みなさんこんにちは、tomotabitripです。
今回は2022-2023年冬の青春18きっぷ期間中に乗りに行きたい列車をまとめてみました。
JR北海道
宗谷本線:旭川~稚内 普通列車
運転区間・時刻:旭川(6時03分発)~稚内(12時07分)
運行距離:259.4 km
乗車時間:6時間4分
この列車は旭川から稚内駅へ早朝に1本だけ設定されている普通列車で運行距離、乗車時間ともに普通列車の中でも非常に長い列車です。
途中の名寄駅では13分、幌延駅では23分の長時間停車があるのでホームに降りるなど休憩はできそうです。
同区間は特急宗谷・サロベツ号の運行がありますが、青春18きっぷでは乗車できないため、ぜひ期間中はこの普通列車乗ってみてはいかがでしょう。
留萌本線:深川~留萌 普通列車
運転区間:深川(旭川)~留萌
(※1日1本だけ旭川駅発着あり)
運行距離:50.1 ㎞
乗車時間:52~60分
2023年3月31日をもって石狩沼田~留萌駅間の廃止、2026年3月末をもって深川~石狩沼田間全線の廃止が決まっているローカル線です。運行本数1日7往復ととても少ないので乗りに行く際には時刻に注意が必要です。
全区間走る冬は今年が最後になるので青春18きっぷの期間に乗りに行ってみてはいかがでしょう。
函館本線:函館~森(藤城・砂原支線経由)
運転区間:函館~森
運行距離:62.3 km
乗車時間:1時間54分
函館本線の函館~森駅間では支線と本線が8の字のようになっています。
全ての特急とほとんどの普通列車が新函館北斗・大沼公園経由となっていますが、一部普通列車で砂原支線経由で運行されています。
その中でも函館 5時49分発~森 7時43分着の列車は藤城・砂原支線経由で運行されいる貴重な列車です。
JR東日本
五能線:東能代~川部(秋田~青森)
運転区間:東能代~川部(弘前)
運行距離:147.2 ㎞
乗車時間:約4時間30分
五能線は奥羽本線の東能代~川部駅間を日本海に沿って走るローカル線です。
特に八森~鯵ヶ沢駅間では日本海に非常に近いところを走り千畳敷を始め、とても景色の良い区間を走ります。
この五能線には普通列車の他に週末を中心に秋田~青森駅間 247.6 kmを5時間超で結ぶ臨時快速「リゾートしらかみ号」が運行されています。この列車は指定席料金530円を払えば青春18きっぷでも乗ることができる「乗り得列車」の一つです。
※2022年12月23日より五能線は全線復旧、リゾートしらかみ号は12月24日から再開するとのことでしたので、青春18きっぷで復旧した五能線の旅に出てみてはいかがでしょうか。
只見線:会津若松~小出
運転区間:会津若松~小出
運行距離:135.2 ㎞
乗車時間:約4時間30分強
只見線は2011年7月の大雨での線路流出による一部不通区間の復旧が完了し、2022年10月1日、約11年ぶりに全線復旧した路線です。
復旧したとはいえ、全区間走破する列車は1日3往復と非常に少なく、列車によっては乗り継ぎが難しく前泊が必要なほどになりますので乗り通す際には時刻に注意が必要です。
上野東京ライン
運転区間:沼津~宇都宮、熱海~前橋
運行距離:235.7 ㎞、219.4 ㎞
乗車時間:4時間03分、3時間58分
上野東京ラインを経由して静岡県の沼津・熱海から栃木県の宇都宮駅、群馬県の前橋までを結ぶ関東で走る長距離普通列車です。
使用車両はE231系、E233系なのでどちらも2階建てグリーン車を連結しており、別途グリーン券を購入すれば青春18きっぷでも乗ることができますので、全区間乗り通す際にはグリーン車の利用がオススメです。
特に2023年3月18日のダイヤ改正で、熱海~前橋行きの列車の運転区間が見直され熱海~高崎へと区間縮小(9.8 ㎞減)されることが発表されましたので全区間乗車は早めにどうぞ!
