soyaみなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は札幌~網走まで、特急宗谷のグリーン車に乗車してきたのでその紹介をいたします。
走行距離では日本第二位、気動車での走行距離は日本第一の路線となっています。
特急宗谷とは
特急宗谷は札幌~稚内間の396.2kmを5時間10分で走りぬける特急です。
以前は、スーパー宗谷2往復、サロベツ1往復として札幌~稚内を走っていましたが、車両の故障・修繕・走行距離などの関係で、2017年3月4日のダイヤ改正により運転体系が見直されました。
3往復だった札幌~稚内間の運転のうち、2往復をサロベツとして旭川~稚内間の運転とし、旭川でライラックやカムイへの乗り継ぎできるダイヤとしています。
残る1往復を宗谷として名称変更し札幌~稚内の特急として残すこととなりました。
札幌~稚内:特急宗谷1往復体制
旭川~網走:特急サロベツ2往復体制
となりました。
特急宗谷の紹介
停車駅
(JR北海道のHPより)
※下りのみ美唄、砂川に停車
時刻
【特急宗谷】札幌発:7時30分→稚内着:12時40分
【特急宗谷】稚内発:17時46分→札幌着:22時57分
車両
現在車両は宗谷、サロベツ共にキハ261系を使用しています。
ダイヤ改正前は
スーパー宗谷はキハ261系
サロベツは183系(スラントノーズ)
を使用されていました。
編成は全部で4両編成となっており
1、2、3号車は指定席
4号車は自由席
となっております。
1号車の一部はグリーン車となっています。

料金
札幌~網走:乗車料金:7,920円
自由席:2,640円
指定席:3,170円
グリーン車:6,830円
お得な切符もあります!!
札幌~稚内 R切符 13,310円(14,310円) (指定席利用)
特急宗谷号 乗車記
札幌駅入線
札幌駅にこれから5時間10分にわたる長旅に備えて準備です。
(冬の写真を撮り忘れたので、夏の写真になります)
1号車の半室グリーン車の座席になります。今回はこの座席を利用です。
1-2配置で横3人掛けの革張りのシートになっていて、普通車とは異なり豪華です。
窓側の座席はコンセントがついているので、長時間乗車も問題なく過ごせます。
車窓
旭川を過ぎると真っ白な北海道の平野や川沿いを走ります
車内アナウンスで野生動物との衝突などもあるので急停車には気を付けて下さいとのアナウンスも。
旭川~名寄間は比較的人の移動があるようで、特急宗谷のグリーン車の乗客もこの駅で多く降りていきました。
ここから先、稚内までは列車本数が少なくなっていきます。
途中駅の音威子府駅です。
この駅では駅そばが有名で18きっぷのシーズンでは、このそばを食べて移動する旅人もいます。
最北端 稚内駅到着
札幌から5時間10分、396.2kmを走り抜けて日本最北端の駅となる稚内駅に到着です
到着したときの特急宗谷の前面部は雪がたくさんついており、北海道の冬を感じます。
稚内駅の駅名標です。これ以上北に延びる線路はありません。
駅の柱に注目
最北端の駅ということもあり、北海道の各駅との距離が書かれた看板が設置されております。
旭川駅との距離259.4km。
札幌駅からは396.2km。
北海道の玄関口、函館駅からは703.3km。700kmも離れているなんて驚きですよね。
JR線本土最南端の駅、西大山駅からは3,068.4kmも離れているみたいです。
JR線南側の終点駅、枕崎駅からは3,099.5kmも離れているようです。
このような碑まで立っておりました。
このような看板が立っていると最北端まで来たなと感じられます。
稚内駅の様子
稚内駅の外観になります。
かつてはこの黄色い車止めのあたりまで線路がありましたが、駅舎改修工事の際に現在の位置まで移動となりました。
線路の一部は残されており、車止めとともにこのような記念碑になって残されています。
稚内駅の中にはセイコーマートやバスチケット売り場、映画館、お土産屋、軽食を食べるスペースなどがあります。
稚内駅には写真撮影スポットもあり!!
稚内駅の2階には少しデッキがあるので駅に入線してくる列車の写真を撮ることができます。
稚内駅に入線してくる特急宗谷。
出発を待つ宗谷線の普通列車。
特急宗谷のグリーン車に乗ってみて!
特急宗谷のグリーン車は座席は、座席幅と前後間隔が広く座り心地が良かったので、5時間越えの乗車でも特に辛くは感じなかったです。
これだけは注意!!!
最後に特急宗谷に乗るときに注意するべき点があります。
・車内販売はありません!!
・冬場はダイヤが大幅に乱れることがある!!
・代走の可能性がある
この三つです。
車内販売がなく5時間越えの乗車は大変です。また、途中駅での長時間停車などもありませんのでお弁当や飲み物は必ず持ち込みましょう。
特急宗谷は400km近く走ります。
そのため始発駅は定刻に出発しても、終点には遅延が生じることがあるので、冬に特急宗谷に乗るときはきつめの予定を組まないほうが良いです。
特急宗谷は毎年数回、車両故障や点検などで使用する列車が使えなくなることがあり、そのときにはノースレインボーエクスプレスで代走となることがあります。
この時はグリーン車がなくなりますが、座席によっては前面展望の座席となります。
この三つを注意すれば、5時間越えの長距離特急の旅も楽しくなるかと思います。