 | 普通車自由席 | みどり |
この特例は、特例で指定された区間内の乗車のみ有効ですので、この区間を越えて乗車した場合には別途乗車した全区間の運賃+指定席、自由席料金が必要になりますので注意してください
また、特例区間で乗車できるのは普通車自由席(一部列車では普通車指定席も可)です。グリーン席を利用することはできません。
第三セクターの特例

基本的に「秋の乗り放題パス」では第三セクターの路線は乗車することができませんが、一部の路線では通過利用の特例として乗り通す場合に限り乗車できる区間があります。
新幹線開業などによりJRから運行を移管された区間の途中に別のJR線があり、他のJR線と接続できない取り残されてしまった路線へ乗車できるようにするためです。
| 鉄道会社 | 区間 | 途中下車可能駅 |
|---|---|---|
| 青い森鉄道 | 青森~八戸 | 青森・八戸・野辺地 |
| あいの風とやま鉄道 | 富山〜倶利伽羅 | 高岡・富山 |
| IRいしかわ鉄道 | 倶利伽羅〜津幡 | 津幡 |
| ハピラインふくい | 敦賀〜越前花堂 | 越前花堂・敦賀 |
この区間を普通列車(快速含む)普通車自由席に乗車して通過利用する場合、または途中下車可能駅で下車する場合に限り別途運賃を払うことなく利用することができます。
この特例は、第三セクター移管により発生したJR線の取り残された路線(例:大湊線など)の接続が目的ですので、途中下車・乗車可能駅以外で乗降した場合は別に全乗車区間の運賃が必要になります。
秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券とは

「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」は、「秋の乗り放題パス」と組み合わせて利用することで、本州と北海道を結ぶ旅行を楽しめるきっぷです。北海道新幹線「新青森~木古内」間の普通車の空席と、道南いさりび鉄道線「木古内~五稜郭」間を、1人片道1回利用できます。
本券のみでは利用できず、有効な「秋の乗り放題パス」との併用が必須です。また、本券は「北海道新幹線利用券」と「道南いさりび鉄道線利用券」の2枚綴りになっています。
料金
| 区分 | 価格 |
|---|---|
| おとな | 4,650円 |
| こども | 2,320円 |
発売期間・利用期間
- 発売期間:2026年9月18日(金)~ 10月18日(日)
- 利用期間:2026年10月3日(土)~ 10月18日(日)(「秋の乗り放題パス」と同一)
利用方法・注意点
- 北海道新幹線区間は自動改札機が利用可能(「秋の乗り放題パス」と「北海道新幹線利用券」を同時に投入)。道南いさりび鉄道線は係員に2枚をあわせて提示します。
- 利用区間は新青森~木古内間(新幹線)、木古内~五稜郭間(道南いさりび鉄道線)に限定。途中下車すると、その区間の運賃・料金が別途必要です(道南いさりび鉄道線の木古内駅を除く)。
- 新幹線区間で座席指定・グリーン車・グランクラスを利用する場合は、特急券やグリーン券等のほかに乗車券も必要です。
結論、オプション券を使えるのは
秋の乗り放題パスを使っている日に新青森~木古内~五稜郭まで通過する場合
に限られます。
元を取るには、どれくらい乗ればいい?
「秋の乗り放題パス」は7,850円なので、片道の運賃だけでもこの金額を超える区間を移動すれば、十分に元が取れます。実際の運賃例で確認してみましょう。
主要区間の片道運賃例
| 区間 | 経由 | 営業キロ | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 東京~新潟 | 上越線 | 333.9km | 5,720円 |
| 大阪~広島 | 東海道・山陽本線 | 341.6km | 5,720円 |
上記のような300km台の移動でも、片道運賃だけで5,000円台後半になります。往復すれば11,440円となり、パス代を大きく上回るお得さです。
長距離ロングランの運賃例
| 区間 | 経由 | 営業キロ | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 東京~大阪 | 東海道本線 | 556.4km | 8,910円 |
東京~大阪間を東海道本線の普通・快速列車だけで乗り通すと、片道の運賃だけで8,910円。これだけで「秋の乗り放題パス」1枚分(7,850円)を超えてしまいます。3日間の日程であれば、行きに東京~大阪、帰りに大阪~東京と乗車するだけでも大幅にお得ですし、途中下車をしながら寄り道をすれば、さらにお得度が増していきます。
東京から北を目指すなら日本海側ルートが安心
東京から青森・北海道方面を目指す場合、太平洋側の東北本線経由(仙台~盛岡~青森)は、盛岡以北がIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道という第三セクターに移管されており、通り抜けるには別途乗車券(盛岡~八戸間で3,230円)が必要です。
一方、日本海側の羽越本線・奥羽本線経由(新潟~秋田~青森)は、整備新幹線の並行在来線化を受けていないため、全区間がJR東日本の路線のまま残っています。第三セクター区間を挟まずに、このパスだけで青森まで移動できます。
| 区間 | 経由 | 営業キロ | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 秋田~新潟 | 羽越本線 | 273.0km | 5,060円 |
| 秋田~青森 | 奥羽本線 | 310.5km | 6,030円 |
東京~新潟間(前述、5,720円)とあわせれば、東京から青森まで乗り換えを重ねながらも、追加の乗車券なしでたどり着けるルートです。
「北海道&東日本パス」であれば、盛岡〜八戸間の第三セクターも利用可能です。詳細は「北海道&東日本パス」の記事をご覧ください。
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注意事項
秋の乗り放題パス
- 利用開始日の変更は、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1回のみ取り扱いです。
- 払いもどしは、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1枚につき220円の手数料を差し引いて対応。利用開始後の列車の運休や遅れによる払いもどしはありません。
- 各種割引および「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」を除く、他の特別企画乗車券との併用はできません。
- きっぷをなくした場合は、あらためて購入が必要です。なくしたきっぷが後で見つかっても、払いもどしはされません。
秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券
- 利用開始後は、購入者本人以外は使用できません(譲渡・貸与不可)。
- 利用開始日の変更は、「北海道新幹線利用券」「道南いさりび鉄道線利用券」がともに未使用かつ、2枚同時に変更する場合に限り、1回のみ取り扱いです。
- 払いもどしは、2枚とも未使用かつ同時に払いもどしする場合に限り、440円の手数料を差し引いて対応します。
- 各種割引および「秋の乗り放題パス」を除く、他の特別企画乗車券との併用はできません。
飛行機や特急もあわせて利用しよう!

