みなさんこんにちは、tomotabitripです。
現在、東京~金沢間のアクセスは北陸新幹線を使って乗り換えなしで行くことができますが、2015年3月13日までは上越新幹線・越後湯沢で特急はくたかに乗り換え、ほくほく線経由というのが主流でした。
今回は2015年3月14日ダイヤ改正直前の3月13~14日に特急はくたかに乗り金沢へ行ってみたのでその紹介になります。
特急はくたかとは
越後湯沢から金沢・福井・和倉温泉間を上越線・ほくほく線・信越本線・北陸本線・七尾線を経由して運行されていた特急です。
681系、683系を使用して運行され、ほくほく線内では在来線営業最高速度となる160km運転が行われ、その他の在来線区間では130kmでの運転が行われていました。
160kmに対応するためにほくほく線の設備では、高速進行の信号機や振動や騒音を防ぐためノーズ可動クロッシングと呼ばれるポイントを採用するなど、高規格の路線となっています。
ダイヤ改正直前の越後湯沢駅
東京駅から上越新幹線で約80分。
今回の旅の出発となる越後湯沢駅に到着です。
ダイヤ改正2日前ということもあり、越後湯沢駅には「ありがとう はくたか号」と手作りの看板が設置されていました
「翼は消えず、生まれ変わる」と書かれ、特急はくたかとして使用された歴代の車両が並べて紹介されたポスターもありました。
現在、「はくたか」の名称は北陸新幹線で引き継がれ使用されており、まさしくこのポスターの文言と同じだなと思います。
この時のダイヤ改正で、はくたかの他に特急「北越」もダイヤから姿を消すということもあり、両者の車両が描かれたポスターもありました。
越後湯沢の1番線ホーム
はくたかは原則、越後湯沢駅の1番線を使用しており、2,3番線が上越線のホームとして使われていました。
0番線は頭端式となっており、ほくほく線へ直通する列車のホームとなっています。
手前から2番線、1番線、0番線のホームとなっています。
今回乗車したはくたか4号はJR西日本681系しらさぎ色でした。
基本編成と付属編成の連結部になります。この時は、基本編成、付属編成ともに681系しらさぎ色で運行されました。
上越線はまだ115系で運転されてました。
越後湯沢ではJR西日本の車両と東日本の車両が並びました。
かつてサンダーバードのロゴがあったと思われる跡があります。
2015年3月頃はちょうど681系と683系の配属替えに伴う塗装変更やロゴ変更がありました。
今回使用された681系もかつては大阪~金沢・富山を結ぶ特急サンダーバードで使用されていたようですが、配属替えに伴いサンダーバードのロゴがはがされ、しらさぎ色に塗装されている車両でした。
はくたかからの車窓
越後湯沢駅を出た直後です。
スキーで有名な越後湯沢周辺ですがこの時も大雪でした。
越後湯沢から六日町まで上越線を走行したのち、ほくほく線に入り速度を上げていきます。
ほくほく線は基本的に田園地帯の中を高架で作られており、踏切などありません。
また高架を走るので、広い雪景色の田園地帯を見渡しながら走ります。
ほくほく線内で唯一の停車駅である十日町に停車です。
十日町では毎年2月に「十日町雪まつり」が開催されます。
(十日町雪まつりは別の記事にて紹介してありますので見てください。一番下にリンクを付けておきます。)
越後湯沢を出発して1時間。
六日町、十日町以外の駅を通過し、ほくほく線を高速で走り抜け、信越本線の直江津駅に停車です。
ここからは日本海に沿って北陸本線を走ります。
冬の日本海は荒れるようで、海は白波が立っています。
直江津駅出発後は荒れる日本海を横目にしながら、糸魚川、入善、黒部、魚津、富山、高岡に停車しながら終点の金沢を目指します。
終点、金沢に到着!
金沢駅には12時10分に到着しました。ダイヤでは11時59分到着予定だったので11分ほど遅れての到着となりました。
越後湯沢を9時14分にでて2時間56分で到着です。
金沢駅と言えばこの独特なデザインの駅舎が有名です。
金沢駅には北陸新幹線開業の2日前に来たので写真のようなカウントダウンの看板が立っていました。
新幹線改札の中は既に明かりがついており、また駅のデジタル案内板ではホーム上での注意書きが出ていました。
最後に
今回は北陸新幹線開業2日前にはくたかに乗って金沢まで行ってみました。
越後湯沢駅から約3時間、東京駅からだと約4時間30分の行程でした。
ほくほく線だと新幹線のように防音壁などがない線路上を走るので、より一層681系による160kmの高速運転を早く感じられる路線でした。