みなさんこんにちは、tomotabitripです。
JR各社は8月19日、2022年秋の臨時列車(2022年10月1日~2022年11月30日)について発表しました。
ノースレインボーエクスプレスを使用した臨時列車、只見線全線復旧を記念した列車や谷川岳もぐら・ループに使用されている車両の変更等があるようです。
JR各社からの発表
JR各社からの発表(8月19日時点)は以下のようになっています。
JR北海道
JR北海道の臨時列車にはすでに発表されている281系による「スーパー北斗」の他、道南・道北方面に「ノースレインボーエクスプレス」を使用した臨時列車の発表がありました。
キハ281系による特急「スーパー北斗」 ラストラン
すでにJR北海道より発表がありました通り、キハ281系は9月末で定期運用を引退、10月の臨時列車をもって引退となっています。
運転日:10/22、23
時刻:・函館 8:35発~札幌 12:46着
・札幌 12:38発~函館 16:37着
途中停車駅:東室蘭
現在特急「北斗」からは「スーパー」の名称がなくなっていますが、この臨時列車では「スーパー北斗」として復活。8号車には試作車のキハ281-901号が使用予定とのことです。
ノースレインボーエクスプレスを使用した臨時列車が北海道各方面に運行
来年春に引退が発表されたノースレインボーエクスプレスを使用した臨時特急列車が北海道各方面に運行されます。
札幌~東室蘭~函館間に「はこだてエクスプレス」
運転日:11/3
時刻:・(上り)札幌 7:43発~函館 12:25着
・(下り)函館 12:45発~札幌 16:59着
途中停車駅:
(上り):新札幌、南千歳、苫小牧、白老、登別、東室蘭、伊達紋別、洞爺、長万部、八雲、森、新函館北斗、五稜郭
(下り):五稜郭、新函館北斗、大沼公園、森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、白老、苫小牧、南千歳、新札幌
普段は走らない千歳線、室蘭本線経由で札幌と函館を結ぶ臨時特急です。現在走る北斗と同じルートで走ります。
札幌~倶知安~函館間に「ニセコ号」
運転日:11/26、27
時刻:・札幌 7:56発~函館 13:24着
・函館 13:52発~札幌 19:26着
途中停車駅:手稲、小樽、余市、俱知安、ニセコ、昆布、黒松内、長万部、森、新函館北斗、五稜郭
毎年9月に運行されている臨時特急「ニセコ号」が11月に2日間だけ運行されます。函館本線の山線経由で札幌~函館間を走ります。
札幌~稚内間に「まんぷくサロベツ」
運転日:11/12(札幌→稚内)、11/13(稚内→札幌)
時刻:・札幌 9:07発~稚内 17:00着
・稚内 8:34発~札幌 16:50着
途中停車駅:旭川、和寒、士別、名寄、美深、音威子府、天塩中川、幌延、豊富、南稚内
札幌~稚内間に1往復だけ臨時列車が設定されました。札幌発では7時間53分、稚内発では7時間36分の乗車時間となり、長時間乗車の列車になりそうです。
詳しい時刻が気になるところです。
札幌~網走間に「流氷特急オホーツクの風」
運転日:11/19(札幌→網走)、11/20(網走→札幌)
時刻:・(下り)札幌 8:04発~網走 15:09着
・(上り)網走 9:50発~札幌 16:59着
途中停車駅:
(下り):岩見沢、滝川、深川、旭川、白滝、遠軽、北見、美幌、女満別
(上り):女満別、美幌、北見、遠軽、白滝、上川、旭川、滝川
札幌~網走間に1往復だけ臨時列車が設定されました。札幌発では7時間5分、網走発では7時間9分の乗車時間となり、こちらも定期列車よりも長時間乗車の列車になりそうです。
JR東日本
只見線全線復旧を記念した臨時列車や谷川岳もぐら・ループの使用車両がE257系に変更、特急ときの新設定、ホリデー快速鎌倉の特急へ昇格等ありました。
E257系での臨時列車が増えたような感じがします。
臨時快速「只見線満喫号」
運転日:10/8-10、15、16、22、23
時刻:・会津若松 10:15発~只見 12:36着
