みなさんこんにちは、tomotabitripです。
10月17日、JR各社より2025-2026年「冬」に運行予定の臨時列車【2025-2026年冬の臨時列車(2025年12月1日~2026年2月28日)】について発表がありました。
「初詣臨」や「初日の出臨」など定番の列車のほか、夜行特急「アルプス」が冬の臨時列車として初めて運行されたり、特急「水上」では大幅な変更などがありました。
今回は発表された臨時列車の中から個人的に気になる列車を紹介についてお届けします。
冬季は初めての運行 夜行特急「アルプス」

特急「アルプス」
- 運転日:12/26
- 時刻:新宿(23:58発)→白馬(5:50着)
途中停車駅:立川・八王子・松本・穂高・信濃大町 - 使用車両:E257系 9両(全車指定席)
春〜秋季の臨時列車として新宿〜白馬間を運行していた臨時夜行特急「アルプス」がついに冬季にも運行されます。1日のみの運行ですが白馬周辺のウインタースポーツの観光に向けた列車なのでしょう。
今冬は1日のみの運行なのでおそらくは需要「お試し」要素な意味合いでしょう。利用者が多ければ来年からは運行日が増えるかもしれませんね。
特急「アルプス」の乗車記は以下の記事をご覧ください。
宇都宮に停車する「はやて」を東京〜新青森間で運行

「はやて385号」
- 運転日:2/21
- 時刻:東京(11:28 発)→新青森(15:01 着)
途中停車駅:上野・大宮・宇都宮・仙台・古川・一ノ関・北上・盛岡・八戸・新青森 - 使用車両:E5系 10両(全車指定席)
「秋」の臨時列車に引き続き「冬」の臨時列車でも東京発の「はやて」が設定されました。
盛岡から八戸延伸に伴い最速達列車として設定された「はやて」ですが、現在ではその座を「はやぶさ」に譲り新青森〜新函館北斗駅間の区間列車として運行されています。2019年以降、東京駅を発着する定期列車での「はやて」は設定されていません。
元々「はやて」は大宮〜仙台駅間ノンストップでの運行が原則でしたが、「はやて385号」は途中宇都宮駅に停車するところも特徴です。
今冬も釧路湿原を走るSLが運行!「SL冬の湿原号」

快速「SL冬の湿原号」
- 運転日:1/17,18,22-25,29-31
2/1,5-8,11,13-15,20-23,26-28 - 時刻:釧路(11:05発)→標茶(12:35着)
標茶(14:00発)→釧路(15:42着)
途中停車駅:東釧路・釧路湿原・塘路・茅沼 - 使用車両:C11 171 + 5両編成(全車指定席)
釧路駅~標茶駅間を根室本線・釧網本線経由で走る観光列車「SL冬の湿原号」が今冬も運行されます。
最近では部品の一部が損傷しDE10での代走などもありましたが、今冬は無事運転される予定となりました。釧路湿原の白い雪原の中を煙を上げて走るSLの旅が楽しめます。
例年では3月まで運行される予定です。
「SL冬の湿原号」の乗車記は以下の記事をご覧ください。
キハ40形で運行!流氷観光列車「流氷物語号」

普通「流氷物語号」
- 運転日:1/31,2/1-28
- 時刻:1号:網走(9:50発)→ 知床斜里(10:41着)
2号:知床斜里(11:40発)→網走(12:44着)
3号:網走(13:04発)→知床斜里(13:55着)
4号:知床斜里(14:10発)→網走(15:14着)
途中停車駅:北浜・浜小清水 - 使用車両:「北海道の恵みシリーズ」車両で運転(一部指定席)
オホーツク海に面した釧網本線の網走駅~知床斜里駅間で流氷観光列車「流氷物語号」が運行されます。
途中の「オホーツク海に一番近い駅」として知られる北浜駅では10分程度の停車時間が設けられ、駅に設置してある展望台からオホーツク海の流氷の様子を見ることもできます。
JR北海道で数を減らしているキハ40形での運行というのもポイントです!
少し前の乗車記にはなりますが「流氷物語号」の様子は以下の記事をご覧ください。
流氷観光に向けた臨時列車「オホーツク81号・84号」が運転

