みなさんこんにちは、tomotabitripです。
高崎駅から上野駅に向かうには新幹線を使う方が便利かと思いますが、今回は高崎線を走る特急 草津を使って向かうことにしました。
高崎駅から乗車
高崎駅は上越・北陸新幹線の他、吾妻線・上越線・信越本線・高崎線・八高線・両毛線が乗り入れるとても大きな駅です。
今回は群馬県の中心となる高崎駅から臨時特急 草津 84号に乗車します。
特急草津号は毎日1日2往復、上野駅~長野原草津口駅間に運行されています。また土休日には臨時便が1往復、繁忙期にはもう1往復が追加され計4往復で運行されています。
料金と時間は以下のような感じです。
【高崎~上野間】
・新幹線(自由席/指定席/G車):4,280円/5,010円/6,380円
(約50分)
・特急草津(自由席/指定席/G車):3,340円/4,070円/5,440円
(約80分)
時間は新幹線が言うまでもないですが、グリーン車でゆったり移動することを選ぶと草津の方が安いですね。
特急草津号が入線する7番線に移動。
今回乗車する臨時特急草津 84号 上野行きが入線してきました。
使用されている車両は651形1000番台。かつて常磐線特急で「スーパーひたち」として活躍していた651系を交直流型から直流型へ改造した車両が使われています。
先頭のLED表示のヘッドマークが特徴的な車両です。
草津号のヘッドマークには列車名と温泉マークがデザインされています。
残念なことに最後部側のヘッドマークは何も出ていませんでした。
昔ながらの幕の行先表示器。上野に向かいます。
臨時特急 草津 84号
列車は時刻通り15:06に高崎駅を出発。高崎駅を出ると進行方向右手には、上信電鉄の車両基地が見えてきます。
JR東日本から上信電鉄へ譲渡された元107系電車が停まっていました。まだ車体カラーなどはまだ変更されておらず、JRのマークも残っていました。
普通車の車内はこんな感じです。
室内等が蛍光灯なのも少し前の特急列車という感じがします。
高崎乗車時はほとんど人が乗っておらず、私を含めて8人しかこの車両には乗っておりませんでした。
神流川を渡り列車は群馬県から埼玉県に入ります。
籠原駅を通過。籠原駅の高崎駅寄りには高崎車両センター籠原派出所があり、留置されている233系・231系を見ることができます。
E231系・E233系の高崎線は多くが10両+5両の系15両編成で運行されていますが高崎線の一部の駅では15両編成に対応していないため、籠原駅で高崎寄りの付属5両の増結・切り離し作業が行われます。
高崎駅出発して27分。熊谷駅に到着。
熊谷でも少し乗客はいましたが、まだまだ席はガラガラでした。
熊谷到着手前で進行方向右側から秩父鉄道が合流してきます。
進行方向右側より川越線と合流。
鉄道博物館が見えてくるとまもなく埼玉県最大のターミナル駅である大宮駅に到着。
東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線の他、宇都宮線、高崎線、川越線、湘南新宿ライン、埼京線、京浜東北線、東武アーバンパークライン、ニューシャトルが乗り入れている駅です。
上越、東北方面に行く列車のほとんどがこの駅を通過、貨物列車も通過、東大宮車両センターに回送する列車も通過するので1日いても飽きません。
荒川を渡って埼玉県から東京都へ入ります。
大宮を出ると浦和・赤羽の順に停車。
尾久車両センターを通過。
宇都宮線・高崎線に乗った時には尾久車両センターは見逃せません。
デビュー前のE257系2000番台や写真には写っていませんが奥の方に寝台特急カシオペアの姿も見ることができました。
タイミングが良いとE655系「和」やE001系「四季島」などの車両も見ることができます。
JR東日本が導入した定尺レール輸送車であるキヤE195系もいました。
京浜東北線、山手線と合流。計6線が並ぶ複々々線区間になります。
上野駅到着直前に高架ホームへ行く線路と分かれ、上野駅地平ホームへと向かいます。
かつては様々な特急が上野駅を終着としておりこの風景が普通でしたが、今では上野駅を終着とする特急も数を減らしてしまい特別な風景となってしまいました。
地平ホームへ向かってゆっくり進んでいきます。
終点上野駅到着
高崎を出発して1時間23分。終点の上野駅15番線に到着。
到着した際にヘッドマークはすでに回送表示になっていました。
上野駅地平ホームに651系が停まっているのは昔の常磐線時代を感じさせてくれますね。
上野駅のホーム端から。
最後に
今回は臨時特急草津84号の高崎~上野までの乗車記でした。
この651系は窓下にオレンジ色の線入ったり、パンタグラフ周りも交直流型から直流型に一部改装していますが、デビューから31年間ほとんど変わらない姿で活躍しています。
ぜひ上野~高崎~長野原草津口まで乗車してみてはいかがでしょうか。
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