みなさんこんにちは、tomotabitripです。
佐世保から博多へ移動するなら、特急みどり号が便利です。乗り換えなしの1本で、普通車自由席なら4,220円。高速バスと競合する区間ですが、早岐駅での進行方向の切り替えや、佐世保線・長崎本線・鹿児島本線の3路線をまたぐルートなど、乗り鉄目線でも楽しめる列車です。
今回は2022年3月に、JR線最西端の佐世保駅から夕方発の特急みどり26号に全区間乗車しました。料金や停車駅などの基本情報とあわせて、車内の様子や途中の見どころをレポートします。
この記事でわかること
- 特急みどりの停車駅・料金・使用車両
- 783系ハイパーサルーンの車内と座席
- 早岐駅での進行方向の切り替え(スイッチバック)
- 佐世保→博多の乗車記と途中駅の見どころ
【特急みどりとは】博多〜佐世保を結ぶJR九州の特急

特急みどり号は、鹿児島本線・長崎本線・佐世保線を経由して、博多駅と佐世保駅の間117.0kmを結ぶJR九州の特急列車です。おおむね1時間に1本の運転で、福岡と佐世保を結ぶ主要な交通手段になっています。
一部の列車は、博多〜ハウステンボス間を走る特急ハウステンボス号と、博多〜早岐間で連結して運転されます。また2022年9月の西九州新幹線開業後は、武雄温泉駅で新幹線かもめと同じホームで乗り換えられる「みどり(リレーかもめ)」としても運転されています。
【基本情報】停車駅・料金・おすすめ座席
使用車両|783系ハイパーサルーン
主に783系「ハイパーサルーン」で運転されています。783系は乗降口が車体の中央にあり、1両がA室・B室の2つに分かれているのが特徴です。一部の列車には787系が使われています。
停車駅・時刻表|乗車した26号の発着時刻
停車駅:博多・(二日市)・鳥栖・新鳥栖・(吉野ケ里公園)・佐賀・(江北)・武雄温泉・有田・早岐・佐世保
※( )は一部列車のみ停車
※2022年3月に乗車したときの時刻です(主な駅のみ)。現在の時刻はJR九州の公式サイトなどでご確認ください。
料金|博多〜佐世保は自由席4,220円
※指定席・グリーン車は通常期の料金です。繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しになります(JR九州の在来線特急には閑散期の設定はありません)。自由席は通年同じ料金です。
※早岐〜佐世保間は、乗車券だけで普通車自由席に乗車できます。
予約・きっぷの取り方|ネット予約と2枚きっぷ
指定席はJR九州のネット予約や、駅のみどりの窓口・券売機で購入できます。往復や2人で利用するなら、JR九州の「2枚きっぷ(指定席)」も選択肢になります。ただし2枚きっぷで指定席に座る場合、ゴールデンウィークやお盆などのピーク期は、別に指定料金券が必要です。
おすすめ座席|早岐で向きが変わることに注意
みどり号は早岐駅で進行方向が変わります。佐世保から乗る場合、佐世保〜早岐の約10分間は後ろ向きで走り、早岐から先は前向きになります。博多から乗る場合は逆に、早岐〜佐世保の最後の区間だけが後ろ向きです。
783系は1両がA室・B室に分かれているので、乗降口に近い席を選ぶと乗り降りがスムーズです。自由席の号車や両数は列車によって異なるため、乗車前に駅の案内で確認しておくと安心です。
ここからは、実際に特急みどり26号に乗車した様子をご紹介します。
【乗車記】佐世保→博多、早岐のスイッチバックと3路線の旅
※2022年3月に乗車したときの記録です。西九州新幹線の開業前で、肥前山口駅(現・江北駅)など、現在とは駅名や接続が異なる部分があります。
佐世保駅|JR線最西端の駅から17:42発

JR線最西端の佐世保駅にやってきました。今回乗車するのは17:42発の特急みどり26号で、終点の博多には19:34に到着する予定です。

みどり号はおおむね1時間に1本の運転で、佐世保と博多を結ぶ列車として存在感があります。
佐世保駅|783系ハイパーサルーンの車内をチェック

今回の車両は783系「ハイパーサルーン」の4両編成です。17:26に佐世保駅に到着した列車が折り返しとなり、車内清掃が終わると乗車できるようになりました。
編成によっては、片方の先頭車が貫通型になっていることもあります。どちらの顔が来るかも楽しみのひとつです。

