みなさんこんにちは、tomotabitripです。
2019年の旅行記になります。
東京駅~出雲市駅走る寝台特急「サンライズ出雲」のシングルデラックスに乗車しました。
シングルデラックスは1編成に6部屋しかなくとても人気の高い部屋です。
室内もほかの寝台と比べ豪華ですがその分値段も高めです!!
今回はシングルデラックスの乗車記と車内の紹介をしたいと思います。
サンライズエクスプレスを利用するときの参考にしてください!!
寝台特急サンライズエクスプレスとは??
東京駅~出雲市駅・高松駅を結ぶ寝台特急で定期運行している最後の寝台特急となっています。
出雲市駅まで行くのがサンライズ出雲、高松駅まで行くのがサンライズ瀬戸と呼ばれています。
出雲・瀬戸の2編成が東京駅~岡山駅まで連結し、岡山駅で分かれそれぞれの行先に向かいます。
料金
上の表は寝台料金もしくは特急券+指定席料金の表となっており、乗車券代が別途必要となります。
各部屋の紹介
A寝台 シングルデラックス(4号車・11号車)
サンライズエクスプレスで一番豪華な部屋で1編成に6部屋しかありません。
料金も高めの設定となっていますが、個人的にはそれだけ出しても満足できる部屋だと思います。
部屋には専用の洗面台やテーブルが備え付けられて、これが電車の部屋なのかと思ってしまうくらい設備の素晴らしい部屋です。
シングルデラックスのみシャワーカードとアメニティがついているところもポイントです。
B寝台 シングルツイン(1・2・6・7・8・9・13・14号車)
シングルツインは2段ベットにすることができるので、1人または2人で使用できる部屋となっています。
この部屋も1編成に8部屋しかありません。2人で使用できる数少ない部屋の一つですので早めの予約は必須です。
2段ベットにする都合で車端部にあるため、部屋の天井が高いのも特徴です。
シングルツインを2人で使用する場合には2人分の乗車券と9,600円に追加で5,500円が必要となります。
上のベットは折りたたむことができ、下のベットも折りたたんで向かい合わせのソファーにすることができます。
B寝台 シングル(1・2・6・7・8・9・13・14号車)
シングルはサンライズエクスプレスで一番数が多い部屋になっていて、2階席が36席、1階席が44席の合計80席あります。
荷物を置くスペースもあります。
2階席
天井に向かう湾曲した窓が特徴的です。
2階にあるので高い位置からの景色を見ることができます。
1階席
1階にあるので線路やホームが近く、スピードの感じられる臨場感の景色を見ることができます。
ソロ(3号車・10号車)
ソロはシングルよりも1,000円安い設定となっています。
1編成に2階席が10席、1階席が10席の計20席になります。
部屋の設備はシングルと変わりませんが、より狭くなっていて荷物置くスペースがほとんどありません。
また、ソロはモーター車にあるので騒音に関してほかの車両と比べ、気になってしまうかもしれません。
2階席
立って着替えなどする際には、階段のところに立つしかありません。
1階席
B寝台 サンライズツイン(4号車・11号車)
サンライズエクスプレスの中で唯一ベットが横並びになっていて2人で使える部屋になります。
一編成に4部屋しかなく、シングルデラックス同様かそれ以上人気のある部屋だと思います。
基本的に発売と同時に売り切れてしまう部屋になっているので、なかなか予約するのが難しい席です。
乗った時は部屋が空いてなかったので写真を撮ることができませんでした。
ノビノビ座席(5号車・12号車)
ノビノビ座席は指定席扱いとなっており、寝台料金は不要となっています。
寝台部屋とは異なり、隣の人と隔てるのはカーテン1枚となっています。
床はカーペットが敷かれています。寝台料金不要でフルフラットで寝られるということを考えれば利用するのもありかと思います。
購入方法
・みどりの窓口
・えきねっと(ノビノビ座席のみ)
・e5489サービス(すべての個室、ノビノビ座席が可能)
サンライズエクスプレスに乗車記
東京駅の出発案内板には見慣れない「高松・琴平」と「出雲市」の案内が出ていました。今では珍しくなった長距離列車の案内になります。
サンライズエクスプレスの始発駅となる東京駅から乗車!!
