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【豪華な座席】関空アクセス特急ラピートβ スーパーシート乗車記

2024年7月4日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

関西の空の玄関口関西国際空港。世界の航空会社をはじめ国内でのLCCも発着する空港です。

今回はこの関西空港へ南海電鉄が運行する空港アクセス特急「ラピート」の乗車記をお届けします。

本記事の概要

  • ラピートとはどんな列車?
  • 停車駅・座席表・料金はいくらかかるの?
  • ラピートβ(スーパーシート)乗車記

旅の参考になれば嬉しいです!

特急「ラピート」とは

特急「ラピート」は南海電鉄が運行する特急列車で難波駅から関西空港駅間の42.8kmを南海本線・空港線経由で結んでいます。

JR西日本が運行する特急「はるか」に対する空港アクセス特急として登場し、南海で初めて「レギュラーシート」、「スーパーシート」の2クラス制を採用した列車でもあります。

特徴的な外見から「鉄仮面」や「ロボット」などの愛称で呼ばれたりしている人気の車両です。

停車駅・座席・料金

停車駅

現在「ラピート」は速達タイプの「ラピートα」と「ラピートα」より停車駅を増やした「ラピートβ」の2種類が走っています。

停車駅は以下の通り。

停車駅/列車ラピートαラピートβ
難波
新今宮
天下茶屋
岸和田
泉佐野
りんくうタウン
関西空港

基本的にαもβも停車駅は同じですが、αの方では堺駅、岸和田駅を通過するダイヤが設定されています。

速達タイプの「ラピートα」は運行本数が少なく、上り(難波方面)は関西空港発20時以降、下り(関西空港方面)は平日朝にのみ運行されています。それ以外は全て「ラピートβ」での運行になっています。

基本的に30分ごとのダイヤが組まれており難波駅の場合、毎時0分、30分に発車しています。

座席表

先ほども紹介しましたが、「ラピート」の座席はJRの普通車に相当する「レギュラーシート」とグリーン車に相当する「スーパーシート」があります。

1〜4号車:レギュラーシート(1号車側が関西空港方面)

出典:南海電鉄公式HP

1〜4号車はレギュラーシートで2−2列の横4列配置の座席で、シートピッチは1030mm、シート幅460mmあります。

5〜6号車:スーパーシート(6号車側が難波方面)

出典:南海電鉄公式HP

5〜6号車はスーパーシートで1−2列の横3列配置の座席で、シートピッチ1200mm シート幅485mmとかなり広めになっています。

料金

「ラピート」は全車指定席の列車です。「レギュラーシート」と「スーパーシート」の指定席料金は以下の通り。

指定席料金とは別に運賃が必要になります。

レギュラーシート

区間大人子供
下記以外の区間520円260円
泉佐野から関西空港間100円50円

スーパーシート

区間大人子供
全区間730円470円

レギュラーシートとスーパーシートの差額は210円
座席幅、間隔の広いスーパーシートでゆっくり移動するのがおすすめ!

指定席券は駅の窓口・券売機でも購入できる他、WEB上のチケットレスサービスで購入することができます。

特急「ラピートβ」乗車記

巨大な頭端式ホームを持つ難波駅

南海電鉄の難波駅にやって来ました。

難波駅は9面8線の巨大な頭端式ホームを有し、阪急梅田駅に次いで頭端式ホームとしては国内2位の大きさを持ちます。

ヨーロッパの駅のような雰囲気

南海本線と高野線の2路線が乗り入れており、各停から特急まで様々な列車が出発するので大きな行き先表示板はカラフル!

特徴的な車両の先頭部を正面から見れるのも頭端式ホームの特徴!