「秋の乗り放題パス」は有効期間が3日間があるといっても普通・快速列車だけで移動となると出かけられる範囲も限られます。
例えば、九州に行こうとすると片道で1日以上かかってしまうので往復だと2日程度かかります。そうすると自由に使えるのは1日しかなくなく、観光などを考えるとほとんど移動できなくなってしまいます。
そんな時は一部の行程(片道など)を飛行機や新幹線・特急などを一部利用すると一気に範囲が広がります。
LCCなどとあわせた旅行についてはこちらの記事を参考してみてください。
飛行機併用について
また、県境や峠越えなどの区間では普通・快速列車の本数が非常に少なく移動に難渋する区間がいくつかあります。
そんなときは特急列車などを活用して一気に移動してしまいましょう。「秋の乗り放題パス」では乗ることができず、別途乗車券・特急券が必要になりますが時間の短縮やその先の乗り継ぎが非常に楽になる場合もあります。
特急・新幹線ワープについてはこちらの記事を参考にしてみてください
特急・新幹線ワープ
まとめ|秋の乗り放題パス
2026年度の「秋の乗り放題パス」は、おとな7,850円・こども3,920円で、全国のJR線の普通・快速列車が連続3日間乗り放題になるお得なきっぷです。
青春18きっぷよりも安く、自動改札機も利用できる手軽さが魅力。10月3日~18日の期間中、ローカル線をのんびり巡る旅にぴったりの一枚です。
北海道への旅を組み合わせたい方は、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」(おとな4,650円・こども2,320円)をあわせて利用すれば、新青森~木古内間の新幹線と道南いさりび鉄道線を使って、本州から北海道へ足をのばすことができます。
発売期間は9月18日から。利用したい日程が決まっている方は、早めにきっぷを確保しておきましょう。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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道東・道北のそれぞれのエリア内のJR線が乗り放題かつ購入方法の制限や回数指定はありますが特急列車の指定席も利用できます。普通車自由席であれば特急券なしで利用できるのもポイントです!
道北方面
道東方面