みなさんこんにちは、tomotabitripです。
2022年7月13日、JR北海道より特急車両の運用について発表がありました。
それは、キハ281系の定期運転を9月末で終了、キハ183系の2022年度で運行終了それに伴いキハ283系による運転開始、「ノースレインボーエクスプレス」の2023年春をもって運行終了です。
キハ281系は9月で定期運転終了、10月にラストラン
【概要】
・キハ281系の定期運行は9月をもって終了
・10月22、23日にラストランの実施
1994年3月から運転開始したキハ281系。函館~札幌間の高速化に伴い開発された車両で振り子機能を持ち、日本国内の在来線気動車として初めて最高速度130㎞/hの運転を行う高機能の気動車でした。
特急「スーパー北斗」として運行され、函館~札幌間をこれまでの3時間59分から2時間59分(最短)に大幅に短縮する運転を行っていました。
現在27両全てが函館運輸所に所属し函館~札幌間の特急「北斗」として3往復で運行しています。
【下り(函館→札幌)】
列車名 | 函館発 | 札幌着 |
---|---|---|
北斗5号 | 9:00 | 12:49 |
北斗7号 | 10:05 | 13:52 |
北斗19号 | 17:52 | 21:36 |
【上り(札幌→函館)】
列車名 | 札幌発 | 函館着 |
---|---|---|
北斗2号 | 6:00 | 9:33 |
北斗14号 | 13:27 | 17:13 |
北斗16号 | 14:38 | 18:26 |
2022年9月30日をもってキハ281系の定期運行が終了、翌10月1日より特急「北斗」は全てキハ261系による運行になります。
【ラストラン運転概要】
・運転日:2022年10月22日(土)、23日(日)
・列車名:スーパー北斗
・運転区間:函館~札幌(途中停車駅:東室蘭のみ)
・運転時刻:
下り:函館(8:35頃発)→東室蘭(10:40頃着/42頃発)→札幌(12:16頃着)
上り:札幌(12:38頃発)→東室蘭(14:11頃着/13頃発)→函館(16:37頃着)
編成:8両編成(全車指定席)
(8号車は試作車であるキハ281-901を使用予定)
キハ281系による定期運行は9月末で終了になりますが10月に2日間だけラストラン運転が行われるようです。
現在発表された内容だけでもなかなか面白そうで
・列車名がスーパー北斗
・途中駅は東室蘭のみ
・8両編成(8号車は試作車キハ281-901を使用予定)
ここら辺が特徴でしょうか。
2020年3月のダイヤ改正によりJR北海道の特急から「スーパー」の名称がなくなり全て特急「北斗」での運行になっていますが、今回の臨時列車では「スーパー」の名称復活はかつてのかつての特急を彷彿させてくれます。
途中停車駅は東室蘭のみですが所要時間は下り3時間49分、上り3時間59分と定期列車とほぼ同じようなダイヤが組まれています。ほぼノンストップで走ると定期列車のダイヤに影響しそうなので速度調整して走るのか、どこかで運転停車するのかはわかりません。今後の発表が待たれます。
キハ183系の運転終了、石北特急はキハ283系へ
【発表の概要】
・特急「オホーツク」、「大雪」で使用されているキハ183系は2022年度で定期運行終了
・ノースレインボーエクスプレスは2023年春をもって運行終了
・石北本線の特急は全てキハ283系へ置き換わります
1986年に運行を開始しJR北海道の各路線で活躍していたキハ183系。現在では石北本線の特急「オホーツク」、「大雪」で活躍しています。
過酷な自然環境の中走り続けていることもあり外観の痛みが激しいと話が挙がる車両ですがついにこの時がという感じです。
キハ183系引退後の特急「オホーツク」、「大雪」の使用車両は2022年のダイヤ改正で特急「おおぞら」を引退したキハ283系になるとの発表も同時にありました。
キハ283系が引退する際に「キハ183系よりも新しいキハ283系が先に廃車?」と話題がありましたがそんなことはありませんでした。
しかしキロ282形4両は全て廃車となっているため、今後の石北特急にはグリーン車はなしで運用になるのでしょうか。それとも北斗から引退したキハ281系のグリーン車を流用するのでしょうか。
特急「オホーツク」は全区間乗り通すと5時間超乗車する列車なのでできればグリーン車も欲しいところですが・・・
▼キハ183系特急オホーツク乗車記はこちら▼
1992年に運用を開始した「ノースレインボーエクスプレス」も2023年の春をもって運行を終了するとのことです。外観は全く違いますがこちらもキハ183系の仲間。
かつては札幌~富良野を結ぶ特急「フラノラベンダーエクスプレス」、2022年も運行する函館~札幌を函館本線(山線)を走る特急「ニセコ」として活躍している車両です。
全車両ハイデッカー構造が特徴の車両で、普段よりも高い位置から車窓を楽しむことができる車両です。
▼特急フラノラベンダーエクスプレス乗車記▼
▼特急ニセコ乗車記▼
最後に
キハ261系の最終増備が終わり、ついにJR北海道からキハ183系、キハ281系の引退、キハ283系の復活と特急車両の運用について発表となりました。
キハ183系の終了時期やラストランについては決まり次第発表とのことですので今後の発表が待たれます。
どの車両も最後の夏、最後の年になりますので乗りに行くなら早めに行くことがオススメです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。