特急「ラピート」はホーム端の9番線に発着します。今回乗車する「ラピートβ31号」は「ラピートβ22号」として難波駅に8時09分に到着。到着後、車内清掃・座席の転換など折り返し準備が行われます。

スーパーシートの車内

今回は6号車のスーパーシートを利用しました。車内は1−2列の横3列の配置。

シートピッチは1,200mmあるとのことで座ってみると前の席まで遠いです。
一般的なJRの特急列車のグリーン車のシートピッチが1,140mmということなので、比べてみるとかなり広いことがわかります。

窓も特徴的な楕円形で各座席ごとに配置されています。

前の座席の背面には大きめのテーブルも完備。

車内天井の荷物入れはまるで飛行機のような形。一般的にみられる棚式ではなく扉が備わっています。

高野線との複々線区間

8:30、時刻通り難波駅を出発。

車内は半分ぐらいの乗車率でしたが車内放送にてレギュラーシート・スーパーシート共に満席との案内がありました。前日に予約した時はかなり空席があったので当日に購入される方が多いのでしょう。

難波駅を出発するとしばらくは高野線との複々線区間を走行。進行方向左側の場合には高野線を走る列車が見れます。

8時32分、最初の停車駅新今宮駅に到着。JR線との乗り換え駅でもあるためかこの駅から多くの乗車がありました。

8時35分、天下茶屋駅に停車。難波駅を出発してここまで各駅に停車。

そして難波、新今宮、天下茶屋の3駅からの乗車で車内は満席になりました。

南海本線の複々線区間

天下茶屋駅を出発してしばらくすると進行方向右側より南海汐見橋線と合流。現在、高野線は難波駅を始終着駅としていますが、かつては汐見橋線の終点汐見橋駅が高野線の始終着駅でした。

さて、難波駅から続いた高野線との複々線区間もこの岸里玉出駅まで。高野線は進行方向左側に分かれていきます。

岸里玉出駅を過ぎると今度は南海本線での複々線区間が始まります。

住之江駅に隣接した住之江検車区が進行方向右側に見えてきました。

この住之江検車区には南海電鉄を代表する「ラピート」、「サザン」で使用される車両をはじめ、多くの南海電鉄の車両が所属しています。

住之江駅で南海本線複々線区間が終わりここから先は複線区間になります。

「ラピートβ」が停車する駅

8時40分、「ラピートα」以外の全ての列車が停車する堺駅に停車。

堺駅を出発すると14駅連続通過し岸和田駅を目指します。

8時52分、岸和田駅に到着。堺駅と同様「ラピートα」以外全ての列車が停車します。

空港線と本線が分岐する泉佐野駅

8時58分、泉佐野駅に到着。この駅ではなんと両側のドアが開くので2・3番線の両側から乗降することができるようでした。

この泉佐野駅は空港線と本線との分岐駅ということもあり速達タイプの「ラピートα」を含めた全ての列車が停車します。

泉佐野駅を出るとポイントを渡り外側の空港線へ転線。車窓に一際目立つ建物「りんくうゲートタワービル」が見えて来ました。

間も無く最後の停車駅であるりんくうタウン駅へ。

連絡橋を渡り関西空港へ

9:01、最後の途中停車駅りんくうタウン駅に到着。

天気が良ければ景色が良かったはず

りんくうタウン駅を出ると関西国際空港連絡橋(スカイゲートブリッジ)を走り抜け、大阪湾を一望しながら終点の関西空港駅を目指します。

りんくうタウン駅〜関西空港駅間は南海電鉄とJR線の共用区間になるのでJR線の電車ともすれ違います。

終点 関西空港駅に到着

関空アクセス特急の並び

9時07分、難波駅を出発して37分で終点の関西空港駅に到着。隣のホームにはJR線の空港アクセス特急「はるか」と並びました。

「ラピート」と「はるか」の正面を見比べてみると、やはり「ラピート」の方がインパクトがある感じがしますね!

乗ってきた列車は車内清掃・準備点検ののち「ラピートβ32号 」難波行きになります。

最後に

今回は難波駅〜関西空港駅を結ぶ南海電鉄の特急「ラピート」のスーパーシートでの乗車記をお届けしました。

難波駅から37分で関西国際空港に行くことができるのでかなり便利かと思います。

またレギュラーシートの料金にプラス210円するだけで利用できるスーパーシートがとても快適だったので、「ラピート」を利用する際にはスーパーシートでの利用がおすすめです!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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