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【保存版】北海道&東日本パスの基本ルールを徹底解説 普通列車が7日間乗り放題のきっぷ

2024年11月14日

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みなさんこんにちは、tomotabitripです。

今回はJR北海道とJR東日本エリア内のJR線全線と一部の第三セクター、BRTが7日間乗り放題となるきっぷ「北海道&東日本パス」についてお届けします。エリア内の普通・快速列車が7日間乗り放題となる分様々な制限や特例などルールがありますので、本記事が参考になればと思います。

北海道&東日本パスとは

「北海道&東日本パス」はJR北海道とJR東日本のエリア内のJR線全線と一部の第三セクター、BRTが連続した7日間乗り放題となるきっぷです。

基本的に新幹線・特急列車には乗れないなどの制限がありますが、1日たった1,619円で北海道・東北・関東までのJR線が乗り放題です。

発売期間・利用期間

「北海道&東日本パス」は例年、春季・夏季・冬季の年3回発売し、それぞれ発売期間・利用可能期間が設けられています。

2024年は以下の通り。

発売期間利用期間
春季2024年2月20日~4月16日2024年3月1日~4月22日
夏季2024年6月20日〜9月24日2024年7月1日〜9月30日
冬季2024年11月26日~2025年1月4日2024年12月10日~2025年1月10日

発売開始日と利用開始日、発売終了日と利用終了日は異なるので注意してください。

きっぷの料金

料金
大人11,330円
子ども5,660円

1日当たりのきっぷの料金は、大人用では1,619円、子ども用では809円になります。

「青春18きっぷ」とは異なり子ども用があるのが特徴です。

購入方法

「北海道&東日本パス」の主な購入できるところは以下の通り。

  • JR北海道・東日本のJRの主な駅のみどりの窓口
  • JR北海道・東日本のJRの主な駅の指定席券売機(一部除く)
  • 提携販売センターおよび主な旅行会社  等

旅行会社等で購入することができますが、JR北海道、東日本の指定席券売機もしくは駅窓口などで購入する方が楽かもしれません。

北海道&東日本パスで乗れる列車

「北海道&東日本パス」で乗車できる列車・BRTは以下の通り。

  • JR北海道、JR東日本、青い森鉄道、いわて銀河鉄道および北越急行線の普通列車(快速含む)の普通車自由席及びJR東日本のBRTに乗車可能
  • 急行列車に限り別途料金を払えば乗車可能
  • 普通列車(快速含む)の普通車指定席を利用する場合には別に座席指定券を、ライナー列車にご乗車される場合は、別にライナー券または乗車整理券を購入すれば乗車可能
  • 普通列車(快速含む)グリーン車自由席を利用する場合は、別にグリーン券を購入すれば乗車可能
  • 新函館北斗駅〜新青森駅間内の相互発着の場合に限り別途特定特急券を購入すれば利用可能

先述の通り基本的にJR北海道、JR東日本の全線の普通列車・快速列車が乗り放題になります。

一方で新幹線(一部を除く)、特急列車、グリーン車指定席には乗ることができません。

「快速」「普通」種別の臨時列車にも乗れる

JR各社が運行する臨時列車には「快速」「普通」の運行があり、これらの列車の「普通車指定席」を利用したい場合には別途指定席券の購入することで、北海道&東日本パス利用時でも乗ることができます。

こんな列車に乗れる

  • SLばんえつ物語号
  • SLぐんまみなかみ号
  • リゾートしらかみ
  • 海里      等

人気の観光列車である「蒸気機関車(SL)」の列車にも「北海道&東日本パス」で乗ることができます。

臨時列車の中には「特急」種別での運行もありますが、こちらは指定席券を購入しても「北海道&東日本パス」での乗車はできません。

普通列車・快速列車のグリーン車には注意!

普通・快速列車のグリーン車には2種類あるので利用する際には注意が必要です。

注意点は以下の通り

  • 普通・快速列車の自由席グリーン車:北海道&東日本パス+グリーン券で利用可能
  • 普通・快速列車の指定席グリーン車:北海道&東日本パス+グリーン券購入しても利用不可

この列車のグリーン車には乗れます

  • 東海道線
  • 総武快速線・横須賀線
  • 常磐線
  • 宇都宮線
  • 高崎線
  • 上野東京ライン
  • 湘南新宿ライン

上記の列車に連結されている2階建てグリーン車は「自由席グリーン車」ですので北海道&東日本パス+グリーン券で乗ることができます。

新幹線・特急列車に乗車可能な特例区間

「北海道&東日本パス」では基本的に特急列車には乗車できませんが、極端に普通列車の本数が少ない場合や普通列車が走っていないなどの一部区間では特例として「北海道&東日本パス」のみで特急列車に乗ることができます。

特急列車に乗車可能な特例区間

路線区間利用可能設備
石勝線新夕張駅~新得駅普通車指定席の空席
室蘭本線東室蘭駅〜室蘭駅普通車指定席の空席
奥羽本線 青森駅~新青森駅特急:普通車自由席
全車指定の快速:空いている席

