みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は秋田駅と男鹿駅を結ぶローカル線・男鹿線の乗車記をお届けします。
男鹿線とは
男鹿線は追分駅〜男鹿駅間の26.4kmを結ぶローカル線になりますが、全ての列車が奥羽本線を経由して秋田駅を始終着にしています。
男鹿半島の南岸を走り、途中には八郎潟と日本海を結ぶ船越水道を渡ります。
奥羽本線の区間も含めて男鹿線には「男鹿なまはげライン」という愛称が付けられ、この路線を走る車両には「なまはげ」が描かれています。
男鹿線 乗車記
出発は秋田駅
男鹿線は全ての列車が秋田駅を始終着としているので、秋田駅から乗車します。
今回乗車するのはキハ48系気動車 2両です。
国鉄型気動車として日本各地で活躍していましたが、徐々に新型車両に置き換えられつつありその数を減らしています。
車体の側面には行先を示す札(サボ)が入っていました。
男鹿なまはげラインという名称もあることから、行先板にもなまはげの絵が描かれています。
車体側面にも大きななまはげのイラスト描かれていました。
キハ40形の車内
車内は4人掛けのボックスシートとドア付近には6人掛けのロングシートが並ぶセミクロスシートの配置となっています。
窓は上下共に自分で開けることができます。
ボックス席に座りながら、流れる景色を見るのは旅行気分をさらに高めてくれます!!
沿線の風景
追分駅までは奥羽本線を走ります。この追分駅より奥羽本線と男鹿線が分岐します。
追分からは非電化区間。ローカル線の旅がいよいよ始まります。
男鹿線は比較的海に近いところを走るので男鹿行きの場合は進行方向左側の車窓に防風林を見ながら進みます。
反対側、進行方向右側には広い水田の様子を見ることができます。
【船越水道の鉄橋】
天王駅と船越駅の間で船越水道にかかる鉄橋を渡ります。
この鉄橋からの景色がとてもよかったのでオススメです!
終点 男鹿駅到着
秋田駅から約1時間で終点の男鹿駅に到着です。
男鹿駅は2017年に駅舎をリニューアルしたこともありとてもきれいでした。
駅周辺の散策 道の駅 OGARE(オガーレ)
男鹿駅前には道の駅 OGARE(オガーレ)があります。
OGAREには地元の農作物の他、近くの漁港から水揚げされた魚介類も売っていました。
もちろん男鹿が発祥とされているなまはげグッズもいろいろ売っていました。
オガーレの中のジェラートショップには、秋田で有名なハタハタで作られた魚醬「しょっつる」が練りこまれた「しょっつるソフト」というジェラートが売っていました。
今回は食べませんでしたが、次回機会があればチャレンジしてみたいジェラートです!!
記事を読んでみた方はぜひチャレンジしてみてください!
OGARE敷地の中には妙な踏切の跡やポイントの一部跡が残っていました。
調べてみると、2002年までは男鹿駅より先に貨物線が伸びていたようで、男鹿駅~船川港駅という区間があったようです。
残されていた線路や踏切は当時、その路線で使われていたものが残されているとのことでした。
踏切はもともとあったわけではなく、移設された後、保存されているとのことでした。
秋田行きに乗車
約1時間程度男鹿駅に滞在し、乗ってきた列車に乗って秋田に戻ります。
男鹿駅の改札は、発車時間の約10分前から始まります。
それまではホームに入ることができないので駅中にある待合室か2階にある展望台で景色を見るのもありです!!
この後は、このキハ40系に乗って秋田駅までもと来た道を戻りました。
新型蓄電池駆動電車に置き換え
男鹿線では2017年から交流電化用の蓄電池駆動電車EV-E801系電車「ACCUM(アキュム)」が運転を始めました。
電化区間は架線からの電気で走り、非電化区間は蓄電池からの電気で走るのが特徴です。
男鹿線のACCUM
- 秋田〜追分間:電化区間は電車として架線から電気を利用
- 追分〜男鹿間:非電化区間は蓄電池からの電気を利用
JR東日本によると将来的に男鹿線は現行のキハ40形・キハ48系からACCUMにすべて置き換える予定となっています。
非電化区間の終点、男鹿駅ではホームの1番線にACCUM用の充電設備が設置されていました。
最後に
今回は秋田駅〜男鹿駅間を結ぶローカル線 男鹿線の乗車記をお届けしました。
今後導入予定のACCUMだと座席がすべてロングシートとなっており、キハ48系のようなボックスシートに座って流れる景色を見るという旅をする機会が減ってしまうかもしれません。
キハ48系のローカル線の旅と道の駅「OGARE」にある「しょっつるソフト」を楽しみに行ってみてはどうでしょうか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
【秋田港駅の散策記事はこちら】