みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は初めて秋田まで延長運転された海里の秋田から新潟までの乗車記をお届けします。
快速 海里とは
JR東日本が新潟駅⇔酒田駅間を白新線・羽越本線経由で運行している臨時快速列車です。
以前運行されていた485系きらきらうえつの後を引き継ぐ形で2019年10月5日に誕生しました。
車両ははリゾートしらかみなどと同系統のHB-E300系気動車が使われていて、より景色を楽しめるような車内となっています。
運転日
基本的には金・土・日・祝日に運転されています。
詳しくはJR東日本公式サイトを確認してください。
停車駅(秋田延長ダイヤ)
新潟駅~酒田駅間の時刻は現行の海里と同じダイヤで運行されました。
この他にも、海里通常ダイヤ、冬ダイヤなど設定されていますので確認が必要です。
車内探索
海里は4両編成となっており、各車両ごとに異なる車内となっています。
・1号車:普通車指定席
・2号車:コンパートメントシート
・3号車:売店・イベントスペース
・4号車:ダイニング席
1号車:普通車指定席
1号車は普通車指定席となっており2人掛けのシートが並びます。
天井から出ているモニターには、運転席からの映像や、観光案内の映像が映し出されます。
指定席券売機・えきねっと・みどりの窓口などで予約・購入することができます。
2号車:コンパートメントシート
2号車は4人掛けのコンパートメントシートになっています。
座席を引き出すことでフルフラットで楽しむことができるのも特徴です。
ぜひ家族・友達4人で予約したい席です!
指定席券売機・えきねっと・みどりの窓口などで予約・購入することができます。
2号車の通路は昔の寝台特急のような通路になっています。
3号車:売店・イベントスペース
売店では軽食やお酒・ソフトドリンク、海里のグッズなどが販売されています。
この車両の一部の窓は開けることができるので、窓を開けて沿線の風を感じることができます。
4号車:ダイニング席
4号車は2人掛け、4人掛けのテーブル席が並びます。
この車両の座席は「びゅう旅行商品」としてのみ販売されているので、びゅうトラベルサービスでの予約となります。
運転席後ろ・展望・フリースペース
海里の運転席の後ろには写真のようなテーブルがあり、フリースペースとなっています。
さらに運転席後ろのガラスが大きく、前面・後面展望の景色を楽しむことができます。
秋田延長運転 海里乗車記
出発は秋田駅
秋田駅には30分前に到着しましたが、今回乗車する海里の案内がすでに表示されていました。
今回は秋田駅から新潟駅まで延長運転された海里に乗車します。
秋田駅で海里の表示がされるのは初めてのことではないでしょうか。
出発の15分前に酒田方面より入線してきました。
夕日のような色合いの車体がかっこいいです!
これから新潟駅まで5時間27分の旅が始まります。
コンパートメントの座席
今回は4人掛けコンパートメントの座席をとることができました。
このご時世なのでテーブルの真ん中にはパーテーションが取り付けられていました。
ロゴはシンプルでスタイリッシュな感じでカッコいいです!!
日本海の景色
秋田駅を出発して約20分で列車は日本海に沿って走ります。
観光列車ということもあり、窓が大きく景色がとてもよく見えます。
羽後本荘駅での見送り
秋田駅を出発して40分。最初の停車駅となる羽後本荘駅に到着しました。
この後、羽後本荘駅をはじめ海里の延長運転を記念して停車する駅の多くでJRの社員さんが横断幕をもって出迎えてくれました。
鳥海山を見ながら
酒田駅手前で進行方向左手に鳥海山が見えてきました。
ちょうど前日に気温が下がったため山頂付近に雪をかぶっている姿を見ることができました。
この時も車掌さんが鳥海山の紹介をしてくれたため見逃さずに済みました。
酒田駅到着
羽後本荘を出発して仁賀保、象潟、遊佐と停車し酒田駅に到着しました。
酒田駅では新潟地区のキハ40系の後継者となったGV-E400系と並び、JR東日本が持つ新型車同士の並びとなりました。
また、酒田駅では乗務員の交代があり
秋田駅~酒田駅:酒田運輸区(緑色の制服)
酒田駅~新潟駅:新潟運輸区(黒色の制服)
の乗務員さんが担当となります。通常の運行では見られない様子です。
それぞれ制服の色が違うところがいいですね!
鶴岡駅では30分の停車
酒田駅を出発して最初の停車駅となる鶴岡駅では30分の長時間停車があります。
この長時間停車を利用して、ゆっくり海里の写真を撮ることができました。
そして鶴岡駅では海里の乗客は切符を有人改札で見せることで、改札の外に出てお土産などを買うことができます。
鶴岡駅で30分停車の間に後から来ていたEF510レッドサンダー牽引の貨物列車に抜かされてしまいました。
快速列車が貨物列車に抜かされるなんてことは観光列車ならではでしょう。
夕日の絶景スポット 桑川駅
桑川駅では30分の停車時間がありますので、駅周辺を散策することができます。
時期と時間が良ければ日本海に沈む夕日を見ることができます。
今回は若干雲がありましたが、下の写真のようなきれいな夕日を見ることができました。
駅を出てすぐに海が広がっているので景色がよく本当にオススメな場所です。
また、道の駅が隣接しており、海里停車中でしか販売していない、ソフトクリームとあおさの味噌汁が販売しています。
・Special 日本海ソフトクリーム:300円(新潟発、酒田発の列車停車中販売)
・あおさの味噌汁:100円(酒田発の列車停車中のみ販売)
どちらも海里停車中にしか販売されない商品になっていますので、食べてみてはいかがでしょう!
夕日に照らされてオレンジ色に染まる海里。
桑川駅を出発するころには日は沈み、辺りは真っ暗になってしまいました。
列車は再び日本海を離れ、平野の中を走ります。
終点 新潟駅到着
秋田駅を出発して5時間27分で終点の新潟駅に到着です。
乗客を全て降ろした後、海里は回送となり新潟駅を後にしました。
最後に
今回は秋田延長運転された快速「海里」の乗車記をお届けしました。
観光列車と言うこともありどの車両も窓が大きく景色を楽しむことができ
また、途中駅では観光のため30分程度の長時間停車があったり。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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