サンライズエクスプレスは9番線ホームに21時30分ごろに入線してきます。
入線時は「回送」幕ですが
サンライズ出雲と瀬戸はそれぞれの行先となる、出雲市駅と高松・琴平駅幕の表示となります。
サンライズ出雲と瀬戸の連結部です。2編成連結したまま岡山まで走ります。
2編成の連結面はついつい写真で撮っちゃいます。
シングルデラックスの部屋
今回利用するのは一番豪華なシングルデラックスの部屋です。
サンライズエクスプレスオリジナルの巾着に入ったアメニティがすでにベットに置いてありました。これはシングルデラックスのみのサービスとなっています。
シャワーカードもついていますが、これは検札に来た車掌さんからもらえました。
車内探索
シャワールーム
シャワールームはこのようになっていて、お湯が出る時間は1回3分と決まっています。
緑色のボタンを押してお湯が出ている間はカウントが進みます。赤いボタンでを押せばお湯が出るのが止まり、カウントは止まります。
流す時だけお湯を出すようにすれば特に3分間でも問題ありません。
シャンプーとボディーソープは一応備え付けのがあります。
シャワールームの脱衣所にはドライヤーもありますが、とても弱くてあまり使えなかったです。
次に使う人のためにシャワー洗浄ボタンがあります。使い終わったら必ず押して終わりましょう。
シャワールームの使い方という説明書きもあるので特に困らないと思います。
先頭車の連結部
7号車と8号車の間は通れるようになっています。
切り離しが行われる岡山駅が近くなると、解結準備のため通れなくなるので注意が必要です。
ラウンジ
サンライズエクスプレスには小さなラウンジが3号車と10号車にあり、椅子に座りながら流れる景色を見ることができます。
ラウンジは8席しかないので特に夜は混雑してます。
シャワーカード販売機
サンライズエクスプレスでシャワーを利用するにはシャワーカード(330円)を購入する必要があります。(シングルデラックス利用以外)
数に限りがありますので乗車したら早めに購入することをオススメします。
【シャワーカードを購入するには!!】
シャワーカード販売機は3号車と11号車にあります。
それぞれ4号車と12号車のドアが一番近いドアになるので、シャワーカードを狙うならこのドアから行きましょう。
シャワーカードの買い方はかなりメジャーなようなので、シャワーカードの購入する列が4号車、12号車側からできます。
そのため3号車、11号車のドアから行くとうまく列に並ぶことができず買うことが難しくなります。
車内の通路
上下段ある車両はこのようになっており、車内に入るとすぐ上段、下段に分かれます。
部屋は基本的に通路の両側にあるので、向かいの部屋を取れば扉を開けておしゃべりすることができます。
岡山駅到着、切り離し作業
東京駅を出て8時間30分。
定刻よりやや遅れて岡山駅に到着。
ここでは、サンライズ出雲と瀬戸との切り離し作業を見ることができます。
幌を外し、渡板を上げます。
開いていた扉をそれぞれ閉じます。
最初に出発するのはサンライズ瀬戸になります。
瀬戸号が出発し、信号が変わり次第サンライズ出雲が出発となります。
一応、出発案内の放送は流れますが、サンライズ瀬戸が先に出発するので解結作業を見ていて乗り遅れることのないようにしましょう。
岡山出発!
岡山を出ると倉敷まで山陽本線を走り、倉敷から伯備線に入り山陰地方を目指して進みます。
日が昇るのを見ながら列車は走ります。
伯備線を走っている間に日はすっかり昇ります。
途中何回か岡山行きのやくもとすれ違います。
大山を綺麗にみることができました。
大山が見えてくると伯備線の旅も終わりが近づきます。
王子製紙の工場が見えてくると間もなく米子に到着です。
松江を過ぎると宍道湖沿いを走ります。宍道湖は見えましたが天気が悪かったです。
終点 出雲市駅到着
東京駅を出発して約12時間。終点の出雲市駅に到着。
ホームで写真を撮っていると、後続のやくもが入線してきたのでサンライズと合わせて撮ってみました。
やくもが4両編成だったので、やや離れた構図なのが残念。
まとめ
今回はサンライズエクスプレスのシングルデラックスに乗ってみましたが、値段が高いだけあって、部屋の設備は最高で室内も窮屈さなど全く感じさせないものでした。
様々な部屋のタイプがあるので、自分の旅にあった部屋を選択できるのもいいポイントだと思います。
縁結びで有名な出雲大社へ寝台特急という非日常を味わいながらの旅行をしてみてはいかがでしょう。