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【北斗星乗車記】上野~札幌 寝台特急北斗星乗車記

2020年7月8日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

2014年2月4~5日の乗車記になります。

2014年当時の寝台特急北斗星は毎日1往復運行されている定時列車でした。

今回は北斗星に上野駅~札幌駅まで16時間12分約1,200㎞の乗車をしてきました。

北斗星とは?

1988年青函トンネル開通と同時に上野駅と札幌駅間を結ぶ寝台特急として運転が開始され、晩年は東北本線、いわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、津軽海峡線、函館本線、室蘭本線、千歳線を経由して運行されていました。

最盛期では北斗星1~6号の3往復が運転されていましたが、カシオペアの運転開始や北海道新幹線工事時間確保のため本数が削減され1往復が残るのみとなりました。

出発は北の玄関口「上野駅」

上野駅13番線ホームは東北本線経由で北海道へ向かう「北斗星」や「カシオペア」、上越線~羽越線経由で青森へ向かう「あけぼの」、上越線経由で金沢へ向かう「北陸」などの寝台特急が発着していました。

13番線に響き渡る「寝台特急~」という放送は、旅する気持ちを高めてくれる気がしました。

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上野駅13番線の案内板には、はるか遠く「札幌」という行先が表示されます。

上野駅入線

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札幌行き北斗星が入線してきました。

北斗星をはじめとした寝台列車は尾久車両センターより推進運転で入線してきます。

推進運転の際には先頭となる客車に係員が配置され、線路状況や信号などを機関車の運転しへ連絡するという方法で運転されていました。

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入線してきた際の機関車はテールライトをつけての入線です。

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今回、上野駅~青森駅までを担当するのはEF510 512号機でした。

EF510 500番台のうち501~508、511~516号機は「北斗星色」と呼ばれる青い車体に流星の塗装が施され、主に北斗星の運用についていました。

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当時は東日本大震災の復興を祈願して特性のステッカーが貼られていました。


 

北斗星の車両を見る

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まずは機関車と客車の連結部を・・・。こういうとこはどうしても写真を撮ってしまいます。

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機関車側から最後部を見てみます。

青い車両で統一された姿が「ブルートレイン」ということを思われてくれます。また車体に描かれ2本の金色の帯も特徴的でした。

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北斗星のシンボルマークと「札幌駅」行きの方向幕!!

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今ではほとんどなくなってしまった食堂車です。

車内のテーブルに備え付けられたランプがオシャレでした。

北斗星に乗車

車内探索

食堂車(グランシャリオ)

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食堂車ではディナータイム、パブタイム、モーニングタイムがありました。

ディナーは完全予約制でフランス料理(7,800円)か懐石料理(5,500円)を食べることができました。

そのあとのパブタイムは特に予約は必要なくセットメニューや単品メニューで食事をすることができました。

モーニングタイムは後程紹介します。

ロビー室・シャワー室

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ロビー室ではソファーが設置されており、談笑したり景色を見たりすることができました。

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また、この車両にはシャワー室が設置されており、シャワーカードを購入できた人がシャワーを利用することができました。

車窓

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写真ではぶれていますが宇都宮に停車です。E231系が反対側のホームにいました。

まだまだ関東近郊の景色が流れます。

青森駅で運転停車

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東北本線を北上し青森駅まで到着。

青森駅は乗務員の交代(JR東日本⇔JR北海道)と牽引機関車の交換(EF510⇔EF79)のみを行い、乗客の扱いを行わない運転停車でした。

青森駅から先は津軽海峡線を走行します。


 

北海道へ上陸

寝ていたらいつの間にか青函トンネルを通過し北海道へ上陸していました。

北海道へ上陸した北斗星はそのまま江差線を走り函館を目指します。

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カーテンを開けると若干日が昇り始めていました。

外の景色は今までと全く異なっており、一面真っ白な雪景色となっていました。

函館駅到着・機関車の交換

函館駅には6時41分、定刻より約6分遅れで到着しました。

時刻表通りならば6時35分着、6時48分発でした。

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青森駅~函館駅まで牽引してきたEF79になります。

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反対側ではすでに係員が連結器の準備に取り掛かっていました。

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重連のDD51が連結されたところです。

函館駅から札幌駅まで函館本線~室蘭本線~千歳線を経由して、最終目的地札幌駅を目指します。

出発は定刻通りの6時48分。函館駅を後にします。

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北斗星出発の16分後の7時04分に函館を出発し、札幌を目指す「スーパー北斗1号」がすでにホームに入線していました。

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五稜郭機関区の横を走るころには太陽が昇ってきます。


 

藤城支線を走行

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札幌駅へ向かう下り特急列車は勾配の関係で七飯駅~大沼駅間は藤城支線を走行します。

落部駅で運転停車

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北斗星は落部駅で後から来る「スーパー北斗1号」を退避します。

同じ特急といえど北斗星は客車列車、スーパー北斗は気動車特急なので、最高速度など性能がちがうところがどうしても出てしまします。

函館駅で16分先行しても途中駅で抜かされてしまいます。

食堂車で朝食をたべる!

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食堂車で朝ご飯を食べます。朝食は和食と洋食を選べるので、今回は和食を選択しました。

食堂車でご飯を食べることってほとんどないので、これだけでも感動していました。

札幌駅到着

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札幌駅には定刻より10分程度遅れて11時20分ごろの到着となりました。

上野駅を出発して16時間17分、1214.7㎞を走り抜け札幌駅に到着しました。

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札幌駅到着後、今回乗車した「ソロ」の車両を撮ってみました。

札幌駅到着後、北斗星は手稲駅と接続している札幌運転所に回送され、車両清掃などが行われます。

最後に

今回は上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の乗車記をお届けしました。

上野駅での推進運転、青森・函館駅での機関車の交換、青函トンネルを通過など鉄道好きにはたまらない要素が詰まった列車でした。

夜行寝台列車は頻繁に乗れるものではありませんでしたが、旅の気分を上げてくれる列車でした。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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