783系のいちばんの特徴は、乗降口が車体の中央にあることです。1両がA室・B室の2つに分かれていて、指定席と自由席を柔軟に分けられる構造になっています。1988年のデビュー当時、この設計は画期的なものでした。

普通車は2列+2列の横4列です。座席ごとにモケットの色が違っていてカラフルな印象。普通車ながら、全席にフットレストが付いています。
佐世保→早岐|後ろ向きのまま走る約10分間

17:42、列車は定刻どおり佐世保駅を出発しました。夕陽に染まる佐世保港を眺めながら、博多への旅が始まります。
みどり号は早岐駅で進行方向を変えて博多方面へ向かうため、佐世保〜早岐の約10分間は後ろ向きで進みます。
早岐駅|約8分停車して進行方向を切り替え

17:51、早岐駅に到着しました。ここで進行方向を切り替えるため、約8分間停車します。ハウステンボス号と連結する列車では、停車時間がさらに長くなることもあります。

早岐を出ると、いま走ってきた線路が左へ、これから進む佐世保線の線路が右へと分かれていきます。ここからは座席の向きと進行方向がそろい、前向きで快適に進みます。
武雄温泉駅|佐世保から46分

18:28、佐世保から46分で武雄温泉駅に到着。3分間停車したあと出発します。現在は、ここで西九州新幹線かもめに乗り換えることができます。
肥前山口駅(現・江北駅)|長崎本線に合流

肥前山口駅の手前で、進行方向の右側から長崎本線が合流してきます。

18:44、佐世保から1時間2分で肥前山口駅に到着しました。佐世保線はここで終わり、ここからは長崎本線を走ります。隣のホームには、長崎行きの特急かもめ35号が入ってきました。
肥前山口駅は、2022年9月の西九州新幹線開業にあわせて「江北駅」に名前が変わっています。博多〜長崎を走っていた特急かもめも、このとき運転を終えました。
佐賀駅|佐賀平野を最高130km/hで快走

18:55、佐世保から1時間13分で佐賀駅に到着。高層マンションやビルが立ち並び、佐賀市の中心駅らしい雰囲気です。
佐賀駅を出ると、列車は広い佐賀平野を走ります。線路がまっすぐなこの区間では、783系が最高130km/hで走り抜けます。
新鳥栖駅・鳥栖駅|最後の路線、鹿児島本線へ

19:08、九州新幹線との乗り換え駅・新鳥栖駅に到着しました。ここで九州新幹線に乗り換えることもできますが、博多までならみどり号に乗り続けるほうが、時間・料金ともに有利です。
新鳥栖を出ると、鹿児島本線の線路をまたいで鳥栖駅へ。長崎本線はここで終わり、最後の区間となる鹿児島本線に入ります。
二日市駅|九州で最も古い駅のひとつ

19:23、最後の途中停車駅・二日市駅に到着。1889年に九州鉄道が開業させた、九州で最も古い駅のひとつです。
二日市を出ると、博多まではラストスパートです。途中には南福岡車両区や竹下車両派出があり、さまざまな車両が並ぶ様子を車窓から楽しめます。
博多駅|佐世保から1時間52分で終点

19:34、佐世保から1時間52分で終点の博多駅に到着しました。783系は降車確認のあと、しばらく停車してから回送列車として引き上げていきました。
【良かった点・気になった点】
【まとめ】特急みどりの料金・車両と乗車記
今回は、JR線最西端の佐世保から博多まで、783系の特急みどり26号の乗車記をお届けしました。
特急みどりはこんな人におすすめ
- 佐世保〜博多を乗り換えなしで移動したい人
- 早岐での方向転換など、ひと味違う特急に乗ってみたい人
- 中央に乗降口がある783系の独特な車内を体験したい人
早岐での進行方向の切り替え、車体中央に乗降口がある783系の独特な構造、佐世保線・長崎本線・鹿児島本線の3路線をまたぐルートなど、移動手段としての便利さに加えて、乗り鉄としても楽しめるポイントが詰まった列車です。佐世保旅行の帰りには、ぜひ乗り鉄目線でも楽しんでみてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。