・只見 13:40発~会津若松 15:54着
途中停車駅:西若松、会津坂下、会津柳津、会津宮下、会津川口
使用車両:キハ110系3両(レトロラッピング車両 2両指定席、1両自由席)
2011年の豪雨災害で不通となっていた只見線が復旧を終え、2022年10月より全線で運行を再開します。その只見線で早速臨時列車が運行されるようですね。
臨時特急とき
上越新幹線が開業する前に運行していた特急「とき」が臨時特急として復活します。国鉄色塗装のE653系による運行というのもポイントですね。
運転日:11/3(上野→新潟)、11/6(新潟→上野)
時刻:・上野 8:30発~新潟 13:47着
・新潟 12:46発~上野 17:35着
途中停車駅:上野、高崎、水上、越後湯沢、浦佐、長岡、東三条、新津、新潟
使用車両:E653系(国鉄色)7両(全車指定席)
上越国境を越え約5時間の特急の旅はとても面白そうですね
谷川岳もぐら・ループの特急への格上げ・車両変更
大宮~越後湯沢間を上越国境を越えて走る臨時列車です。今回の発表で特急へ格上げ、使用車両が485系やまどりからE257系へ変更となるようです。
ついに東海道線・中央線で走っていたE257系が上越線を走り、越後湯沢まで運行されます。
運転日:10/30、11/3、6、13
時刻:・大宮 10:37発~越後湯沢 13:38着
・越後湯沢 15:19発~大宮 18:24着
途中停車駅:大宮、熊谷、高崎、湯檜曽、土合、越後湯沢
使用車両:E257系 5両(全車指定席)
特急「鎌倉」
週末を中心に吉川美南~鎌倉間で運行されていたホリデー快速鎌倉号ですが、今回の臨時列車で特急へ格上げとなるようです。
運転日:10/1、2、8-10、15、16、22、23、29、30、
11/3、5、6、12、13、19、20、23、26、27
時刻:・吉川美南 7:48発~鎌倉 9:38着
・鎌倉 17:21発~吉川美南 19:09着
使用車両:E257系 5両(全車指定席)
JR西日本
JR西日本は一部の定期特急列車の座席販売を見合わせるとのことです。今後の運転計画は変更する可能性もあるとのことです。
La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)の運転
せとうちの観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」が10月、11月の週末を中心に運行されます。月によって運行が異なるのがポイントでしょう。
・ラ・マル・せとうち
運転日:10月の毎週土・日曜日
時刻:岡山 10:11発~宇野 11:10着
宇野 15:00発~岡山 16:00着
・ラ・マル・しまなみ
運転日:11月の毎週土・日曜日
時刻:岡山 10:11発~尾道 11:42着/11:49発~三原 12:03着
三原 15:20発~尾道 15:41着/15:48発~岡山 17:09着
・ラ・マル・ことひら
運転日:10/10、11/3、23
時刻:岡山 10:11発~琴平 12:00着
琴平 14:01発~岡山 16:00着
木次線トロッコ列車「奥出雲おろち号」
トロッコ列車「奥出雲おろち号」が木次線木次駅~備後落合駅間で運転されます。日曜・祝日は始発駅が出雲市駅となり片道運転となります。
運転日:10/1、2、7~10、14~31、11/1~23
時刻:(出雲市 8:45発)~木次 10:08発~備後落合 12:36着
備後落合 12:57発~木次 15:57着
最後に
今回はJR各社が発表した10・11月に運行する臨時列車の紹介とその中から個人的に気になる列車の紹介でした。
JR北海道のノースレインボーエクスプレスを使用した臨時列車の設定や、JR東日本の特急への格上げ、JR九州では西九州新幹線開業に伴う新規列車の運転開始等今年の秋も鉄道旅は楽しくなりそうです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。