※青森~新青森間内相互発着に限り、全車指定席の普通列車(快速含む)の普通車の空いている席が利用可能。

この特例は、特例で指定された区間内の乗車のみ有効ですので、この区間を越えて乗車した場合には別途利用した全区間の運賃・指定席・自由席料金が必要になりますので注意してください。

奥羽本線の青森~新青森間には全車普通車指定席の快速「リゾートしらかみ」が運行されており、この列車の場合には席が空いていれば指定席を利用することができます。

特定特急券で新幹線にも乗車可能

路線区間利用可能設備
北海道新幹線新青森駅〜新函館北斗駅普通車指定席の空席

「北海道&東日本パス」では別途特定特急券(4,000円)を購入することで、新青森駅〜新函館北斗駅間内に限り北海道新幹線を利用することが可能です。

一部の第三セクターは利用可能

「北海道&東日本パス」では一部の第三セクターの路線で利用可能です。

利用可能な第三セクターの路線と区間は以下の通り。

路線区間
青い森鉄道青森駅〜目時駅
いわて銀河鉄道目時駅〜盛岡駅
北越急行線六日町駅〜犀潟駅

上記の表以外の第三セクターに関しては乗車できませんので注意が必要です。

例えば、木古内駅〜五稜郭駅間には道南いさりび鉄道が走っていますが、この路線は東日本&北海道パスでは乗車できません。

「北海道&東日本パス」では盛岡駅〜青森駅までのいわて銀河鉄道、青い森鉄道に乗ることができるので、在来線だけで東京から青森駅まで移動することが可能です。かつての東北本線を辿る旅ができます。

「青春18きっぷ」の場合では、いわて銀河鉄道、青い森鉄道の盛岡駅〜八戸駅間を乗ることができず、東京駅から向かう際には上越線、羽越線・奥羽本線経由の日本海回りとなってしまいます。

北海道&東日本パスのメリット

IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道が乗り放題

北海道&東日本パスではIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に追加料金必要なく乗車可能です。

一方で、青春18きっぷではIGRいわて銀河鉄道を利用することができません。また、青い森鉄道は青森駅〜八戸駅間で通過する場合に限り利用可能という条件があります。

東京方面から東北本線を北上した場合、青春18きっぷだけで辿り着けるのは盛岡駅まで。盛岡駅〜八戸駅までは別途料金が必要になります。

北海道新幹線を利用する場合は青春18きっぷより便利

本州〜北海道を鉄道で移動する場合、必ず北海道新幹線を利用することになります。

項目北海道&東日本パス青春18きっぷ
追加のきっぷ特定特急券北海道新幹線オプション券
乗車可能区間新青森駅 ~ 新函館北斗駅北海道新幹線:新青森駅 ~ 木古内駅
道南いさりび鉄道:木古内駅〜五稜郭駅
料金片道 4,500円片道 4,500円

「北海道&東日本パス」の場合は別途特定特急券を購入すれば、新青森駅〜新函館北斗駅間を利用することができます。

一方で「青春18きっぷ」の場合は、同じ料金でも新幹線を利用できるのは新青森駅〜木古内駅まで。木古内駅から五稜郭までは第三セクターの道南いさりび鉄道を利用しなければなりません。

函館駅近くまで一気に新幹線で移動できるので、「北海道&東日本パス」の方が「青春18きっぷ」よりも便利といえます。

北海道&東日本パスのデメリット

使用開始後は7日間連続利用しなければならない

「北海道&東日本パス」は使用開始日から7日間連続で使用しなければなりません。長期の連休が取りにく社会人にとっては使いづらいことも。

連続した日数という点については「青春18きっぷ」も2024年冬季のものより同様に連続した3〜5日間での利用にルールが変更になりました。

1日あたりの利用コストが高くなる場合も

北海道&東日本パス青春18きっぷ
料金11,330円3日間用:10,000円
5日間用:12,050円
1日あたりの料金1,619円3日間用:3,333円
5日間用:2,410円

「北海道&東日本パス」は7日間利用すれば1日あたり1,619円で利用できますが、7日間使用しない場合は1日あたりのコストが高くなってしまうことも。

短期間での利用の場合は青春18きっぷの方が良いかもしれません。

利用可能なのはJR北海道・JR東日本エリアのみ

「北海道&東日本パス」はその名の通りJR北海道とJR東日本、一部の第三セクターでしか利用できません。

日本全国を広く移動したい場合には「青春18きっぷ」の方が自由度が高くなります。

最後に

今回は「北海道&東日本パス」の発売期間、料金、利用できる列車、メリット・デメリットについてお届けしました。

JR北海道・JR東日本のエリア内という制限と連続した7日間での利用という制限はありますが、JR北海道・JR東日本の広範囲の鉄道旅に利用してみてはいかがでしょうか。

特に本州〜北海道を北海道新幹線で移動する場合には、使い勝手の良い「北海道&東日本パス」がオススメです。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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tomotabi

北斗星の旅をきっかけに旅行好きになり鉄道・飛行機旅へ| 鉄道乗車記|飛行機の搭乗記|ホテルの宿泊記|お得なきっぷ|を中心に記事を書いています|

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