特急「オホーツク81号・84号」
- 運転日:12/27-29,1/3,4,2,7,8,11,14,15,21-23,28
- 時刻:札幌(7:41 発)→ 網走(13:53 着)
網走(15:40 発)→札幌(21:36 着)
途中停車駅:岩見沢・滝川・深川・旭川・上川・白滝・丸瀬布・遠軽・生田原・留辺蘂・北見・美幌・女満別 - 使用車両:261系5000番台「ラベンダー編成」4両編成
2025年3月のダイヤ改正より旭川〜網走間を結ぶ特急「大雪」が特別快速へ格下げとなり、札幌・旭川〜網走間を結ぶ特急は「オホーツク」の2往復のみとなりました。
そのため冬季は流氷観光で賑わう網走に向けて札幌〜網走間に臨時特急「オホーツク81号、84号」が1往復設定されました。2015年まで運行されていた「流氷特急オホーツクの風」を彷彿とさせる列車ですね。
2025年ダイヤ改正直前の特急「大雪」の乗車記は以下の記事をご覧ください。
今冬の特急「水上」は大幅な使用車両も運行区間も変更!

特急「水上号」
- 運転日:新宿発:12/29-31、水上発:1/2、3
- 時刻:新宿(12:43 発)→水上(15:11 着)
水上(11:22 発)→新宿(13:34 着) - 使用車両:E257系 5両編成(全車指定席)
年末年始のみ運行されている特急「水上」ですが、前回は上野駅発着、E653系での運行でしたが、今冬では使用車両がE257系となり、新宿駅発着に変わります。
年末年始に2.5往復しか走らない列車ですが、渋川駅以北の上越線には定期の特急列車の運行がないので貴重な列車です。
この時期の水上駅周辺では積雪が見られることもあり、雪をかぶったE257系の姿を見ることができそうです。
E653系での特急「水上」の乗車記は以下の記事をご覧ください。
十日町雪まつりに向けた臨時列車が新宿・長野から運行

十日町で行われる「十日町雪まつり」への臨時列車が新宿・長野発着で運行されます。
特急「ほくほく十日町雪まつり」
- 運転日:2/21
- 時刻:新宿(7:51発)→十日町(11:26着)
十日町(16:26発)→新宿(20:24着) - 使用車両:E653系 7両編成(全車指定席)
- 途中停車駅:池袋・大宮・熊谷・高崎・越後湯沢
快速「十日町雪見おいこっと」
- 運転日:2/21、22
- 時刻:長野(9:15 発)→十日町(11:42 着)
十日町(13:05 発)→長野(16:02 着) - 使用車両:キハ110系(おいこっと編成)1両もしくは2両(全車指定席)
- 途中停車駅:飯山・戸狩野沢温泉・森宮野原
昨年に引き続き「ほくほく十日町雪まつり号」は新宿駅発着で設定されました。上越国境を越えて越後湯沢に停車したのち、六日町からは第三セクターの北越急行ほくほく線を走行します。
また、長野方面からはキハ110系の観光列車「おいこっと」を使用した臨時列車が運転されます。
新潟県を代表する雪の祭典「ほくほく十日町雪まつり」へ鉄道で訪れてみてはいかがでしょう。
JR各社からの公式発表はこちら
10/17にJR各社より発表された情報は以下の通り。今後も追加で走る臨時列車の情報が出次第追加していきたいと思います。
各リンクから各社の公式プレスに飛ぶことができます。
JR各社の臨時列車の発表はこちら
- JR北海道 - 特急列車の運転計画および冬の臨時列車のお知らせ ~12月から2月に運転する列車です〜(10/17発表)
- JR東日本 - 冬の臨時列車の運転について(10/17発表)
- 秋田支社 - 冬の臨時列車のお知らせ(10/17発表)
- 盛岡支社 - 冬の臨時列車のお知らせ(10/17発表)
- 東北本部 - 冬の臨時列車のお知らせ(10/17発表)
- 新潟支社 - 冬の臨時列車のお知らせ(10/17発表)
- JR東海 - “冬”の臨時列車のお知らせ(10/17発表)
- JR西日本 - 2025年【 冬 】の臨時列車の運転について(10/17発表)
- JR四国 - 冬の臨時列車運転のお知らせ(10/17発表)
- JR九州 - 2024年冬季(12月~2月)臨時列車運転計画とD&S 列車の運転日について(10/17発表)
最後に
今回、JR各社より発表された「2025-2026年冬の臨時列車」について、気になる列車をお届けしました。
昨年と同様に運行される列車のほか、特急「アルプス」のように冬季初運行の列車もありました。
その他も多数の臨時列車が運行予定ですので、冬に開催される各地のイベントへ鉄道を利用して旅に出てはいかがでしょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。