みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は宮城県を走るローカル線 石巻線の乗車記になります。
石巻線とは
石巻線は東北本線の小牛田駅から女川駅を結ぶ44.7㎞の全線非電化のローカル線です。
小牛田駅〜石巻駅〜女川駅間での運転が基本ですが、1日1往復仙石東北ライン直通の快速列車や陸羽東線の古川駅まで直通する列車などが設定されています。
旅客列車だけでなく小牛田駅〜石巻港駅間には定期貨物列車が設定されており、ローカル線ですが貨物輸送を担う重要な路線です。
2011年3月11日の震災で全線にわたり被災しましたが、復旧工事が行われ終点の女川駅の嵩上げや内陸側への移設などを実施して2015年3月21日全線復旧になりました。
石巻線 乗車記
今回の旅は東北本線 小牛田駅より出発です。2両編成のキハ110系気動車に乗車します。
13時38分、小牛田駅を出発。出発すると大きく右にカーブしながら東北本線と別れ進路を東へと向けます。
小牛田駅周辺の沿線の風景は雪積もる畑がひろがっていました。
13時53分、前谷地駅に到着。前谷地駅は柳津までを結ぶ気仙沼線と気仙沼駅までを結ぶ気仙沼線BRTとの分岐駅となっています。
気仙沼線は前谷地駅を出ると左側にカーブしながら石巻線と別れていきます。
14時02分、鹿又駅に到着。鹿又駅では2分間の停車時間があり、小牛田行き普通列車と行き違いを行います。
小牛田を出発した時、沿線には雪が積もっていましたが、石巻が近づいてくるとほとんどなくなりました。
同じ地域でも積雪状況が違っているのは雪国の面白いところだと思います。
石巻駅到着手前で、進行方向右側より仙石線と合流します。
仙石線では東北地方では珍しく直流電化された路線で、徐々に数を減らしつつある205系が現役で走り続けています。
14時14分、小牛田駅を出発して36分 仙石線との分岐駅となる石巻駅に到着。石巻駅では仙台からくる快速列車と接続のため7分間の停車時間があります。
石巻線最大の途中駅ということもあり車内の乗客はほぼ全員が降り、仙石線からの乗り継ぎ客が乗車してきました。
石巻駅では小牛田駅と石巻港駅を結ぶ貨物列車の方向転換を行うための側線・機回し線が備わっています。
今回も到着した時にも貨物列車の方向転換の作業の途中でした。
石巻駅を出るとゆっくりと旧北上川を渡ります。
沢田駅~浦宿駅間では海のそばを走るため進行方向右側には万石浦の景色を見ることができます。
14時46分、小牛田駅を出発して1時間8分 終点の女川駅に到着。乗ってきた列車は折り返し14時55分発小牛田行きとなります。
昔の女川駅は1面2線と機回し線を有する駅でしたが、復旧に際し1面1線の棒線駅となりました。
仙石東北ライン直通の列車の関係でホームは4両編成まで対応となっています。
新しく生まれ変わった女川駅は3階建てとなり駅舎と温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」が併設、足湯スペースもある新たな女川観光の玄関口・交流スペースとなりました。
女川駅前にできた「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」女川へ寄ってみました。海産物、お土産、飲食店等が立ち並び女川観光の一つになっています。
今回は帰りの列車まで時間があったので海鮮丼を食べて一休み。
最後に
今回は宮城県内を走るローカル線・石巻線の乗車記でした。
沿線に広がる雪景色をみながらの鉄道旅は旅情を感じるものでした。ぜひ女川観光と合わせて石巻線に乗ってみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。