中央本線・篠ノ井線
運転区間:高尾~長野
運行距離:245.0 ㎞
乗車時間:4時間44分
1日1本だけ東京の高尾駅から中央本線・篠ノ井線を経由して長野駅までを結ぶ長距離普通列車です。
途中には甲府盆地の景色、スイッチバックで有名な姨捨駅の停車、姨捨~稲荷山駅間の善光寺平の夜景を見ることができ、景色に富んだ中央本線・篠ノ井線の旅を楽しむことができます。
また、長野駅到着が18時53分なので帰りに新幹線を利用すれば日帰りでも乗りに行くことができる長距離列車です。
JR東海
飯田線
運転区間:上諏訪~豊橋
運行距離:213.7 ㎞
乗車時間:6時間54分
飯田線は愛知県の豊橋駅と長野県の辰野駅を結ぶ路線です。一部列車は中央本線に乗り入れ上諏訪駅・岡谷駅を始終着とする列車が設定されています。
その中でも一日1往復半設定されている上諏訪~豊橋駅間を結ぶ普通列車が長距離・長時間運行として知られていて、表定速度が約30 km/hととても遅いことが特徴です。
高尾駅6時15分の普通列車に乗れば、東京方面から18きっぷだけで日帰り鉄道旅をすることができる列車です。
JR西日本
北陸本線・湖西線・東海道線・赤穂線
運転区間:敦賀~播州赤穂(米原経由)
運行距離:275.5 ㎞
乗車時間:4時間06分
別途料金なしで乗れる関西のアーバンネットワークには欠かせない優等列車 新快速。
敦賀~姫路、米原~播州赤穂など長距離を結ぶ列車が多数運行されていますが、その中でも平日1本、土休日2本設定されている敦賀発播州赤穂行の新快速が長距離を走る列車です。
転換クロスシートを備え乗り心地良好な上、130 ㎞/hという高速で複々線走り抜ける様子はすさまじいものです。
山陰本線
運転区間:米子~益田
運行距離:191.5 ㎞
乗車時間:4時間31分
山陰本線を走る普通列車で米子発が2本/日、益田発1本/日設定されています。
その中でも米子14時40分発 益田 19時36分着の列車では途中の出雲市駅で約30分の長時間停車があります。
米子駅14時40分発だと12時46分の列車より長く鉄道旅ができそうですが、冬季だと出雲市駅以西ではどんどん日が暮れてしまい車窓はあまり楽しめなさそうですので乗るなら12時46分発の列車がよさそうです。
JR四国
予讃線
運転区間:高松~松山
運行距離:194.4 ㎞
乗車時間:5時間18分
四国を横断するように走る普通列車で、高松発松山行が3本/日、松山発高松行が2本/日の設定があります。
この中でも特に高松 12時13分発 の列車では途中の観音寺駅、伊予西条駅で約30分の長時間停車があり一番乗車時間の長い列車になります。
この列車は車内にトイレの設備がないので注意が必要です。トイレに行きたくなったら途中下車もしくは長時間停車中に行かないといけません。
JR九州
佐世保線・長崎本線・鹿児島本線
運転区間・時刻:早岐(5時33分発)~門司港(10時07分着)
運行距離:186.3 ㎞
乗車時間:4時間34分
1日1本だけ設定されている、長崎県の早岐駅から佐賀・鳥栖・博多・折尾・小倉・門司と九州の主要な駅に停車しながら福岡県の門司港駅までを結ぶ普通列車です。
JR九州で最長の普通列車ですが、始発駅である早岐駅の出発時間がかなり早いため乗車するにはなかなか難しそうです。
最後に
今回は2022-2023年冬 青春18きっぷで乗りに行きたい列車・長距離列車についてまとめてみました。
ほとんどがJR各社が運行する長距離普通列車となってしまいましたが、普通・快速列車にしか乗れない青春18きっぷだからこそこのような長距離列車に乗って鉄道旅を楽しみたいものです。
また、留萌本線の深川~留萌駅間は今年の冬が最後、上野東京ラインの熱海~前橋駅間の列車は2023年春には乗れなくなってしまいますので18きっぷを持って乗りに行ってみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。