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【特急 宗谷】走行距離日本第2位 特急宗谷で日本最北端の地までグリーン車で乗車 車内や料金を紹介!!

2020年3月9日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回は札幌~稚内を結ぶ特急「宗谷」の乗車記をお届けします。

走行距離では日本第二位、気動車での走行距離は日本第一の路線となっています。

本記事の概要

  • 特急「宗谷」とは?
  • 特急「宗谷」の停車駅・時刻・使用車両
  • 特急「宗谷」に乗るときの注意点
  • 特急「宗谷」の乗車記

旅の参考になれば嬉しいです。

特急宗谷とは

特急宗谷は札幌~稚内間の396.2kmを5時間10分で走りぬける特急です。

以前は、「スーパー宗谷」2往復、「サロベツ」1往復体制で札幌~稚内で運転されていましたが、車両の故障・修繕・走行距離などの関係で、2017年3月4日のダイヤ改正により運転体系が見直されました。

3往復だった札幌~稚内間の運転のうち、2往復を「サロベツ」として旭川~稚内間の運転とし、旭川で「ライラック」や「カムイ」と乗り継ぎできるダイヤとしています。

残る1往復を「宗谷」として名称変更し札幌~稚内の特急として残すこととなりました。

停車駅(「宗谷」、「サロベツ」)

宗谷(稚内行き)サロベツ1号サロベツ3号宗谷(札幌行き)サロベツ2号サロベツ4号
札幌
岩見沢
美唄
砂川
滝川
深川
旭川
和寒
士別
名寄
美深
音威子府
天塩中川
幌延
豊富
南稚内
稚内

特急「宗谷」、「サロベツ」の停車駅は上記の表の通り。
札幌行きの「宗谷」が美唄、砂川を通過する以外は、ほぼ同じ停車駅です。

時刻

【特急「宗谷」】札幌発:7時30分→稚内着:12時42分

【特急「宗谷」】稚内発:17時44分→札幌着:22時56分

車両

現在車両は宗谷、サロベツ共にキハ261系を使用しています。

ダイヤ改正前、「スーパー宗谷」はキハ261系

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「サロベツ」は183系(スラントノーズ)

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を使用されていました。

編成は全部で4両編成となっており

1、2、3号車は指定席
4号車は自由席

です

1号車の一部はグリーン車となっています。

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(参考:JR北海道HPより)

運賃・特急料金

札幌~稚内の場合

  • 運賃:7,920円
  • 自由席:2,640円
  • 指定席:3,170円
  • グリーン車:6,830円

お得な切符もあります!!

札幌~稚内 R切符 13,310円(14,310円) (指定席利用)

これだけは注意!!!

最後に特急宗谷に乗るときに注意点があります。

  • 車内販売はありません
  • 冬場はダイヤが大幅に乱れることがある
  • 代走の可能性がある

特急「宗谷」には車内販売や車内の自動販売機などありません。また、途中駅での長時間停車などもありません。
もし何も持たず乗ってしまうと、終点の稚内までに約5時間飲まず食わずの乗車になってしまいます。
忘れずにお弁当や飲み物は必ず持ち込みましょう。

特急「宗谷」は札幌〜稚内間の約400km近く走ります。
そのため始発駅を定刻に出発しても終点到着時には遅延が生じることがあります。
特に冬季に特急「宗谷」に乗るときは、乗り換えなどには余裕を持っておく必要があります。

特急「宗谷」は年数回、車両故障や点検などで使用する列車が使えなくなることがあり、そのときには別の車両で代走となることがあります。この時にグリーン車がなくなることがあります。

この三つを注意すれば、5時間越えの長距離特急の旅も楽しくなるかと思います。

特急「宗谷」乗車記

札幌駅入線

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札幌駅にこれから5時間10分にわたる長旅に備えて準備です。
(冬の写真を撮り忘れたので、夏の写真になります)

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1号車の半室グリーン車の座席になります。今回はこの座席を利用です。

1-2配置で横3人掛けの革張りのシートになっていて、普通車とは異なり豪華です。

窓側の座席はコンセントがついているので、長時間乗車も問題なく過ごせます。

車窓

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旭川を過ぎると真っ白な北海道の平野や川沿いを走ります

車内アナウンスで野生動物との衝突などもあるので急停車には気を付けて下さいとのアナウンスも。

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旭川~名寄間は比較的人の移動があるようで、特急宗谷のグリーン車の乗客もこの駅で多く降りていきました。

ここから先、稚内までは列車本数が少なくなっていきます。

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途中駅の音威子府駅です。

この駅では駅そばが有名で18きっぷのシーズンでは、このそばを食べて移動する旅人もいます。

最北端 稚内駅到着

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札幌から5時間10分、396.2kmを走り抜けて日本最北端の駅となる稚内駅に到着です

到着したときの特急宗谷の前面部は雪がたくさんついており、北海道の冬を感じます。

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稚内駅の駅名標です。これ以上北に延びる線路はありません。

駅の柱に注目

最北端の駅ということもあり、北海道の各駅との距離が書かれた看板が設置されております。

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旭川駅との距離259.4km。

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札幌駅からは396.2km。

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北海道の玄関口、函館駅からは703.3km。700kmも離れているなんて驚きですよね。

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JR線本土最南端の駅、西大山駅からは3,068.4kmも離れているみたいです。

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JR線南側の終点駅、枕崎駅からは3,099.5kmも離れているようです。

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ホームの端には「日本最北端の駅」という碑まで立っていました。

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線路の先端にも「最北端の線路」と看板が設置されていました。
温かい駅舎内からも見る事ができるので写真をお忘れなく!

稚内駅の様子

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稚内駅の外観になります。

かつてはこの黄色い車止めのあたりまで線路がありましたが、駅舎改修工事の際に現在の位置まで移動となりました。

線路の一部は残されており、車止めとともにこのような記念碑になって残されています。

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稚内駅の中にはセイコーマートやバスチケット売り場、映画館、お土産屋、軽食を食べるスペースなどがあります。

稚内駅には写真撮影スポットもあり!!

稚内駅の2階には少しデッキがあるので駅に入線してくる列車の写真を撮ることができます。

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稚内駅に入線してくる特急宗谷。

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出発を待つ宗谷線の普通列車。

最後に

今回は札幌と稚内を結ぶ特急「宗谷」についてお届けしました。

「宗谷」のグリーン席は、座席幅と前後間隔が広く、また座席にはコンセントも付いていたので長時間の乗車でも特に問題なく乗れました。

前述のとおり、「宗谷」には、車内販売、車内自動販売機などの設備もなければ、途中駅での長時間停車もないので食べ物、飲み物を買い忘れず乗りましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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